ユビキタスエコノミー&ソサイエティー1 -イノベーション・IT等による地域活性化日本ベンチャー学会イノベーション研究部会 代表世話人 兼 幹事 中原 新太郎 1 コンファレンス開始にあたり • 企画のきっかけ 2005年 「IT新改革戦略」 「第三期科学技術基本計画」 「ユビキタスプラットフォーム(総務省)」 への提言策定において 当初、技術面から検討したが、その過程で 「どんな社会を実現するか」「文化」「志の必要性」 の視点が必要であることを痛感した。 2 シリーズセミナー「CEATEC JAPANテーマ (デジタ ルコンバージェンス)」 第1回:2月24日(金)「1セグ放送について」 NHK総合企画室〔経営計画〕公共放送サービス 開発プロジェクト担当部長 山内 雄敦 氏 第2回:3月13日(月) 「経済産業省における 標準化への取組み(IEC100年)」 経済産業省 技術環境局 標準協力調整官 和泉 章 氏 第3回:4月28日(金) 「智業・企業協働の時代」 多摩大学情報社会学研究所所長、 国際大学GLOCOM代表 公文 俊平 氏 3 第4回:5月26日(金) 「ビジネスに生かすIT」 (協賛:IEEE EM-S Japan Chapter) 「ブログ道」著者 久米繊維工業社長 久米 信行 氏 第5回:6月23日(金) 「マーケティングとIT」 キャリアマム社長 堤 香苗 氏 第6回:7月28日(金) 「伝統・文化とIT」 関西ベンチャー学会副会長 今田 哲 氏 第7回:8月25日(金) 「IT化と社会制度」 ケイ・オプティコムチーフ・ストラテジー・オフィサー 元モバイル社会研究所 副所長 山川 隆 氏 第8回:9月22日(金) 「音楽産業とIT」 247music社長、SCE取締役、元ソニーミュージック エンタテインメント社長 丸山 茂雄 氏 4 7月14日(金): 「藤田憲一氏が語るITと私の関わり」 nci社長、「末期ガンになったIT社長からの手紙」著者藤田憲一氏 (共催:日本ベンチャー学会イノベーション研究部会 ) 5 1.大企業から見た強い中小企業の利点 ①スピード感 ②現場・市場との密着度 ③異質な組み合わせの活用 ④志をベースとした水平ネットワーク ①~③の例:樹研工業:微小樹脂歯車の製造(豊橋) 世界一の技術を有するも、それに安住せず、 主力をスウォッチ→デジカメ→自動車部品と次々に シフトし、経営危機を回避 先着順、学歴・国籍不問の採用 ITを活用した④の例:鹿児島建築市場 6 鹿児島建築市場紹介資料-1 出展:KANSAI@CANフォーラム05.06.16日経メディアラボ坪田知己所長講演資料より 7 鹿児島建築市場紹介資料-2 出展:KANSAI@CANフォーラム05.06.16日経メディアラボ坪田知己所長講演資料より 8 鹿児島建築市場紹介資料-3 出展:KANSAI@CANフォーラム05.06.16日経メディアラボ坪田知己所長講演資料より 9 2.産業集積とイノベーション • 伝統産業を中核としたイノベーションに注目 燕三条の金属加工→iPod 京都発ベンチャー 富山県総合デザインセンター • コーディネーター/プロデューサー/悉皆 • 産業集積の中核としての大学の役割 • 文化資産を活用した京都・奈良のチャレンジ 10 3.地域活性化とSOHO/NPO+ITの協働 • コミュニティーの中核としてのSOHO/NPO+IT はりまスマートスクールプロジェクト(ネットディ) • 地域を豊かにするNPO+IT 日本サスティナブル・コミュニティ・センター (無線LAN) 南房総IT推進協議会(地域イーサネット網・SNS運営) • ITにより起業・情報発信が容易に ユビキタス村・TV、佐渡お笑い島計画 • ITによるSOHO/NPO/コミュニティ支援 地域NPO法人活動へのアーカイブ提供とネットワーク化 (ベイ・コミュニケーションズ 、みあこネット ) • 女性が主役、今後はシニア層も流入 みたかシニアSOHO:地域ビジネスと協働 11 4. 地域活性化へのMOTの適用(1) • 単なる事例導入では駄目 同業他社の成功例を、そのまま使用しても成功しない。 企業文化により、導入方法を変える必要。 ましてや地域は文化と資源に応じた方法が必要。 • 複数の手法の組み合わせが肝要 大学誘致、TLOの設立、インキュベーション施設、 ITの活用、観光資源の再活性化、女性の活用の どれか一つだけで成功する程、甘くはない。 イノベーション:新発明<既存知識体系の新結合 例:京都:観光+デジタルアーカイブ、無線LAN 三鷹:ITインフラの上にSOHO、NPO 12 4. 地域活性化へのMOTの適用(2) • 「何をするか」よりも「何をしないか」が重要 新規事業成否の50%はテーマの選定による。 新商品・サービス+新規市のパラシュートは低確率。 • 絶え間ない革新、新規性の創出が肝要 仕組み・組織を作れば済むものではない。 常に意識付けすることが必要。 例:京都:夜間拝観→宿泊客の拡大 閑散期の集客 京都検定→集客の分散 テーマパーク:イベントの入れ替え 13 5.本日の式次第 11:00~11:10:オープニングリマークス:吉川 智教 氏 (早稲田大学アジア太平洋研究科教授 /日本ベンチャー学会理事イノベーション研究部会長) 11:10~11:30:基調講演:清成 忠男 氏 (法政大学学事顧問/前総長/名誉教授、日本ベンチャー学会前会長) 11:30~13:00:パネルディスカッション 清成 忠男 氏 福谷 正信 氏:立命館アジア太平洋大学 教授 大石 友子 氏:京都学園大学経営学部教授 森 勇治 氏 :静岡県立大学 経営情報学部経営情報学科 講師 /日本ベンチャー学会イノベーション研究部会幹事 モデレーター/司会:中原 新太郎 (情報通信ネットワーク産業協会 第二企画部長 /日本ベンチャー学会イノベーション研究部会代表世話人兼幹事) 主催:CEATEC JAPAN事務局、 日本ベンチャー学会イノベーション研究部会 協賛:IEEE EMS (Engineering Management Society) Japan Chapter 14
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