P6 P7 身近な場所でも、男女平等・共同参画社会の実現に向けたさまざまな 活動が行われています。 身近な地域の 「きらり !」 とした情報をご紹介します。 登 録団体の紹介 目黒女性団体連絡会 今回の登録団体紹介は、目黒女性団体連絡会です。会員の皆さんに紹介いただきました。 公益社団法人 誕生学協会認定 誕生学アドバイザー のむら かんな 野村 香奈さん ■誕生学アドバイザーになったきっかけを教えてください。 現在3人の娘がおります。3人目のお産のときに主体的にお産に向き の人 に伝 え た い!」と、熱 い思 い を もった 野村 さん は 3人の 娘さん のお 母さんでもあります。誕生学アドバイ ザーとして、目黒区内や東京都の小・ 1975年の国際婦人年と、 またそれに続く 「国連婦人の10年」の中 で、日本国内でも行動計画づくりを求める声が高まりました。1979 年、目黒区でも女性団体の要望を受けて「婦人問題懇話会」が区長 の私的諮問機関として設置されました。これをきっかけに集まった 中学 校などに出向き、いのちの授 業 区内の女性団体で結成されたのが「目黒区婦人関係連絡会」で、後 て生まれてきた娘は2800g。 ちょっと小さめでしたが、予定日に生まれ を開催しています。 に現在の「目黒女性団体連絡会」 となりました。日本国憲法の理念に ていたらもっと小さかったはず。 「あぁ、 ひょっとしてこの子は自分が生ま 公益社団法人誕生学協会 URL: http://tanjo.org/ もとづいて男女平等共同参画社会の推進や平和の実現をめざして、 い!」 と思い、 いのちの力、子どもの生まれてくる力って本当にすごいなと として来てもらい触れ合う時間や妊婦体験などもしてもらうことも 現在7団体と3名の個人会員で構成されています。代表・副代表は 実感しました。 もっともっと、 たくさんの人にこのいのちのすごさを伝えて あります。初潮前の小学校4年生∼の娘さんとお母さんが一緒に学ぶ 1年間の交代制で務め、毎月1回定例会を開いています。 いきたい、 と考えていた時に出会ったのが、大葉ナナコさんの誕生学 R の 「月経教室」 も開催しています。女の子がポジティブなイメージで月経を 区議会・行政への要望書提出、区長との年1回の懇談会の開催、 プログラムでした。 迎えられるといいな、 と思っています。母娘で 「月経のこと」 「こころとから 女性問題等への認識を深めるための学習会や、区の行政課題に関し 妊娠、 出産のしくみを通して、 誕生学 R は子どもからおとなまで全世代に、 だのこと」 を共有することによって、将来の性感染症予防の話や性行動 ての勉強会などを行っています。 いのちの誕生と生まれる力の素晴らしさを伝える生涯学習プログラムです。 について親子で話し合える関係づくりの第一歩になれば……。 あいたいと思い、 自宅出産を選びました。予定日よりも1週間と6日遅れ れてくるのにちょうど良い大きさになるまで待っていたのかもしれな 目黒区の中で活動を続けています。 ▲情 報 交 換に大 切な定例 会 の様 子 26年度の主な活動として、男女平等・共同参画センターをより区 加しています。また、全国各地の男女共同参画センターの見学や、そ 民が集まりやすい場所にするための学習会を行いました。7月、8月 の取り組みを学ぶ国内研修も行っています。今年度は5人が仙台市 ■子どもたちの反応はいかがですか? ■子どもたちに伝えたいメッセージをどうぞ 「みんなのいのちの力はすごいんだよ。」 ということと 「生まれてきてく には他自治 体( 練 馬 、大 田 、文 京 ,台 東 、多 摩 市 )の男女 平 等セン の「エル・パーク仙台」 と 「エル・ソーラ仙台」に行き災害時避難所作 ないのちが、約10か月間で、 どんどん大きくなっていくことを、パネルを れてありがとう。」 ということを伝えています。 ター等へ見学に行き、それぞれの素晴らしいところをどのように取り りに役立つ「地域防災と男女共同参画」 というテーマでしっかり学ん 使って説明します。 また、骨盤の模型と赤ちゃん人形を使って、赤ちゃん 私たちは天文学的な確率で生まれてくる大事な存在です。生まれてく 入れることができるかなど話し合いました。 できました。作成した報告書が男女平等・共同参画センター資料室 命の始まりは約0.1mm・・・本当に小さいんです。砂の一粒ほどの小さ にありますのでどうぞご覧ください。 が自分で骨盤の形や出口 るだけですごいことなんだ。 自分もすごいし、 お友だちもすごい存在なんだ の骨の形に合わせて回旋 よ。 自分の心と体も大切にしてほしいし、 お友だちのことも大切にしてね。 また、女性団体連絡会は目黒区の審議会等(情報公開・個人情報 して産まれてくることなど 未来を楽しみに夢に向かって生きていけるそんな人になってください。 保護審議会、生涯学習推進協議会、男女平等・共同参画審議会、国 女性会議や国内研修に参加し学んでくると、おのずから目黒で何 を解説しています。子ども 民保護協議会、都市計画審議会、地域保健協議会、防災会議、社会 をやらなければならないかが見えてきます。みなさんも、 どうぞご一 たちは、 「すごい!!」 と驚い 福祉事業団評議委員会など)に委員を送り、意見を述べています。そ 緒に活動しませんか。 てくれますし、 「自分にもそ の力がある。生まれてきた ことだけですごいんだ。」 と 感じてくれます。 本物のお母 さんと赤ちゃんにもゲスト 6 小 柄な体で「命の大 切さをたくさん ★命の話は性の話でもあります。親子で話し合うきっかけが出来ることはとても大切 R や なことだなと思いました。 「 誕生学 」 「母と娘の月経教室」、 「お母さんのための男 の子のからだ教室」などの開催についてご興味があるかたは、ぜひお問い合わせ (E-Mail:[email protected]) ください。 (嶌村) ★「きらり!情報局」は目黒区男女平等・共同参画センター 運営委員会のメンバーが取材・執筆しています。 の内容について、定例会で報告し合うことで、区政がより身近なもの になっています。 さらに「女性リーダーの育成」のため、区から助成をうけ、国や地 方自治体が開催する「日本女性会議」 ( 今年度は札幌市)に2名が参 ●代 表 ●定例会 ●年会費 松 尾佐知子(電話 03‐3717‐8033) 第3火曜日 午後1時30 分から4時まで 中目黒スクエア9階研 修室 団体 2,0 0 0円 個人 1,0 0 0円 7
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