1 2006年度の経営にあたって 2005年度決算説明会 2 1.2005年度業績 2.2006年度見通しと戦略拡大製品 3.事業戦略 4.中期計画 3 1.2005年度実績 1. 2005年度業績 2.2006年度見通しと戦略拡大製品 3.事業戦略 4.中期計画 4 05年度の実績(連結) (百万円、%) 項目 04年度 実績 05年度 予想 05年度 前年度比 実績 売上高 55,951 60,000 60,877 109 101 営業利益 3,722 4,450 4,136 111 93 経常利益 2,758 3,600 3,431 124 95 純利益 1,207 1,800 1,628 135 90 予想比 5 05年度の実績(単独) (百万円、%) 項目 04年度 実績 05年度 予想 05年度 前年度比 予想比 実績 売上高 50,602 54,500 55,399 110 102 営業利益 2,970 3,650 3,242 109 89 経常利益 2,000 2,700 2,415 121 89 純利益 1,108 1,650 1,558 141 94 1株配当 (円) 8.0 8.0 8.0 ― 6 事業セグメント別概況 売上高 608億7千7百万円(前年度比9%増) 電池・電気機器部門 399億5千3百万円(前年度比12%増) 車両用電池 204億7千1百万円(前年度比11%増) ■自動車用電池:増加 新規顧客開拓・厳冬による需要増、自動車生産好調、 原材料価格高騰による値上げ ■電動車用電池:大幅増 フォークリフト生産台数増加等需要好調 7 事業セグメント別概況 売上高 608億7千7百万円(前年度比9%増) 電池・電気機器部門 399億5千3百万円(前年度比12%増) 産業用電池・電気機器 194億8千1百万円(前年度比14%増) ■産業用電池・小形電池:大幅増 情報通信業界設備投資の活況 ■電源システム機器:大幅増 情報通信業界の需要増・新規顧客開拓 ■ゴルフカート:大幅減 需要減少と競争激化 8 事業セグメント別概況 売上高 608億7千7百万円(前年度比9%増) 合成樹脂部門 209億2千4百万円(前年度比3%増) 成形品 142億2千2百万円(前年度比7%増) ■成形品:増加 高強度樹脂ギヤ・IPMなど戦略製品が自動車生産好調により増加 ■シート:横這い 電子材料 67億2百万円(前年度比6%減) ■積層品:減少 デジタル家電の在庫調整による需要減少 ■シールド板:横這い 前半不振だったが、後半需要回復 9 05年度の経営成績 営業利益 41億3千6百万円(前年度比11%増) 電池・電気機器部門 : 23億5百万円(前年度比8%増) ・売上げ増加 ・合理化・原価低減 ・価格改定 → 但し、原材料価格の高騰により収益は悪化 合成樹脂部門 : 18億1千1百万円(前年度比15%増) ・成形品売上増 ・合理化・原価低減 10 原材料価格の動向 ■鉛/銅 ■原油/ナフサ 鉛LME 1,400 $/t 銅建値 1,000 ¥/kg ドバイ原油 70 $/BL 鉛LME 900 銅建値 1,200 60 国産ナフサ 50,000 ¥/KL ドバイ原油 国産ナフサ 40,000 800 1,000 50 700 40 800 30,000 国産ナフサ 600 30 600 鉛LME 20,000 500 400 400 20 ドバイ原油 10,000 06 9 /1 5 05 9 /1 5 04 9 /1 5 03 9 /1 200 5 02 /1 - 300 10 - 99/1-3 7-9 00/1-3 7-9 01/1-3 7-9 02/1-3 7-9 03/1-3 7-9 04/1-3 7-9 05/1-3 7-9 06/1-3 銅建値 200 11 1.2005年度業績 2.2006年度見通しと戦略拡大製品 3.事業戦略 4.中期計画 12 1.2005年度業績 2. 2006年度見通しと戦略拡大製品 2.2006年度見通しと戦略拡大製品 3.事業戦略 4.中期計画 13 06年度の予想(連結) (百万円、%) 06年度 前年度比 予想 項目 04年度 実績 05年度 実績 前年度比 売上高 55,951 60,877 109 64,000 105 営業利益 3,722 4,136 111 4,700 114 経常利益 2,758 3,431 124 3,800 111 純利益 1,207 1,628 135 1,900 117 14 06年度の予想(単独) (百万円、%) 06年度 前年度比 予想 項目 04年度 実績 05年度 実績 前年度比 売上高 50,602 55,399 110 61,000 110 営業利益 2,970 3,242 109 3,700 114 経常利益 2,000 2,415 121 2,700 112 純利益 1,108 1,558 141 1,700 109 1株配当 (円) 8.0 8.0 ― 8.0 ― 15 06年度の予想の背景 グローバル経済 ・欧米は概ね堅調に推移 ・中国も為替リスクはあるが、好調持続 日本経済 ・企業の設備投資、個人消費ともに底固い 原材料市況 ・価格高騰のリスク継続し、収益への圧迫を懸念 16 06年度の予想の背景 電池・電気機器部門 ■自動車用電池:補修用は横這い、 新車用は自動車生産が引き続き高水準 ■電動車電池:フォークリフト需要は引き続き堅調 ■産業用電池:通信関係設備投資は堅調続く ■電源機器:通信関係設備投資は堅調続く ■ゴルフカート:引き続き需要は低水準 17 06年度の予想の背景 合成樹脂部門 ■成形品:環境対応(ハイブリッド)車生産は引き続き高水準 戦略製品搭載車種も堅調 ■シート品:リサイクル対応製品のニーズ拡大 ■電子材料:上期は昨年後半からの需要回復が続く 下期は不透明 18 戦略拡大製品-新ラインアップ 電池・電気機器部門 合成樹脂部門 ・CYBOX ・高強度樹脂ギヤ ・Sefla ・IPM 19 戦略拡大製品-新ラインアップ 世界初の状態検知機能で 突然のバッテリートラブルを防止 AIバッテリー 《 CYBOX 》 AI : Artificial Intelligence 電子音アラーム 電池状態表示部分 内蔵電子回路ユニット LED表示 毎始動時の電流特性をメモリーに記録、変動を 自己解析し寿命・異常を電子音でアラームする 06/7から小形サイズをラインアップに加え全10品種を展開 06年度は売上3億円を見込む 20 戦略拡大製品-新ラインアップ セフラ Seflaシステム(電力貯蔵システム) Sefla : Saving the Earth Future Load leveling Accumulatuor ・産省新エネ普及目標設定 (2010年 太陽光:482万kW/風力:300万kW) + 電源装置 ・新エネ発電変動抑制対策 →蓄電池設置の助成制度創設 電力貯蔵電池 長寿命LL電池による 大規模蓄電池システムの事業化促進 電気設備学会施設奨励賞受賞決定 06年3月 新エネ、電力貯蔵用途への適用 売上計画: 06年度 2億円 「新聞印刷工場の電源システムの信頼性 向上と効率的なエネルギー利用」 の受賞社6社のうち、当社は「電力貯蔵シ ステム製作」で受賞 09年度 18億円 21 戦略拡大製品-新ラインアップ 高強度樹脂ギヤ(バランスシャフトギヤ) ・ギヤの噛み合い音が低減でき るため、自動車の静粛性が向上 ・トヨタ殿直列4気筒に採用され、 中国進出が決定し、一層の売 上拡大 売上計画: 06年度 27億円 22 戦略拡大製品-新ラインアップ IPMハウジング(インサート成形品) IPM Housing :Inserted moldings Intelligent Power Module ・トヨタ殿ハイブリッド車 に採用され、海外進出さ れており、一層の売上拡 大 ・ハイブリッド車の需要 が拡大しており採用に向 け試作評価実施中 売上計画: 06年度 20億円 23 事業体制 二事業本部制継続 電池機器事業本部・樹脂事業本部の二事業本部体制 生産技術体制強化 技術開発本部生産技術センタを生産技術本部として独立 品質保証体制強化 CSR本部品質保証センタを品質保証本部として独立 法務・IR部門をCSR部門と統合 CSR・コーポレート本部設置 24 1.2005年度業績 2.2006年度見通しと戦略拡大製品 3.事業戦略 4.中期計画 25 1.2005年度業績 2.2006年度見通しと戦略拡大製品 3. 事業戦略 4.中期計画 26 カーエレクトロニクスを支える 「匠の技術」 エンジンルーム 電動パワステ インテークマニホールド 制御技術 ウォーターアウトレット ATセンサ ABS 加速度センサ エンジン コントロール IPM 電動ブレーキ バランス シャフトギヤ 自動車用 バッテリー エアロパーツ 自動車用内装品 安全性向上 車間センサ ディスチャージランプ 空気圧センサ 高機能ナビ、ETC 27 事業戦略【蓄電池】 自動車用 ・国 内:成熟製品だが今後も安定した需要が見込める ・世界市場:BRICSなどは今後成長 → ISS対応など環境対応車用新電池の開発 → 国内外企業とのアライアンス 電動車用 ・エンジン式からバッテリー式フォークリフトへ市場変化 ・アジア市場の拡大 → 需要増に対応した能力増強 産業用 ・通信業界中心に安定した需要 → LL電池の拡販 →産業用リチウムイオン電池の用途開拓 28 事業戦略【電気機器・樹脂】 ゴルフカート ・国内市場の伸びは期待できない ・アジア市場は成長 → 海外戦略の強化 樹脂製品 ・配線板技術をベースにした複合成形品分野が拡大 → 高強度樹脂ギヤ・複合電装成形品の世界トップメーカー を目指す → 車載用基板の開発 29 中国事業展開 2003年5月 中国・東莞に蓄電池の生産拠点【日立蓄電池(東莞)】設立 2004年3月 【日立蓄電池(東莞)】の本格生産開始 2007年1月 【日立蓄電池(東莞)】で樹脂自動車部品の生産開始 電池事業の 06年度黒字化 樹脂自動車部品事業の立ち上げ 30 海外事業展開 海外売上高10%達成へ( 09年度) 中国市場での自動車用電池の拡大 中国市場での樹脂自動車部品事業の立上げ 新事業戦略の検討 ・鉛電池事業(インド・ロシア) ・自動車用成形品・シート事業(インド・タイ) ゴルフカート(タイへの技術供与・アジア市場の拡大) 31 戦略開発テーマ-新ラインアップ 電池・電気機器部門 ・ バッテリー状態検知システム 合成樹脂部門 ・高耐熱複合電装成形品 IPM ・ISS対応電池 ・次期高強度樹脂ギヤ ・高入出力捲回型シール鉛電池 ・太陽光・風力発電システム用 LL(ロングライフ)電池 ・高輝度シート ・次世代車載用基板 32 リチウムイオン電池事業 日立ビークルエナジー㈱の概況 ●所在地:茨城県ひたちなか市 ●資本金:15億円 ●従業員数:約100名 ●株主:新神戸電機 43.7% 日立製作所 36.6% 日立マクセル 19.7% ●売上高: 04年度 約2億円 05年度 約8億円 ●生産能力:4万セル/月 (400台/月) 33 成果と見通し これまでの成果 E 〔乗 用 車〕 日産ハイパーミニ(限定販売車 / 00年) V 〔乗 用 車〕 日産ティーノ(限定販売車 / 00年) 日産アルトラ(限定販売車 / 02年) 〔 ト ラ ッ ク 〕 複数トラックメーカー( 06年) 〔バ ス 〕 バスメーカー( 06年) ハイブリッド ヤマハパッソル( 02年) 電動スクータ 今後のハイブリッド車市場の見通し (千台) 3,500 3,000 2,493 2,500 2,000 1,500 1,000 1,087 500 200 03 04 05 06 07 08 09 10 (年) (出所)みずほコーポレート銀行産業調査部 34 中期経営方針( 04年度から 06年度) 基本ステートメント 集中と選択 増収増益体質の確立 基本行動指針 1. 新事業・新(戦略)製品の創造 2. 海外市場の拡大 3. 生産性の向上・低収益製品対策 4. 松下電池工業との協業の成果 5. 日立蓄電池(東莞)の黒字化 6. CSRの履行・内部統制システムの確立 35 中期経営方針の数値目標 (百万円、%、人) 項目 04年度 実績 05年度 実績 06年度 目標 売 上 高 55,951 60,877 64,000 海外比率 1.3 2.2 3.0 営業利益 3,722 4,136 4,700 売上高 営業利益率 総資本 経常利益率 6.7 6.8 7.3 6.6 7.8 8.4 設備投資額 2,619 2,976 3,400 人 員 1,677 1,791 1,850 36 37
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