研修内容の共有化にむけて 2005.6.10 NTT労働組合 東日本法人グループ総支部 小原 顕子 INWJ ITC-ILO研修 2005.06 1 提案の背景 多くの組合員が考える「組合の国際活動」 は海外交流・ボランティア活動である(ex: 砂漠に緑を) 自分の組合費を もっと有効に 使ってほし い・・・ 遠い国のことより、自 分達の労働条件の改 善に力をいれてほし い 労組とILO・国際活動の関係を一般的な内容 にまとめて紹介することは、組合活動の理 解に役立つはず INWJ ITC-ILO研修 2005.06 2 状況と課題 ILOトリノセンターでの研修を通じてわかっ たこと 国際条約や国際協約、ガイドラインは労働者 の基本的な権利を守るばかりか、企業の社会 的責任を果たす上でも中核的な役割を果たす ものであること しかし一般的に馴染みのある文書ではなく、 知識の共有化が必要 INWJ ITC-ILO研修 2005.06 3 課題解決の方向性 理解を深めるには、まず組合活動の内容 を知ってもらうことが必要。 比較的わかりやすい活動 春闘や総対話など自分の生活に関わる問題 ボランティアなどの道徳的善行、交流活動 国際活動は意図が伝わりにくい 「労働問題」であることを理解してもらう必要がある 国際活動の役割をWebで紹介する 成果物を教育活動などに再利用する INWJ ITC-ILO研修 2005.06 4 プロジェクトの対象者・実行者 ターゲット 総支部に所属する組合員約3500名 会社 その他国際活動に関心のある人 (オープンなWebサイトにする) プロジェクトメンバー 小原(企画・構成) Web製作者 計2名 INWJ ITC-ILO研修 2005.06 5 ねらいと達成目標 中長期的狙い for組合員 国際法規に定められた労働者の権利を知り、雲の 上の決め事ではなく、自分の状況にあてはめ、活 用できることを知る。 for会社 NTTがICFTU・UNI等と連携し、国際分野での活動 を行うことへの理解とコンセンサスを得る 国際的な労働規約の理解と遵守を啓発する 達成目標 (2006年9月) Webサイトへのアクセスを10000hitにする INWJ ITC-ILO研修 2005.06 6 ナレッジ・マネジメント 暗黙知 共同化 暗 黙 知 表出化 Socialization (内外から知識を蓄積 伝授・転移) Externalization (暗黙知を形式知へ) 内面化 連結化 Internalization (実践行動を通じて 学習・体験) 形 式 知 Combination (形式知化した知識を 伝達・普及し、利用可能な ドキュメント化) 形式知 INWJ ITC-ILO研修 2005.06 7 アウトプット 東日本法人グループ総支部のWebサイトに 新たに「国際活動」のコンテンツを掲載する ILO,UNI,ICFTUとの相関図 ILO三者構成、特に組合の果たす役割の解説 ILO中核8条約の紹介 児童労働問題 GFLの解説 関連リンク など(参考:連合Webサイト) INWJ ITC-ILO研修 2005.06 8 目標達成指標・評価測定 アクセス解析によるヒット数測定 研修・学習会終了後、理解度アンケートを 実施 INWJ ITC-ILO研修 2005.06 9 スケジュール 04年度 第4四半期 05年度 第1四半期 05年度 第1四半期 05年度 第3四半期 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 内容検討 Web構築 プロモーション 普及活動 製作 ▼リリース ▼ニューメンバーズ コース ▼ユースコース 児童労働撲滅 ▼frage学習会 キャンペーン▼ INWJ ITC-ILO研修 2005.06 10 必要なリソース<概算> Web製作経費 1枚5,000円 × 30枚 = 150,000円 ILO研修センター・石橋さんの協力(無償) たぶん 新人研修・学習会等への講師派遣依頼 = 100,000円 合計 INWJ ITC-ILO研修 2005.06 250,000円 11 想定される課題 掲載内容の陳腐化 正確な情報を掲載するため、常に国際労働 問題の情報収集に努める Webサイトは常に新しい情報が更新され 続けないと、サイトアクセスが減少してい くため、少しずつコンテンツを追加する サイトアクセス向上策の検討 Webサイトでは階層がひとつ下がるごとに 約半分のアクセスが失われる 認証の必要なサイトへのアクセスでは90% のアクセスが失われる (小原調べ) INWJ ITC-ILO研修 2005.06 12
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