学術情報発信の推進

学術機関リポジトリとは

定義


学術機関リポジトリ (Institutional Repository) は,大
学あるいは研究機関の電子的な知的生産物(論文,
電子的教材,実験データ,学会発表資料)を蓄積し,
保存し,(原則として)無料で発信するための保存書
庫。
意義



研究成果の視認性とアクセシビリティの向上
社会に対する大学や学術機関の教育研究活動のア
カウンタビリティを保証
学術コンテンツの長期保存
1
千葉大学におけるプロトタイプ
利用者
図書館員
・リポジトリ管理
・メタデータ管理
・ライセンス管理
・長期保存
・既存資料(紙媒体)
の電子化
千葉大学
学術情報リポジトリ
(仮称)
コンテンツ
投稿システム
論文
プレプリント
ソフトウェア
実験・統計データ
データベース
学位論文
電子教材
学内研究者等
2
NII-MDDBとの連携
ナショナル・リポジトリ
NIIメタデータ
データベース
OAI-PMHによるメタデータ・ハーベスティング
A大学
B大学
学術機関リポジトリ
C大学
学術機関リポジトリ
学術機関リポジトリ
D研究所
学術機関リポジトリ
論文
教材
論文
教材
論文
教材
論文
教材
データ
ソフトウェア
データ
ソフトウェア
データ
ソフトウェア
データ
ソフトウェア
3
図書館の取り組み





館内メタデータ・ワーキンググループの設置(平
成14年6月)
内外の動向調査
アンケート調査(平成14年10月)
「千葉大学学術情報リポジトリ(仮称)」プロトタ
イプ版の開発(平成15年3月完成)
館内IRワーキンググループの設置(平成15年8
月)
4
図書館の取り組み

「学術情報発信のための協力者会議」を組織
・委員長:図書館長
・関係する教官、事務方(研協、国際、図書館)で構成
・実働部隊として館内IR-WGが諸課題調査や原案作成
5
図書館の取り組み

試行運用
・平成15年9月~

平成16年4月からの運用に向けて
・課題整理
・マニュアル、ガイドライン等策定
・システム改造(特に教官向インタフェース)
・IR-WGによる調査・検討 => 協力者会議でオーソライズ
6
プロトタイプシステム機能概要

登録機能



管理機能



図書館員
メタデータの補完,修正
OAI-PMH



研究者自身
コンテンツ(一次情報)とメタデータの登録
メタデータ・ハーベスティング・プロトコルのデータ・プロバイダ
機能
千葉大→(メタデータ)→NII
公開機能(準備中)


一般ユーザ
検索,メタデータ・コンテンツの表示
7
システム概要図
千葉大学
検索インターフェイス
検索インターフェイス
連携(予定)
研究者
データベース
データ登録
国立情報学研究所
情報発信
千葉大学
学術情報リポジトリ
(仮称)
・リポジトリ管理
・メタデータ管理
・長期保存
・既存資料(紙媒体)
の電子化
JuNii
連携
メタデータ
データベース
コンテンツ登録
図書館
学術論文
プレプリント
実験・統計データ
ソフトウェア
データベース
学位論文
電子教材
学内研究者等
8
期待される効果(1)

大学にとって



研究機関としての知名度の向上を図ることができる
学内の学術情報(研究成果)の一元的な管理,発信,
保存体制を通じて,社会に対する説明責任を果た
すことができる
本学の最新の学術情報(研究動向)を開示すること
により,産学連携を一層促進することができる
9
期待される効果(2)

学内研究者にとって




学術情報(研究成果)の管理,発信,保存のコストを
節約することができる
自らの学術情報(研究成果)の視認性(visibility)を
高めることができる
学術情報(研究成果)を広く公開することにより,企
業等からの共同研究の提案を引き出すことができ
る
各種申請に必要な業績一覧等を随時出力すること
ができる
10
期待される効果(3)

学外利用者にとって


本学の学術情報(研究成果)を一元的に検索し,こ
れにアクセスすることができる
連携を望む企業等は,本学の研究動向を迅速に把
握することができる
11