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レポートのスタイル
レポートの作成
• 基本構成
– 主題・目的
– 資料やデーターの紹介
– 資料やデーターの分析
– 命題の提示と論証
– 全体のまとめ
3大原則
1. 始終自分の言葉で語り,資料からの出典を
明らかにする
2. 論理的に語り、命題を明白にする
3. 書式は統一する
出典を明らかにする
• 自分自身の見解や発見と、他者の見解とを
はっきり区別する。
• 他者の見解であれば、その出所を明らかに
する。
• そのためには、正しい引用の仕方は重要で
ある。
引用
• 一字一句を正確に引用する場合は、「 」のなか
に囲むか(短い引用の場合)、あるいは前後を1
行空け引用の全体を字下げする。
• 引用は、あとで解釈するための引用と、自分自
身の解釈の裏付けとして、あるテキストを引用す
るという場合がある。引用には大切な4つの原
則ある。
–
–
–
–
ルール1
ルール2
ルール3
ルール4
引用自体に語らせてはならない
出典を明らかにする
正確に引用する
孫引きをしない
引用の書式
• 引用のうち短いもの(2行以下)は、「」を用い
て改行せずに続ける。
例:
ベルンバルトは、ある件曲法の種類が、「情緒を
揺り動かす良き効果を生み出す」1と述べている。
引用の書式
• 長い引用の場合(3行以上)は改行し、引用文の前
後に1行分、左側に3文字分の余白を空ける。
例:
マッテゾンは、その著書『音楽的愛国者』のなかで、次のように述べ
ている。
理性なき習慣というものは、しばしば、ある言葉にもともと
なかった悪意に満ちた意味をもたせるものである。……無
分別な偽善者や偽善的愚か者は、教会における情緒のこ
もった多声音楽を聴き、理解もしないくせにあざけって言う。
「劇場音楽のようだ」と。1
つまりマッチゾンは、劇的様式に影響をされた当時の教会音楽が、
必ずしも万人に・・・
文献表記の方法
1.
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3.
4.
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6.
レポートや論文の末尾には、必ず使用した文献の一覧を「参考
文献」として記す。
文献の表記は、文献の奥付(巻末にある著者、出版社、出版地
などを記した部分)を見て正確に行うこと。文献の一部をコピーす
る場合は、必ず奥付もコピーしておくと良い。洋書の場合、奥付
に相当する部分は、扉(書名、著者などを記したページ)の裏面
などにあることが多い。
参考文献は、著者名の五十音順、またはアルファベット順、もしく
は出版年の順に掲載する。
参考文献における筆頭の欧米人名のカナ表記は姓・名の順に記
し、姓と名の間は読点(、)で区切る。
参考文献表は、項目ごとに改行し、2行目以降を3文字分下げる。
インターネット上のウェブ文書を用いる場合は、その文書の著者、
公表機関、文書名に加え、URL(インターネットのアドレス、通常
“http://”で始まる)、および閲覧日を必ず記す
参考文献一覧(和書)の例
クラーク、グレイアム 「空間、時間、そして人類」、服部研二訳、
東京:法政大学出版局、1995年。(教養選書86)
斎藤道子「時間と支配-総説」、斎藤道子編著『時間と支配-
時間と空間の文明学』、東海大学出版会、2000年。
ザックス、ヴオルフガング『自動車への愛-二十世紀の願望の
歴史』、土合文夫・福本義意訳、東京:福原書店、1995年。
注における文献表記(和書)
• 注において和書を記す場合は、文献表記の方法で示
した書式の末尾に、該当頁を加える。
• ただし、カナ表記の欧米人名に関しては、その国の習
慣にしたがって名・姓の順に記し、その間は中グロ(・)
で区切る。
• 注においては、既出の文献を「同書」「同著」「前掲書」
などと書いて略記することができる(下記の例を参照)。
– 同書: 直前の文献の表記の全体を省略。
– 同著: 直前の文献の書名以下を省略。
– 前掲書:以前に出てきた同著者の文献。著者名は省略で
きない。
注における文献表記(和書)
1. 森村泰昌『美術の解剖学講義』、東京:筑摩書房、
2001年、25頁。
2. 同書、26頁。
3. ヨーバン・ヴオルフガング・フォン・ゲーテ『色彩論』、
木村直司訳、東京:筑摩書房、2001年、58頁。
4. 同著『ファウスト』、高橋義孝訳、改版、東京:新潮社、
1996年、56頁。
5. この間題に関しては武藤が以下の文献で論じている。
武藤浩史「『ドラキュラ』と声の世紀末」、『英語青年』
1999年1月号(No.144)、601頁。
6. 森村 前掲書、26頁。
論理的に語り、命題を明白にする
• 論理的というのは、言葉と言葉の意味がきちん
とかみ合いながら伝わっていることである。そし
て、全体の構成と言葉や文章が明晰であり、そ
して論証の道筋が論理的に展開されていること
である。
• 論理とは何か、非論理とは何かということを、こ
こで詳しく解説することはできない。諸君がこれ
まで学んで来た常識の範囲で考えれば良い。こ
こでは、いくつかのよくある非論理的なレポート
が作られる、典型的な過ちをあげておこう。
コンテキストへの依存
• 言葉の外にある共通認識は「コンテキスト」と
呼ばれる。共通した認識があれば、表面的な
論理が成立しなくても、通常の会話は誤解な
く成り立つ。しかし、学問的なアウトプットにお
いては、このような曖昧な表現は許されない。
コンテキストに関する認識の違いが、重大な
誤解を生む可能性があるからだ。
はぐらかし
• 自己の都合の悪いことをごまかして言い抜ける
ためによく使われる「はぐらかし」である。
• 国会答弁などを見ていると、頻繁にこのような会
話が続いていることに気がつくであろう。またお
店で「これ修理できますか」と言う客に対して
「ただいま、新モデルのキャンペーン中で、こちら
の方がお得ですよ」と言うのも、よくありそうな会
話だが、実はこれもはぐらかしの一種だ。
• こういったことはアカデミックなプレゼンテーショ
ンや論文においては、絶対に避けなければなら
ない。
すり替え
• もうひとつ避けなければならないのは、すり替えの手法で
ある。
• これには主に、言葉の意味のすり替え、属する集合の全
体と部分のすり替えがある。
• 言葉の意味のすり替えというのは、日常のなかでも非常に
頻繁に起きており、われわれは慣れっこになっている。し
かし、よく考えるとおかしいということがわかる。
• 全体と部分のすり替えに関しては、一部で見られる事実が
全体にも当てはまるというような非論理的な発言を聞くこと
が良くある。人間は、このような連想をよく行う。しかし、こ
うした連想は世の中の偏見や誤解の根源ともなっている。
• 学問においては、こういう非論理的な言葉の意味や、全体
と部分のすり替えを避けなければならない。
論旨の飛躍
• 文章の論理的流れが飛んでしまうことを、「論
旨の飛躍」と言う。われわれも日常会話のな
かでは平気で話を飛ばしてしまっている。しか
し、口頭発表のなかでこうした飛躍があれば
指摘されるべきだし、文章を書く場合もこうし
た飛躍を起こさないように首尾一貫した構成
を心がける必要がある。
メタファー(隠喩)に頼りすぎない
• 人間の脳はさまざまな概念を複層的に連想させて理解す
る。それゆえに、文学の世界においては、メタファー(隠
喩)、すなわち喩えの表現が多く用いられ、これが場合に
よっては人間の理解の促進にもつながっている。
• しかし、メタファーというのは実態ではない。例えば、「生命
は宇宙である」とか「音楽は鳴り響く建築である」のように、
メタファー(隠喩)を使って何かを語ることは悪いこととは言
わない。しかし、これが実証的に示される実態を表してい
るわけではないことは知っておく必要がある。
• メタファーが、論旨の飛躍やすり替えといった非論理的文
章構造を、気がつかないままつくり出してしまうことがしば
しば起こるからである。
悪文
• 複雑な文や入り組んだ文章構成は極力避ける
べきである。これはもちろん、口頭発表よりも文
章を書くときに当てはまるものである。
• 口頭発表の原稿を用意するときは、黙読される
レポートや論文の文章よりもさらに簡潔で明断な
文と論理構成に努めるべきである。
• レポートや論文の文章は、それよりもやや長い
文章や複雑な構成を使ってもある程度は許容さ
れる。しかし、通常3行以上に渡るような文章は、
読みにくい悪文になっている可能性があるので、
よく吟味しよう。
書式の統一
• 学問的な文章において、書式の統一は不可欠である。書
式の整っていない論文は、その信頼度に対する印象を著
しく損なうことになる。論文やレポートを作成する場合は、
書式に細心の注意を払わなければならない。
• 一番大切な原則をここに記しておく
–
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ルール1:誤字脱字がない(そのためには最終的に第三者に
読んでチェックしてもらうのが良い)
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ルール2:用字用語が統一されている
ルール3:参考文献や引用文献表記における書式が首尾一
貫している
書式の原則は、テキスト「アカデミック・スキルズ」の巻末
の書式の手引を見て、レポートを作成してください。