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地域活性化のポイント
- 2020年・30年を見越した
人「交」密度のまちづくり IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]
代表者 川北 秀人
http://blog.canpan.info/iihoe/
IIHOEって?

組織目的: 地球上のすべての生命にとって、
(1994年) 調和的で民主的な発展のために

社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援
隔月刊誌「NPOマネジメント」発行
 育成・支援のための講座・研修

 地域で活動する団体のマネジメント講座(年100件)
 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年60県市)

企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン
ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決
2020年の地球への行動計画立案

専従3名+客員1名、東京(新川)、約3500万円


みなさんのお話から
・水害時の助け合い:地域の力
・地域の伝統料理
・毎週2回:昼食、10時からお楽しみ会、今後は屋外でも
・500円中400円がお弁当代→資金集めで新聞回収
・集会場の集まりがきっかけ200円+米1合で一緒に食事
・公民館活動→地域全体へ:スポーツ大会、身近な講話
・自然学校:子どもを取り戻そう
・市の「地域福祉」担当:市内15区域を3人で分担
まちの力は、関係の密度がつくる!
人口密度より人「交」密度!
町(区域)でも街(建物の集まり)
でもなく、「まち」:人と人との関係
「衣食」「住」の次は、「医移職充」
衣食は外から持ち込み配布も可能
住の安心は、建物だけじゃない!
今後の医療は予防がさらに重要!
移動・職業・充実は、関係そのもの
分散が支えられず、孤立の急増
集落内
周辺・近隣
通院
買物
買物 移動
販売
病院・
介護
商業
施設
商店
補助
利用
公民館
集落外(中心部)
直営
行政
孤から共(協)へ、待・受から動・助へ
集落内
周辺・近隣
通院
買物
集落外(中心部)
病院・
介護
商業
施設
商店
運営
配達
往診・
&
ミニデイ
利用
移動 地域
指定管理
センター
販売
行政
発災直後から数か月後までに、地域に求められること?
発災直後(~数日)
数週間後まで
数か月後まで
救出・消火
泥出しなど片付け
再定住支援
道路・施設など
側溝清掃など
(仮設住宅入居支援)
インフラ応急措置
身近なインフラ復旧
(橋・道路・水道再開)
避難支援
避難所運営
安否・状況確認→必要に応じ専門家に
食事準備・片付け→重要な地域力!
物資管理・配布
健康管理
衛生管理(清掃)→重要な地域力!
アメニティ改善→女性・高齢者等の配慮
地域には(少数ながら)特別なニーズを持つ方たちも!
例:独居高齢者、介護サービス利用者(特に在宅)、
妊産婦、障碍者、アレルギー・難病患者、外国人
1,400
1,200
1,000
800
多数が一気に
集まるからこそ、
協力・連携する
→「班」の確立
+受援・活援!
避難所に求められる役割は 350,000
時間とともに変化する
300,000
「移(れ)る人」と
「残る(しかない)人」
→同時並行ゆえ、
さらに活援!
250,000
「残る人」の固定化
→専門家との
連携が不可欠
600
宮城県
避難所数
200,000
宮城県
避難者数
150,000
400
100,000
200
50,000
0
0
3/12 3/19 3/26
4/2
4/9
4/16 4/23 4/30
5/7
5/14 5/21
中津市も、これまで20年と、これから20年は違う
1990年
2000年
2010年
2020年
2030年
計(人)
86965 86175 84312 76253 69172
0~14歳
16817 13584 11841
15~64歳(A)
▲3%
A÷B
75歳~
9069
▲29%
7573
▲36%
55459 52657 50882 43188 38509
(生産人口)
65歳~(B)
高齢者率
▲18%
▲8%
▲24%
14659 18764 21471 23996 23090
16.9%
21.9%
25.5%
+46%
3.7人
2.8人 2.3人 1.8人 1.6人
8295 11400 12417 14242
+37%
31.5%
+9%
33.4%
+7%
+14%
2020年の中津市は?

高齢者率は?→31.5%(全国より5年早い) !


高齢者1人を支える生産人口は、わずか1.8人!
75歳以上は? →1.2万人(10年比 9%増)!
ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要?
 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 健康増進活動の可視化を急ぐ!


生産人口は?→15%減(00年比18%減) !


県税収入は?
既存インフラの補修コストは?

道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・
市債残高は?
 消費税は、いくら必要?

中津市の高齢者・後期高齢者のくらしは?
2000年 2005年 2010年 2015年
人口(人)
85617
84368
84312
79425
高齢者
18764
20322
21471
23216
8295
10037
11400
11957
後期高齢者
8.7%
11.8%
13.5%
15.1%
世帯数
31892
32866
34574
33451
3418
3770
4091
4464
高齢者単身
2020年
76253
23996
12417
16.3%
32555
4662
後期高齢者
1775
2163
2548
2720
309+1466 359+1804 411+2137 433+2288
単身
2850
662+2756 709+3061 860+3231 986+3478 1054+3608
後期単身率
高齢者夫婦
後期 夫婦
高齢世帯率
21.4%
2778
599
19.4%
21.6%
3271
940
21.4%
22.4%
3571
1246
22.2%
22.8%
3908
1400
25.0%
450+2400
23.0%
4087
1503
26.9%
協働から総働へ
中長期の視点で、
地域を耕す意欲としくみ
協
NPO 働
当事者
事業者
金融機関
専門家
行政
総
働
学校
公共サービスを担う (教員+生徒)
行政
意欲とスキル
NPO
まちづくりは、誰のため? 何のため?
あいさつできる関係づくりのため
子どもたちの世代が誇りを持って
暮らし、働くため
 20年で人口が半減した町で、小中学生が
農畜漁林業の生産・販売を体験し、町長
に提言する年50時間以上の町おこし授業
(北海道・浦幌町、「NPOマネジメント」第63号参照)
災害時などの安心のため
 障碍者・高齢者のための「避難支援」と
「避難所の課題確認」訓練(別府市)
元気な地域は、人数ではなく姿勢が違う
 自分が住み続ける地域の未来の
ために、本当に大切なことを
実現できるように、全力を尽くす。
出し惜しみしない
できないフリしない
あきらめない
「誰かがどうにかしてくれる」なんて
甘えない
自治会・町内会は、
行事を半減して、事業=福祉+経済を!
【現在】
親睦も安全も福祉も行事の連続。。
→地域の住民が気軽に付き合い、
日常生活に必要な情報交換や
安全確保などを行なうとともに、
地域生活をより快適にするため、
自主的・自発的に共同活動しな
がら、まちづくりを進める。
問題解決 (交通安全、防火・防災、
防犯・非行防止、資源回収)
生活充実 (福祉、青少年育成、
健康増進、祭礼・盆踊り、
運動会、文化祭など)
環境・設備維持 (清掃・整備、
集会所管理など)
広報・調整
【今後】
「小規模多機能」自治!
→行政機能の集約化を補い、
住民減少・高齢化などに伴い
必要性が高まる安全・安心の
確保のための「適地適作(策)」
型の地域づくりを進める。
共通の「基本機能」と
独自の「魅力づくり」
・最小限の安全・安心の維持
・文化・伝統の継承
・経済的な競争力の維持・向上
雲南市の地域自主組織のすごさ
・「公民館」から「地域交流センター」へ
 共益的な生涯学習から、公共サービスへ
・「小規模多機能」自治
 合併による「行政機能の集中・効率化」を補う
「適地適作(策)」型の地域づくり
 幼稚園放課後の預かり保育(海潮)
 閉店された農協跡で産直市&100円喫茶(中野)
 共通の「基本機能」と独自の「魅力づくり」
 最小限の安全・安心をどう維持するか?
 文化・伝統をどう残すか?
 経済的な循環・競争力をどう維持するか?
真地(まーじ)団地自治会(那覇市)
・1981年開設の市営住宅、400世帯
・車両部で買物支援
「移動も寄り道も生きがい」、今後は役所にも!
・2011年度に「地域福祉部」新設!
「第1次福祉計画」(11-13年度):
見守り、活性化、運行、資金造成
・見守り:同棟の支援者、新聞・宅配も協力
・木曜:「ふれあいデイサービス」(14-16時)
・金曜:「百金食堂」(100円昼食会)
・土曜:カラオケ!
「若い人」を巻き込むなら
「若い人」の都合も考える!
 早く決める、文句言わずまかせる
子どもの行事と連動する!
スポ少、おけいこ、PTAとの連携
料理好きな女性は活躍する!
伝統料理の勉強会は、
地域の先輩との交流機会!
適材適所で、人「交」密度を高めるために
←
動
く
力
=
×
意
思
体
力
×
「子ども」を通じた
地域との接点:
託児、
学童保育、
病児保育、
学習支援、
スポーツ、
文化・芸術、
伝統料理など
世代を
老人クラブ、
つないで 運動・文化サークル
災害に
備える: (地域ふれあい)サロン
自主防災 = 交流を通じた経済+
福祉+健康の拠点
組織、
要援護者
見守り、
避難所
配食、
運営訓練
移動支援
経
民生・児童委員
済
力 制度化された社会保障・福祉サービス:生活保護、
年金(障害・老齢)、障害者自立支援、介護保険、・・
30-40歳代
50-75歳
75歳~ 年齢→
みなさんのお話から
・子どもがたくさん参加するきっかけ・工夫?
→ 普段からの活動の参加者に、個別に呼びかけ
+ ケーブルテレビにも依頼(「映ってたよ!」)
・「年寄ばっかり。。」→50-64歳層は①絞り込み ②職場から
「輪番制」という方法も
・伝統料理:「来たい人はおいで」(強制しない)→「仲間に」
材料?:持ち寄り(前回終了時に次回分の分担相談)
水害時:「米1升持ってきて!」→8升集まって炊き出し!
・米も野菜も寄付・持ち寄り→自分たちで加工・調理!
・年24回のタレント調達(地域内で掘り起し)→共有できる!
マジック、津軽三味線、皿回し などなど
・ゲーム:点数で勝ち負けがはっきりすると楽しめる、道具共有も
・「健康」や「くらしのヒント」関連のテーマを、一緒に働きかける