応用統計学の内容 推測統計学(inferential statistics) 標本分布 統計推定 統計的検定 連続型の確率変数 (Continuous random variables) 定義 分布関数 正規分布 1.定義 連続型の確率変数: 長さ、重さ、面積などのように、数直線上 の連続するいかなる値もとることが可能で、 とりうる値は数え切れないほど点の密度が 高い無限個あるというような変数を連続型 の確率変数。 P(X=x)=0 確率密度関数 確率密度関数は微分を求める考え方と同 様で、Xがxからx+△xの微小な区間に入る 確率P(x≦X≦x+△x)を考える。この値は △xを小さくすると0へ収束してしまうので、 △xで割って△x→0とした極限をf(x) 、即ち f ( x) lim p( x X x x) / x x 0 確率密度 確率密度とは確率を求めるために 長さ△xに乗じるべき「密度」という意味で f(x)が大きいところには確率が濃くあるとい うことを示している 。 確率密度関数f(x)を使えば、xがaとbの間 に入る確率は p(a x b) b a f ( x)dx 密度関数の図 f(X): 密度関数 f(x) 面積 F(x) 1-F(x) μ x 母平均 実現値 X: 確率変数 2.分布関数 連続型の確率変数Xがx以下の値をとる確 率をXの累積分布関数という。 F ( x ) P( X x ) 確率密度関数と分布関数 確率密度関数f(x)は分布関数F(x)の導関 数、F(x)は密度関数f(x)の区間(-∞,x) での定積分 x F ( x) f (u)du P(a X b) F (b) F (a) 連続型確率変数の期待値と分散 xf ( x)dx ( x ) f ( x)dx 2 2 3.正規分布(Normal distribution) 正規分布の確率密度関数 f ( x) 1 (x ) exp( ) 2 2 2 eは自然対数の底,2.71828….; は円周率, 3.1416…; 2 :期待値 :標準偏差 正規分布の期待値と分散 E( X ) V (X ) 2 正規分布の図 f(X): 密度関数 x: 確率変数の値 f(x): 密度関数の値 F(x): 分布関数の値 f(x) 面積 F(x) 1-F(x) μ x 母平均 実現値 X: 確率変 正規分布の特徴 密度関数f(x)は平均 を中心に左右対 称の吊り鐘の形をしている 密度関数がX= の点で最大値をとる 正規分布グラフの形状が と で決まる 曲線とx軸に囲まれた面積は1であるので F ( x ) P ( X x ) 1 P( X x ) 正規分布の性質 X ~ N (, 2 )のとき、歪度=0; 尖度=3 X ~ N (, 2 ) のとき、 aX b ~ N (a b, a2 2 ) が互いに独立で、X ~ N (, )のとき となる。 X i の1次式は Y a x ~ N ( a , a ) 2 X1, X 2 ,..., X n i n i 1 n i i メディアン=モード= i 1 n i i i 1 2 i 2 i
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