ジェンダーと社会学:その歴史 タルコット・パーソンズは米国ハーバード大学の社会学者 (1902年~1979年)。 大学院はロンドン経済学院およびドイツのハイデルベルグ大学。そこで人類学者の マリノヴスキー、社会学者のヴェーバーの影響をうけた。社会学に社会の中のやり取 り(相互行為)や社会構造の思想を持ってきた。 1930年代からの社会学・ジェンダーへの観点 •社会学の成立者(=「父たち」)は男であった •「自明視的」に見えた社会は、社会の半分だけであった (男性の半分)。その以前の社会学にとっては女性は「他者」 •「自明視的」な第一視野は、父は家の外(社会、職業)、母 は家の中(情緒)のことの責任を担う前提に基づいていた •「自明視的」な第二視野は、女性=母=出産、授乳だけ。 これらが、あとに釈迦科学的な批判を受けた。 1 ジェンダーと社会学:その歴史 ハーバート・スペンサー(1820年‐1903年)英国の社 会哲学者。「社会体制」や規範を問う学者。 スペンサーが、男女(役割)分化やこれを支持して来 た男女役割の「自然化」は実際に社会の中で流行し ている教育制度、社会規範の結果であると断言した。 男女平等、女性の社会への進出、そして女性の参政 権を説得しようとした。 2 3 4 5 T.パーソンズの社会学はまだ 生きているのか? 6
© Copyright 2024 ExpyDoc