2008/11/11 短いシナリオを書く

2008/11/11 短いシナリオを書く
1シーンだけ、見ていきます。
BITE
1、夢の中(夜)
闇。
右も左も、どこを見ても真っ暗な闇である。
音も無い闇の世界を無意識に漂う修介。
突然遠くに現れた光。
その光の中にぼんやり人の姿が見える。
修介「女の子?」
無意識のまま光のほうを見つめる修介。
その女の子がこちらに振り向く。
修介「・・・俺?」
女の子が何かをつぶやこうと口を開き・・・
G
5.駅のホーム(夕方)
今もみきの姿はない。電車の時刻が迫る。
空も日が沈み、オレンジから紫に変化しようとし
ている。
電車の来るアナウンスが流れた。電車がホーム
へと入って来る。あきは少しずつ電車へと歩み
寄り、ドアの前に立つ。
みき 「あき!!」
勢いよくあきは振り向く。みきが汗だくになって
立っていた。あきの目からは涙がこぼれ落ちた。
そして、二人は笑みを浮かべた。
REN
3)電車(朝)
孝弘「ほんま久しぶりやなー。三年ぶり?」
唯「だねー。元気してた?」
孝弘「うん。まあまあってとこかな?」
唯と孝弘は、高校の同級生だった。
クラスの中でも一際目立っていた孝弘。
その姿を密かに目で追っていた唯。
唯は、突然の再会に困惑する。
孝弘「俺ここで降りるわ。」
唯「うん。またねー。」
hTg
(3) 道路 夕方
学校の近くのコンビニに向かうひなと晃。
冬特有の強い風が吹いている。
ひなは上着を羽織っていない。
晃「寒ないん?」
ひな「大丈夫やと思う」
(4) コンビニ 夕方
コンビニの中は暖房が効いている。
2人は目当ての物を選ぶとレジを済ませた。
mayugoro
1)5:00過ぎ起床
非常に早い朝ごはんを食べる。
パンは重たすぎるのでシリアルですませ、
歯磨き、着替えをする。
(2)6:00過ぎ出動
父に駅まで車で送ってもらう。
「あと4時間は寝れるわ。」という発言を
ほぼ毎日のように繰り返し、最寄駅で電車を待
つ。
ssk
(5)コンピュータールーム 夕方
コンピュータールーム内は光り輝いていた。
四方に設置されているランプが激しく点灯し
ていた。
胸が期待で張り裂けそうになりながら、画面
を覗く。
「生存者確認 コード239A」
そう表示された下にレーダーが動く点を映し
出している。
やっと俺の退屈な日々も終わりそうだ。
zaq
(6)アキオの屋敷の茂み(夕方)
茂みの中で、屋敷に来るものを静かに
見ているカオル。
屋敷にカナコ・ナツキ・テマリ・リョウスケ・
ソウイチの順にやってくる。
全員が屋敷に入るのを見て、昨日と同じと
ころから屋敷に入るカオル。
DCT
[1]通学電車内
「ごめんなあ。もうしんどいわ。」
そんな言葉で終わらせてしまった初恋。
後になって、後悔に苛まれ続けた。
彼が最後に飲んでいたレモンティーはまだ飲
めない。
「…鶴橋~。鶴橋です。」
やばい。またぼーっとしてる間に、乗り過ごし
てしまった。
これで今日も遅刻が決定だ。
kmmt
1.自分の部屋(早朝)
今日は休日・・・なのにこんなに早く目覚めて
しまった
起きてもいいけどせっかくの休日、寝ないと
もったいない
・・・うん、二度寝しよう
からくり時計
1.自宅(朝)
カバンを持ち、靴をはくサヤ。
母「忘れ物はない。」
ドアを開ける直前に響く声。
サヤ「もう、子どもじゃないんだから。」
母の声に苦笑するサヤ。扉を開け、サヤ
は外へと足を踏み出す。
きな子
5 池(夜)
遊び疲れたどんぐり。
どんぐりは山の様子を思い出す。
どんぐり「やっぱりお山に帰りたいよ。」
泣き出すどんぐり。
どじょうは困りはてる。
こっぺぱん
(2)絢香の部屋(夕方)
絢香「来てくれるなんて久しぶりじゃない。」
台所へ小走りに向かう
絢香「何か飲む?ご飯食べた?」
やかんに水を入れ、温め始める。
宗助「いやまだ。適当に。」
目を合わさずテーブルに着く
絢香の後姿を見つめる
宗助「痩せたな・・・」
呟きながら、手に持った絢香の部屋の合
鍵に目を落とす。
ころすけ
携帯のアラームで目を覚ます。
5時・・・いつもより少し早く起きてしまった。
こーすけ「アラームの時間直すの忘れてた・・・もっかい寝
よ。」
もう一度布団にもぐりこむ。しかし、なぜだか眠れない。
こーすけはあることを思い出す。
こーすけ「そういや、昨日振られたんやった・・・。」
こーすけは昨日付き合っていた彼女と別れたのだ。
昨日のことを思い出し、なんともいえない気持ちになってし
まう。
眠る気がうせてしまい、少し早いが気持ちを切り替えるた
め顔を洗い学校へ行く準備をして、早々に家を出発する。
ぜん
(5)学校 午前十一時半
案の定昨晩の話で盛り上がる私たち。
池田「ただ、もの凄い近所迷惑やったことは
確かやけどな。」
そりゃそうだ。
ただ、村八分にされるとしたら池田で
あって私ではないことは確かだ。
だからまた深夜にしゃぼん玉がしたい。
飛びたくなった時に効きます。
たまご
夕方
今日も長い授業を終え、友達と話しながら駅
まで向かう。
帰り道はいつもしょうもない話で盛り上がる。
でもそれがすごく楽しい。
だでぃ
2、メインフロア
無音。静けさが闇をいっそう重たいものに変えて
いる。
中央のそばの「小さな」テーブルの影で、男は息
をひそめていた。
待ち伏せ。
あえて明かりを消すことで、それに紛れて逃走を
はかろうとする「奴」を仕留める。
さっきは突然の会合に驚き逃したが、次はない。
確実に、一撃で、だ。
男は手にした武器を強く握りなおした。
さあ、早く来い。
つくしんぼ
1 高原の避暑地 (少年10歳)
爽やかな風が吹いている。
その風の中、帽子が舞い上がった。
その帽子を追いかけて走る少年。
走る少年を見ている少女。
風で飛ばされた少女の帽子を少年がゲッ
トする。
少年「キャッチ!」
にゃーがす
1 大教(早朝)
彼女は待っていた。
何を?
何をなのだろうか。
暗い学内を彼女はさまよう。
11月の朝は冷え込み、朝露で濡れる植
物が未だ見ぬ陽の光を求めてぬらりとし
ている。
はりけーん
1 駅前 夜
自分「寒い・・・」
あたりの店先ではイルミネーションが輝いて
いる。
約束の場所に向かって歩きながら、何気な
く昔を思い出す。
はんぺん
家 朝
ブーブーブー
携帯のバイブで起こされる。
消してまた寝る。
1度も最初のアラームで起きれた試しはない。
起きるときに一言「あ~~~眠いっっ!」
ガンディー
4 公園の入り口近く(夜)
公園の中から若者らしき笑い声がするのに
気づいて首をかしげるこうじ。
足を止める。
公園でうつ伏せになって倒れている男性と、
その周りで男性に蹴りを入れる高校生たちを
目撃する。
目を丸くして驚くこうじ。
考えるより先にこうじは公園の中へと走って
いく。
クッキー
1.一郎の部屋(朝)
寒い。
耳障りな目覚ましを消す一郎。
講義に行く準備をする必要がある時間だが、
下宿している一郎の眠りを妨げるものはない。
一郎は再び寝た。
タガー
(1)道場(朝)
窓から日の光が差し込んでいる。
畳は少し埃っぽい。
そしてひどく冷え切っている。
ゆう「しかし、随分と寒い朝だなぁ。」
まり「そうね。早く着替えないと風邪をひい
ちゃいそう。ゆうもきをつけてね。」
トマト
(1)サイクルショップ(午後)
店員「さあ、これでもう大丈夫だよ。」
レベッカ「ありがとう!」
今日は日曜日。
お気に入りの赤い自転車のパンクを修
理してもらった
レベッカは自転車にまたがり鼻歌を歌い
ながら坂道を下っていく。
ファントム
1 デパートの屋上(放課後午後4時30分)
ハルは潰れたデパートの「立ち入り禁止」
をくぐり抜け、屋上でゴロンと横になりなが
ら大きな空を眺めていた。
ハル「はぁ~」
ここでひとつため息をつく。
ハルの手にはくしゃくしゃに丸められた答
案用紙が握られている。それをポケットに
つっこんでゆっくり起き上がった。
マーボー
3.楽屋(午前)
楽器を組み立てながらさきとゆみが話す。
ゆみ「わたしら今日で引退かぁ…。まだ実感な
いな。」
さき「そうやんな。明日もあさってもずっとクラ
ブしてる気するのに。」
二人とも本番用のリードを大事そうにポ
ケットに入れる。
メロンパン
(1)自分の部屋 <早朝>
朝5時半。
ジリリリー、ジリリリー、ジリリリー。
目覚まし時計が鳴る。
私は重たい頭を起こし、大きなあくびを1つ。
ゆっくりとベッドを降り、のろのろと部屋を出る。
ユウ
1 僕の部屋 昼
わずかに開いた窓から風が入り込む。
僕は本棚から本を一冊取り出した。
タイトルは「赤と黒」
僕は琥珀色のページをめくった
葵
1 沙紀の部屋 (朝)
目覚まし時計がけたたましい音をたてる。
布団の中で身動きする沙紀。
鳴り続ける目覚まし時計。
布団から腕だけを伸ばし、目覚ましを止め
る沙紀。
目覚ましの音が止むと同時に、沙紀が静
かに寝息をたてる。
穴子さん
2.オフィスのトイレ(昼休み)
一人用を足す西川。そこへ北沢が隣のトイレに
やってきた。
北沢「よう西川。お前は本当に要領がわりぃな。あの
クソ課長なんておだててやったらすぐ調子にのる
んだよ。」
西川「お前陰口叩くくせによくやるよな。感心するよ。」
北沢「ゴマすりはサラリーマンの基本だぜ。この分じゃ
同期入社だけどおれの方が出世は早そうだな。キ
ミもせいぜい頑張りたまえ西川 クン。」
手を洗い、笑いながらトイレを出て行く北沢。
西川「クソッ!!仕事の実力は大差ないくせに上司に
は好かれやがって!!」
心の中で叫びながらトイレのゴミ箱を西川は蹴
飛ばした。
持病は仮病
(4)ショップ外(正午)
ゆう、電話しているふりをして独り言を言う。
ゆう「お手ごろで13万とか・・・でも念のために15
万持って来たしな・・・しかしあきらの奴どんだけ
金持ちなんだよ、ショップにまで出向いてお金が
ないから買えないとか俺馬鹿みたいじゃん。あ
~どうしよう、でも入っちゃったし買う気まんまん
に思われてるし、一番安いの買うしかない
か・・・」
ゆう、携帯をポケットに仕舞い込み、ショップ
内へ戻る。
酒帯運転の気持ち
シーン5 場所 マウンド 時間 高校3年生
そして、今俺は地方大会の決勝でマウンドの
上に立っている。スタンドでオトウの必死で応
援している姿が見える。
俺 「オトウありがとう」
オトウに向かってつぶやき、バッタボックスを
にらみつけた。
野球ができることを幸せに思い俺はこの一球
をミットへ投げる。
須磨
●壱 (早朝)
昔々ある所にお爺さんとお婆さんが居ました。
お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗
濯に行きました。
盟
5、電車のなか
ゆきはシートの一番端に座っている。
外が暗いので窓に電車の中の景色が映
りこんでいる。
溜息を吐くゆき。
ゆき「ああ、明日も仕事か……」
次の駅が近づき、電車のスピードが落ち
る。
向かいに座っていたOLが鞄を持ち直す。