岡村くんの 「右下図で色とM/LがタイトになったということはLBGとDRG に関係があるのですか?」という質問に対しての回答 2<z<3.5という範囲で見ているので、赤くなる原因は ・extinction ・old age ・high metalicity のいずれか。これは近傍銀河で見られる性質と同じ。 で、3つとも赤くなればなるほどM/Lは大きくなるので、色とM/L のタイトな関係はある意味妥当。 よりタイト また色とMの関係は軽い銀河が青く、重い銀河が赤い、という関係に なっているが、別に若くて大質量の銀河があっても良く、また年老いて いて軽い銀河があっても良いので、なぜ右上図のような関係があるの かの方が不思議。 なおcolorやmassのばらつきは個々の銀河を見ているので、ばらつきがあることは不自然 でない。 で、色-M関係を説明する方法として、たとえば銀河は小質量で生まれ、合体を繰り返して 徐々に大質量になったと考えると、若くて(青くて)軽い銀河→年老いて(赤い)重い銀河とい うことになるので、この色-M関係が説明できる。 よってこれらの図で見られる関係はLBGとDRGの関係を示すものではなく、銀河の階層的 な進化を示すものであると言える。またこのことからDRGはLBGに対してより成長した銀河 であると言える。
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