東証IRフェスタ2015 三井住友フィナンシャルグループの概要と戦略 2015年3月 株式会社 三井住友フィナンシャルグループ 本日のアジェンダ Ⅰ. 概要と強み Ⅱ. 業績の概況 Ⅲ. 事業戦略 Ⅳ. 持続的な成長に向けて ご参考 1 Ⅰ. 概要と強み Ⅰ. 概要と強み 1. 会社概要* 商号 株式会社三井住友フィナンシャルグループ 本社 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 03-3282-8111(代表) 取締役会長 奥 正之 取締役社長 宮田 孝一 上場取引所 東証一部、名証一部、ニューヨーク 証券コード (東証) 8316 総資産 171兆 9,036億円 純資産 9兆 6,672億円 貸出金 70兆 5,606億円 預金 (含、譲渡性預金) 発行済株式数 109兆 7,412億円 1,414,055,625株 * 2014年9月末時点 3 Ⅰ. 概要と強み 2. 沿革 (1895年創業) (1876年創立) (1936年設立) (1940年設立) 住友銀行 三井銀行 神戸銀行 太陽銀行 (1973年合併) 太陽神戸銀行 (1990年合併) 太陽神戸三井銀行 さくら銀行 (1992年商号変更) (SMBC:2001年 4月合併) SMFG/SMBC (SMFG:2002年12月設立) 主な連結子会社化・事業取得 日興コーディアル証券(2009年10月) セディナ(2010年5月) プロミス(2011年12月) RBS Aviation Capital(2012年6月) ソシエテジェネラル信託銀行(2013年10月) シティバンク銀行のリテールバンク事業(2015年10月予定*) * 関係当局からの許認可等を前提に、2015年10月取得予定 4 Ⅰ. 概要と強み 3. グループ概要 銀行業務を中心に、リース業務、証券業務、コンシューマーファイナンス業務、 システム開発・情報処理業務などのさまざまな金融サービスにかかわる事業を行っています 銀行 リース 証券 コンシューマー ファイナンス、 クレジットカード システム開発・ 情報処理等 5 Ⅰ. 概要と強み 4. ネットワーク 国内拠点*1 海外拠点*2 三井住友銀行 :505拠点 三井住友銀行 SMBC日興証券 :123拠点 SMBC日興証券 : 三井住友銀行 中部 1 2 30 16 東北 近畿 215 27 1 6 欧州・中東・アフリカ 19 2 4 関東 241 四国 九州・沖縄 / SMBC日興証券 北海道 5 7ヶ国・地域 69拠点 9拠点 国内外に広範なネットワークを構築 <拠点数> 中国 :38ヶ国・地域 / 9 3 アジア・オセアニア 米州 37 5 13 2 55 4 9 *1 本支店のみ。SMBC:2014年6月30日現在。SMBC日興証券:2015年2月17日現在 *2 SMBC:2014年12月31日現在、SMBCの海外拠点の他に、銀行業務を行う主要な現地法人及びその拠点等を含む(但し、閉鎖予定の拠 点は除く)。SMBC日興証券:2015年2月17日現在 6 Ⅰ. 概要と強み 5. 市場シェア 国内預貸金市場におけるSMBCのシェア* 国内貸出 国内預金 貸出残高 シェア 預金残高 シェア 1 三菱東京UFJ 57.6 兆円 13.0% 1 三菱東京UFJ 103.1 兆円 15.8% 2 みずほ 52.4 兆円 11.8% 2 みずほ 75.5 兆円 11.6% 3 SMBC 48.5 兆円 10.9% 3 SMBC 74.7 兆円 11.5% 4 りそな 27.1 兆円 6.1% 4 りそな 35.6 兆円 5.5% 5 三井住友信託 21.4 兆円 4.8% 5 三井住友信託 22.0 兆円 3.4% * 2014年9月末時点 7 Ⅰ. 概要と強み 6. 時価総額* 順位 会社名 時価総額 予想配当利回り 1 トヨタ自動車 275,593 億円 2.6 % 2 三菱UFJフィナンシャルグループ 110,191 億円 2.3 % 3 NTTドコモ 92,734 億円 3.0 % 4 ソフトバンク 88,453 億円 0.5 % 5 日本電信電話 84,343 億円 2.4 % 6 日本たばこ産業 75,440 億円 3.1 % 7 KDDI 74,358 億円 2.0 % 8 本田技研工業 71,542 億円 2.2 % 9 三井住友フィナンシャルグループ 67,302 億円 2.8 % 10 日産自動車 57,142 億円 2.7 % 11 ファナック 54,955 億円 1.3 % 12 みずほフィナンシャルグループ 53,961 億円 3.2 % 13 キヤノン 51,870 億円 3.9 % 14 デンソー 49,667 億円 1.8 % 15 ファーストリテイリング 49,144 億円 0.8 % * 2015年2月末時点。出所:Bloomberg 8 Ⅰ. 概要と強み 7. 収益性・効率性 連結経費率の国内外主要行比較*4 ROEの国内外主要行比較*1 (%) (%) 高いROE 16 90 14 13.5 12 低い経費率 100 87 80 13.0 70 10.7 10 72 60 9.9 60 8 50 7.7 6 7.3 62 65 67 74 68 55 40 6.4 30 5.1 4 20 2.7 2 10 0 0 *2 SM FG み ず ほ FG M U FG JP モ ル ガ ン H S BN BC Pパ シ リ テ ィグ バ ル ー バ プ ー ク レ イ ドイ ズ ツ 銀 行 *3 H シ SB テ ィグ C ル ー バ プ ー ク レ イ ドイ ズ ツ 銀 行 SM FG JP モ ル ガ ン M U FG み ず ほ BN FG Pパ リ バ *2 *1 各社公表データに基づく。SMFG、MUFG、みずほFGは2014年4-12月実績、その他は2014年1-12月実績 *2 ROTCE: Return on tangible common equity *3 特別項目を除く *4 各社公表データに基づき、営業経費をトップライン収益 (保険契約に基づく保険金及び給付金純額を除く)で除したもの。 SMFG、MUFG、みずほFGは2014年4-12月実績、その他は2014年1-12月実績 9 Ⅱ. 業績の概況 Ⅱ. 業績の概況 1. 貸出金残高 海外地域別貸出金残高*2, 3 貸出金残高の推移(SMBC単体) (兆円、末残) 70 海外 海外貸出の成長 国内貸出の安定的な増加 欧州 国内 アジア 5.0兆円 7.8兆円 65.8 63.4 61.7 6.5兆円 59.8 60 米州 56.4 15.2 (14/9月末) 17.3 12.2 9.2 国内顧客セグメント別貸出金残高(SMBC単体)*2 50 個人 大企業*4 14.6兆円 40 13.6兆円 47.2 47.6 48.2 48.5 16.3兆円 中堅・中小企業*5 30 *1 01/3 06/3 07/3 08/3 09/3 10/3 11/3 12/3 13/3 14/3 14/9 *1 01/3月末は、旧さくら銀行・旧住友銀行の合算 *2 内部管理ベース *3 SMBC、欧州三井住友銀行、三井住友銀行(中国)の合算。拠点ベース *4 GCB本部 *5 CB本部、エリア企業本部の合算 (14/9月末) 11 Ⅱ. 業績の概況 2.不良債権残高・比率、与信関係費用 不良債権残高・比率(SMFG連結) 与信関係費用(SMFG連結) 資産の健全化に伴い、与信関係費用が減少 不良債権残高(左軸) (兆円) 不良債権比率(右軸) 10 (兆円) 12% 与信関係費用 うち上期 2.0 1.7 8 9.6% 10% 1.5 8% 6 6.6 6% 1.0 4 4% 通期目標 0.5 2 1.6% 2% 600億円 1.3 0 0% * 02/3 03/3 0.0 △888億円 12/3 13/3 14/3 14/9 △ 0.5 01 * 02 11 12 13 14 (年度) (年度) * SMBC連結 12 Ⅱ. 業績の概況 3. 当期純利益 当期純利益(SMFG連結) 着実な利益成長を実現 過去最高益を達成 (億円) 8,354 7,500 5,000 2,500 0 ▲ 2,500 ▲ 5,000 08年度 09年度 10年度 11年度 12年度 13年度 13 Ⅱ. 業績の概況 4. 資本の状況 普通株式等Tier1比率 (完全実施基準* (試算値)) 14% 健全な資本水準を確保 普通株式等Tier1比率 12% : 11.5% 完全実施基準*(試算値) 10% 2019年3月末所要水準 : 8.0% 8% グローバルなシステム上重要な金融機関(G-SIFIs)への 追加的資本賦課を含む 6% 4% 2% 0% 14/12 14/12月末 * 2019年3月末に適用される定義に基づく 14 Ⅱ. 業績の概況 5. 株主還元 1株当たり配当の推移 1株当たり配当の安定的な引き上げに努めることを基本方針とする 14/11月に年間配当予想を 120円から130円に増額 (円) 記念配当 普通配当 10 100 130 120 110 100 100 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度予想 30.0% 26.8% 21.3% 20.3% 26.2% 配当利回*2 3.2% 2.7% 2.8% 60 0 配当性向*1 *1 普通株連結配当性向 *2 12年度、13年度は期末株価ベース。14年度は2015年2月末株価、配当予想ベース 15 Ⅲ. 事業戦略 Ⅲ. 事業戦略 1. 10年後を展望したビジョンと3ヵ年の経営目標 10年後を展望したビジョン 最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、 お客さまと共に成長するグローバル金融グループ 「アジア・セントリック」の実現 「国内トップの収益基盤」の実現 「真のグローバル化」と「ビジネスモデルの絶えざる進化」の実現 3ヵ年の経営目標 1 内外主要事業におけるお客さま起点でのビジネスモデル改革 2 アジア・セントリックの実現に向けたプラットフォームの構築と成長の捕捉 3 健全性・収益性を維持しつつ、トップライン収益の持続的成長を実現 4 次世代の成長を支える経営インフラの高度化 17 Ⅲ. 事業戦略 2. 中期経営計画の財務目標の進捗 目標達成に向けた着実な進捗 成長性 収益性 健全性 13年度 14年度 4-12月 16年度目標 連結粗利益成長率 - +2.6%*1 +15%程度*2 連結ROE 13.8% 13.5%*1 10%程度 連結当期純利益 RORA 1.4% 1.4%*1 1%程度 連結経費率 54.2% 54.9% 50%台半ば 普通株式等Tier1比率*3 10.3% 11.5% 10%程度 *1 年率換算 *2 2016年度の連結粗利益の2013年度比成長率 *3 バーゼルⅢ規制完全実施時の定義での算出(2019年3月末に適用される定義に基づく) 18 Ⅲ. 事業戦略 3. リテールビジネス ∼ サービス向上 お客さま満足度No.1受賞 J.D. パワー アジア・パシフィックによる 日本投資サービス顧客満足度調査で、 3年連続お客さま満足度No.1受賞 営業店窓口におけるお客さまへのサービス向上 大手行では初めてとなる新規口座開設時の キャッシュカードの即時発行を開始 新型銀行窓口端末「SMBCステーション」を開発 SMBCの国内本支店約460店に約3,700台導入予定 休日営業店舗の拡大 従来の休日・平日時間外営業店舗74ヵ店に加え、 2014年4月より、休日営業店舗を26ヵ店追加し、 全国100ヵ店にて休日営業を実施 *出典:J.D. パワー アジア・パシフィック 2014年 日本投資サービス顧客満足度調査SM。 全国系銀行で投資サービスを利用している顧客2,715名から回答を得た結果。 japan.jdpower.com 19 Ⅲ. 事業戦略 3. リテールビジネス ∼ 銀証連携 銀証リテール一体化ビジネスモデル 14/7月より銀証リテール一体化ビジネスを全店展開(SMBC:548拠点、SMBC日興証券:123拠点)* 各々の得意分野を活かし、お客さまのライフステージやニーズに合わせたトータル金融サポートを実施 ライフステージと代表的な金融ニーズ例 20代 就職 30代 結婚 40代 50代 住宅購入 60代 退職 70代∼ 年金受給 お子さまの成長 資産形成ニーズ 資産承継ニーズ 積極運用ニーズ 住宅ローンニーズ 連携 * SMBCの本支店(被振込専用支店等を除く)およびエリア、SMBC日興証券の本支店で実施 20 Ⅲ. 事業戦略 3. リテールビジネス ∼ シティバンク銀行のリテールバンク事業取得 SMBC信託銀行が目指す銀行像 ソシエテジェネラル信託銀行を前身とするSMBC信託銀行は、 他の邦銀と異なる、独自性の高い銀行へ SMBCとのシステムインフラ共有化等によるコスト削減を通じ、 収益力を強化し、SMFGグループの中核信託銀行へ 事業取得の狙い 顧客基盤の拡充 外貨調達基盤の確保 サービス提供力の向上 プライベートバンキング 承継する商品・サービスの継続提供 資産 運用 資産 継承 資産 購入 自社株式 金融資産 不動産 資産 管理 資産 売却 シティとの連携を通じたグローバルなサービス拡充 SMFGグループ各社との連携強化 21 Ⅲ. 事業戦略 3. リテールビジネス ∼ SMBCコンシューマーファイナンス 金融事業 保証事業 主に一般消費者に対して 無担保・無保証による小口資金 の直接融資(消費者金融事業) を展開 三井住友銀行ほか地域金融 機関等が提供している、 個人向け無担保ローン商品 の保証業務を展開 営業貸付金残高 (億円) 9,000 SMBCCF単体 消費者金融事業を 香港・タイ・中国にて展開 保証残高 モビット 1,867 8,000 海外事業 7,000 営業貸付金残高(海外)* (億円) (億円) 9,000 8,264 8,000 586 600 400 7,000 7,118 6,000 5,0000 200 6,000 5,0000 13/3 9 14/3 9 2014年3月、 モビットを完全子会社化 0 13/3 9 14/3 9 13/3 9 14/3 9 提携先数 189社 (2014年12月末時点) SMBCCF店舗にSMBCとの 共同ローン契約機を設置 (2014年12月末803台) 香港における20年以上の 実績を強みとし、 中国本土等に事業を展開 * 現地通貨を円換算 (1992年、プロミス香港開業) 22 Ⅲ. 事業戦略 4. ホールセールビジネス ∼ 成長分野への取組み わが国の成長産業・成長企業を金融面からサポートし、日本経済の発展と成長に貢献することを 目指し、「日本成長戦略CFT」を設置。「成長分野に強いSMBC/SMFG」を実現 農業 ヘルスケア 「SMBCアグリファンド」の農業法人投資育成計画 につき、承認を取得。民間ファンドとして、初めて、 農業生産法人向け出資が可能に ヘルスケアREITの新規上場承認を取得 iPS細胞の実用化を目指す再生医療ベンチャー に出資 「SMBC6次産業化ファンド」が、農業の加工・販売 への垂直統合を進める6次産業化案件へ投資 <投資先> (兆円) 多段式噴霧水耕栽培 <市場規模予想*> パッキング作業 200 (兆円) <市場規模予想*> 30 200 16 100 20 100 0 0 現在 2020年 現在 2020年 * 出所:「日本再興戦略」 23 Ⅲ. 事業戦略 4. ホールセールビジネス ∼ 貸出金の強化 貸出金増強の取組み クロスボーダーM&Aや事業再編等に伴うMBO・LBO支援、事業承継、再生支援等の ソリューション提供力を活かした貸出に注力 日銀の貸出支援基金も活用しつつ、設備投資や成長産業支援、顧客基盤拡充に繋がる貸出を増強 案件の初期段階から、フロント、審査セクション、その他本店各部で融資戦略会議を開催 ビジネスセレクトローンの対象先拡大 評価型融資への取組み(SMBC単体) 2008年10月取り扱い開始 商品ラインナップを拡充し、取組額累計は2014年3月末に1兆円を突破 (兆円) 取組額累計 1.0 0.5 0.0 09/3 10/3 11/3 12/3 13/3 14/3 14/6 14/9 24 Ⅲ. 事業戦略 4. ホールセールビジネス ∼ 大企業ビジネス 独自のG-CIBモデル(大企業ビジネス) 銀証・内外のシームレスな運営や、グローバルなセクター知見を組み合せたソリューションを提供 大企業のお客さま ソリューションの提供 銀証連携 内外連携 セクター知見 リーグテーブル(SMBC日興証券、14年4月-12月) 順位 シェア 株式関連 (ブックランナー、引受金額)*1 2位 17.2% 円債総合 (主幹事、引受金額)*2 5位 15.5% ファイナンシャル・アドバイザー (M&A、案件数)*3 3位 2.5% 10位 6.3% ファイナンシャル・アドバイザー (M&A、取引金額)*3 *1 出所:トムソンロイターの情報を基にSMBC日興証券が作成(日本企業関連、海外拠点を含む) *2 出所:トムソンロイターの情報を基にSMBC日興証券が作成(事業債、財投機関債・地方債[主幹事方式]、サムライ債) *3 出所:トムソンロイター(日本企業関連公表案件(不動産案件除外)) 25 Ⅲ. 事業戦略 5. 海外ビジネス ∼ 海外戦略概要 顧客対応力の更なる強化 持続成長可能なビジネスモデルの確立 「ジャパン・セントリック」から「アジア・セントリック」への転換 日本・アジアの成長をリードする グローバル金融グループの実現 域内のお客さまに幅広いサービスを提供するため、 アジアでの商業銀行業務を強化 アジア (含、日本) 欧州 “Gateway to Asia” 米州 アジアというエッジを活用して、 米州・欧州におけるサービス・プラダクツラインナップを強化 外貨調達基盤の拡充 グローバル金融グループに相応しい堅固な経営基盤の確立 26 Ⅲ. 事業戦略 5. 海外ビジネス ∼ 既存ビジネスの強化 海外貸出金残高*1, 2 プロジェクトファイナンス/シンジケートローン (10億米ドル) Project Finance International誌より、 Global Bank of the Year を受賞 (2008年、2012年に続き3度目、業界最多) 欧州・中東・アフリカ 177 米州 165 アジア 146 128 104 46 158 44 41 40 62 53 34 45 47 50 リーグテーブル(2014年1-12月)*3 38 グロ−バル アジア*4 30 39 50 58 66 63 70 プロジェクトファイナンス シンジケートローン 11/3 12/3 13/3 14/3 13/12 2位 5位 12位 6位 日本 3位 14/12 *1 内部管理ベース。SMBC、欧州三井住友銀行及び三井住友銀行(中国)の合算 *2 各期末実績レートにて換算 *3 出所:トムソンロイター(マンデーティッド・アレンジャー) *4 プロジェクトファイナンス:アジア大洋州、シンジケートローン:アジア(除く日本)、国際通貨取引 27 Ⅲ. 事業戦略 5. 海外ビジネス ∼ マルチフランチャイズ戦略 第2、第3のSMBCを作り出すことを目指し、インドネシア及びベトナムにおいて オーガニック・インオーガニック両面からフルバンク展開を加速 マルチフランチャイズ戦略のポイント フルバンク ローカリゼーション インドネシア ベトナム コミットメント その他検討国 大企業 中堅企業 中小企業 リテール SMBC15%出資先 SMBC40%出資先 28 Ⅲ. 事業戦略 5. 海外ビジネス ∼ BTPN宛出資概要 出資概要 2013年5月に24.26%の株式を取得(1株あたり6,500ルピア) 2014年3月に追加出資を実施し出資比率を40%に引上げ(総額約15億ドル) 持分法適用関連会社 BTPN概要 1958年に軍人年金の取扱い金融機関として設立 インドネシア国内で時価総額6位の中堅銀行 年金ビジネス: 年金受給者向けローン 事業性個人ビジネス: 市場の商店主向けローン 預金ビジネス: 富裕層向け 29 Ⅳ. 持続的成長に向けて Ⅳ. 持続的成長に向けて 1. CSR ∼ 環境 10年後のありたい姿: 先導的に地球環境問題に取り組む金融サービスグループ 環境モデル店舗を通じた 負荷削減 環境配慮型モデル店舗において LED照明や太陽光パネル、 壁面緑化の使用に加え、 空調をはじめとする設備電力の 負荷軽減に取り組んでいます。 環境保全活動への参加 「SMFGクリーンアップデー」として 地域の清掃活動を行っています。 2014年度は、グループ各社の 役職員とその家族、 約1,100名が参加しました。 中国では植樹活動に参加し、 地域の緑化活動に 貢献しております。 環境リテラシーの向上 自然を大切に思う気持ちを 育んでいただくため、 親子向けの環境体感学習を 毎年琵琶湖で開催しています。 31 Ⅳ. 持続的成長に向けて 1. CSR ∼ 次世代 10年後のありたい姿: 次の世代もいきいきと活躍できる活力の実現に貢献する金融サービスグループ 金融リテラシーの向上 新興国における 金融市場育成への貢献 若年層やグローバル人材の 育成 銀行見学会に加え、 各支店で職場見学の受入れを 随時行っています。 他にも、中学生向けの経済教育 プログラムへ協力しています。 また、証券知識の普及、 金融トラブルの未然防止などへの 取り組みを行っています。 金融人材の育成が急務と なっているミャンマーにおいて、 「ミャンマー銀行協会」と締結した 覚書に基づき、 現地の銀行員向けに、 複数回にわたって各種研修を 実施し、新興国における 金融市場育成へ貢献しました。 1990年より、 アジアから日本の大学院へ進学 した留学生7∼8名を対象に毎年 奨学金の支援を行っています。 米国では1994年より、 アジア各国で学ぶ大学生 6,000名超に奨学金を支給して います。 32 Ⅳ. 持続的成長に向けて 1. CSR ∼ コミュニティ 10年後のありたい姿: 社会の基盤である安心・安全なコミュニティの実現・発展に貢献する金融サービスグループ V 東日本大震災の復興支援 役職員による定期的な 被災地支援ボランティアとして、 2011年5月より、 宮城県を中心に活動する NPO法人等と協働して 復興支援活動を行ってきました。 これまでに、600名を超す 役職員・家族が参加しています。 SMBCボランティア基金 三井住友銀行では、 有志役職員の給与から 毎月100円を天引きする 積立募金を行ない、 役職員がボランティア活動で 支援する団体や、 国内外の社会課題解決に 取り組む38の団体へ 寄付を行っています。 役職員主体の 地域に根差した活動 ボランティア基金の寄付先を 中心に、役職員参加型の ボランティア活動を、 2013年より開始しました。 海外拠点においても、 その国や地域の課題、文化に 即した独自の取り組みを 展開しています。 33 Ⅳ. 持続的成長に向けて 2. 「SMBC」ブランド強化 スポンサーシップおよび新CMによるブランディング 2014年のプロ野球日本選手権シリーズに 特別協賛 「SMBC日本シリーズ2014」の開催に合わせ、 新TVCMを放映 国際空港におけるブランディング 成田国際空港と関西国際空港の ボーディングブリッジに SMBC日興証券と共同で広告を掲出* ソーシャルメディアを活用したブランディング Facebook及びLINE上に 三井住友銀行公式アカウントを開設 外壁(上): SMBC オリジナルキャラクター“ミドすけ” 内壁(下): SMBC日興証券 * SMBC日興証券は成田国際空港のみ 34 Ⅳ. 持続的成長に向けて 3. Five Values 10年後を展望したビジョン 最高の信頼を通じて、日本・アジアをリードし、 お客さまと共に成長するグローバル金融グループ Five Values 10年後を展望したビジョン Customer First の実現に向けて、 役職員が共有すべき 価値観、行動指針として、 お客さま起点を軸とした 5つのキーワード(Five Values) Proactive and Innovative Speed Quality を制定 Team SMBC/SMFG 35 ご参考 2014年度第3四半期業績サマリーと2014年度業績目標 SMBC以外の主要グループ会社の 連結当期純利益寄与(概数) P/L (億円) 連結粗利益 14年度 4-12月 前年 同期比 14年度目標 (億円) 14年度 4-12月 前年 同期比 22,303 +91 9,995 ▲278 ▲12,247 ▲549 連結業務純益 10,059 ▲551 与信関係費用 463 △164 ▲600 11,068 ▲603 12,000 3,392 ▲918 4,000 6,822 ▲225 7,000 1,518 ▲729 1,700 12,308 +369 15,400 ▲5,889 ▲312 ▲7,900 貸出金利回 1.33 1.35 1.33 1.30 業務純益*2 6,419 +57 7,500 預金等利回 0.03 0.03 0.03 0.04 与信関係費用 1,019 △212 500 預貸金利回差 1.30 1.32 1.30 1.26 597 ▲317 その他臨時損益 ▲359 +363 経常利益 7,676 +315 8,000 Moody’s S&P Fitch R&I JCR 当期純利益 5,304 +504 5,300 A1/P-1 A+/A-1 A-/F1 AA-/a-1+ AA/J-1+ 連単差 SMFG連結 営業経費 経常利益 連単差 当期純利益 連単差 業務粗利益 経 費*1 SMBC単体 株式等損益 *1 臨時処理分を除く *2 一般貸倒引当金繰入前 SMBC日興証券 460 ▲80 SMBCコンシューマーファイナンス 410 ▲90 三井住友ファイナンス&リース 230 +10 セディナ 220 +30 SMBC信用保証 140 ▲40 三井住友カード 130 ▲20 70 ▲40 SMBCフレンド証券 国内預貸金利回差(SMBC単体) (%) 14年度 4-12月 4-6月 7-9月 10-12月 格付(SMBC) 37 バランスシート、格付 バランスシート(SMFG連結、14/12月末) 格付 総資産 : 175.7兆円 SMBC SMFG Moody’s A1 / P-1 - S&P A+ / A-1 A / A-1 Fitch A- / F1 A- / F1 R&I AA- / a-1+ A+ / - JCR AA / J-1+ AA- / - 現金預け金 33.2兆円 預金・譲渡性預金 貸出金 112.1兆円 72.9兆円 有価証券 28.4兆円 日本国債 13.8兆円 (参考)1株当たり情報 その他負債 53.3兆円 14年度 4-12月 その他資産 41.3兆円 当期純利益 配当 6.9兆円 リスクアセット ROE(株主資本ベース) 14年度 目標 純資産 10.3兆円 株主資本 預貸率 前年同期比 65.0% 498.97円 ▲16.99円 511.98円 60円 +5円 130円 14/12月末 14/3月末比 65.0兆円 13.5% 純資産 6,180.03円 +856.16円 期初予想 の120円を 130円へ 38 本資料には、当社グループの財政状態及び経営成績に関する当社グループ及びグループ各社経営陣 の見解、判断または現在の予想に基づく、「将来の業績に関する記述」が含まれております。多くの場合、 この記述には、「予想」、「予測」、「期待」、「意図」、「計画」、「可能性」やこれらの類義語が含まれますが、 この限りではありません。また、これらの記述は、将来の業績を保証するものではなく、リスクと不確実性 を内包するものであり、実際の業績は、本資料に含まれるもしくは、含まれるとみなされる「将来の 業績に関する記述」で示されたものと異なる可能性があります。実際の業績に影響を与えうるリスクや 不確実性としては、以下のようなものがあります。国内外の経済金融環境の悪化、当社グループのビジ ネス戦略が奏功しないリスク、合弁事業・提携・出資・買収及び経営統合が奏功しないリスク、海外に おける業務拡大が奏功しないリスク、不良債権残高及び与信関係費用の増加、保有株式に係るリスク などです。こうしたリスク及び不確実性に照らし、本資料公表日現在における「将来の業績に関する 記述」を過度に信頼すべきではありません。当社グループは、いかなる「将来の業績に関する記述」につ いて、更新や改訂をする義務を負いません。当社グループの財政状態及び経営成績や投資者の投資 判断に重要な影響を及ぼす可能性がある事項については、本資料のほか、有価証券報告書等の本邦 開示書類や、当社が米国証券取引委員会に提出したForm 20-F等の米国開示書類、当社グループが 公表いたしました各種開示資料のうち、最新のものをご参照ください。
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