2.1C 問題解決のモード

2.1C 問題解決のモード
4402090 山田浩隆
最適/満足/可能解の探索


代替案の評価基準をfとする。
制約を満たし問題の目的Sgを達成するこ
とが出来る代替案の探索について3つの問
題解決モードがある。
3つの問題解決モード

最適解探索モード
最高のf値をもつ代替案を求める。

満足解探索モード
あるレベルf*以上のf値をもつ代替案を
求める。

可能解探索モード
f値を考慮せずに代替案を求める。
例2.2
例2.2
A案・・・最適解探索モード
最高のf値
 B案・・・満足解探索モード
あるレベルf*以上のf値
 C案・・・可能解探索モード
可能解探索モード

最適解探索モードの注意

評価者の人数や評価属性が単一の場合と
複数の場合とではその取り組み方が異
なってくる。
システム/構造/要素の探索


2.1Bの(3)で述べた各問題領域について
もそれぞれ固有の問題解決モードがある。
問題解決の代替案はソフトウェアの場合も
あればハードウェアの場合もある。それら
をシステムと認識すれば、要素と相互関係
(構造)の観点から3つの問題解決モードが
存在することが分かる。
3つの問題解決モード

システム探索モード
制約を満たし目的を達成するシステムの構造と要素とを
決める。

構造探索モード
組み込む要素は所与であるとして、構造を求める。

要素探索モード
構造は所与であるとして、組み込む要素を求める。
例2.3
例2.3
構造=旅行日数、要素=都市と考える
 ?1・・・システム探索モード
日数、都市が未定
 ?2・・・構造探索モード
日数が未定
 ?3・・・要素探索モード
都市が未定
その他の問題解決モード

問題解決を放棄してしまう「回避」、目的や
制約を変えて問題をなくしてしまう「解消」
なども問題解決モードの1つ。
まとめ

問題解決モードはシステムズアプローチの
サイクルを支配する重要なファクターであ
り、早い段階でそれを規定しておかなけれ
ばならない。
問題定義では、問題解決モードも明確に
しておく。