勧誘電話は規制されるべきか

セールス電話は規制するべきか
アメリカでの規制法案
• 拒否リストに自分の電話番号を登録
• 連邦取引委員会が定期的にチェック
• リストに登録された番号へ電話をしたら罰金
しかし、裁判所の判断で法案可決せず
→業者に発言の自由を認める
規制の流れ
日本でも同様のリストを作成している
→今後、罰金を科すといった法整備が進む?
今回のテーマ
そうなった場合、業者はどうするのか
我々は静観しているだけでいいのか
日本のテレマーケティング
社団法人 日本テレマーケティング協会
業務を円滑に進めるための情報の交換や意思統一を行う
協会登録の企業数
外注専門
160社
インハウス 60社
→この形態は協会に登録しないことが多い
インハウス方式
自社の商材を販売する。
電話でアポを取り自社製品を自社セールスマンが
販売するという形式。
代理店方式
契約した会社の商材を販売し、サポートも行う。
ライセンス契約を結び、自社で代理店を教育し、
販売方法は代理店に任せる。
販売手段として電話によるセールスが主。
外注
企業製品を代理で電話を使ってセールスする。
一定数売り切るか契約期間終了まで続けられる。
サポートは行わない。
セールス電話による苦情
苦情の主だった理由
商品が話していた内容と違う
契約内容が話していた内容と違う
・・・etc
→契約や商品の説明を怠った(わざとしない)
悪質な業者によるものが大半
悪徳業者とそうでない業者
悪徳業者
不利な内容は話さずに販売する
販売方法そのものが悪質
まともな業者
商品説明は行う
責任の所在を明らかにする
これらは区別されるべきである
近年の状況
悪質業者が増えた
→セールス電話のイメージが低下
→セールスを主業務にしている企業の転換
テレビショッピングの注文受付
企業のお客様センター
・・・etc、受信業務が主となりつつある
なぜセールス電話が減らないか
• 人件費が安い
• 目立たない
これは、表だって販売できないようなものを売る為
• 名簿がある
名簿がある限り、新規参入も含め
悪質業者は減らない
今後、「よくわからない」製品は増える
→商品知識が必要となってくる
販売方式そのもの転換
→対面販売は減少していく
規制した場合
• 根本的解決にはならない
– 名簿がなくならない限り新規参入はある
– 法の目をかいくぐる業者がでてくる
• 結果として悪徳業者のみ生き残る
代替案
• 名簿をなくすよう努力する
顧客情報の一元化
• 新たな販売方法を確立する
見込み客→顧客→優良顧客というフローを
意識していく
• このまま静観する
• 国民の間で代替案を議論していくべき
• 規制せず、いまのままの状態が良い