日本の大学における Critical Thinking 調査・研究 金田真未子・小西小百合・若林朝美・鮎貝春野・加藤名保子 亀山沙織・徳永矩子・藤村麻里・樋口木菜子・矢澤美紗子 1 目次 1. 研究目的 2. 研究方法 3. 結果 4. 考察 5. まとめ 2 1. 研究目的 Critical Thinkingが日本に導入されたのは近 年 実態を知るための資料が充実していない そこで! 日本の四年制大学でCritical Thinkingの 授業を担当している教員に質問紙調査を実施 研究目的=Critical Thinkingの授業の実態調査 3 2. 研究方法①:対象者の選出法 調査対象者:日本の四年制大学の教員、127名 ①大学webシラバス クリティカルシンキング、批判的 検索機能(日本の4 思考、論理的思考の用語で 年制大学)を利用 該当した授業の担当教員 ②Google検索機能 各大学の正式名称及びクリティ を利用 カルシンキング、批判的思考、 論理的思考の用語で 該当した授業の担当教員 4 2. 研究方法② 質問紙 送付 2月 調査対象者 選出 5 3月 4月 回収数:31部 回収率28.4% 109部 5月 質問紙 回収 3. 結果:教員が期待する学生の能力成長 80% 20.4% 思考の柔軟性: 71.0% 70% 60% 58.1% 58.1 % 54.8 % 知的好奇心: % 知的懐疑心: 16.5 50% 40% 48.4% 16.5% 30% 20% 2%. 15.5% 客観性: 9.7% 9.7% %. 10% 0% 6.% 13.6% 追求心: 思考の柔軟性 知的好奇心 知的懐疑心 客観性 追求心 一所懸命 冷静沈着 決断力 集中力 考える姿勢より、考える取り組みを重視 6 その他 3. 結果:授業内容①-グループ討議- 行っていない 25.8% 行っている 74.2% 相互学習による効果を期待 7 3. 結果:授業内容②-プレゼンテーション- 行っていない 32.3% 行っている 67.7% 考えをまとめ・伝える能力を期待 8 3. 結果:授業内容③-課題- 出していない 16.1% 出している 83.9% 自ら考えることを習慣とし、 身につけることを期待 9 3. 結果:Critical Thinkingを授業するとは? Critical Thinking 期待 思考の柔軟性・知的好奇心 知的懐疑心・客観性・追求心 10 方法 グループ討議・ プレゼンテーション・ 課題の実施 3. 結果:Critical Thinking発展のために今後何が必要か? 60% 50% 58.6% 44.8% 41.4% 40% 30% 20.7% 20% 17.2% 10% 6.9% 0% 学内教員によるCRTに 社会におけるCRTの 対する理解の向上 認知度の向上 教材の整備・充実 教員の増加 予算的措置 ・ CRTの認知度が低い ・ 教科書の充実が求められている 11 その他 4. 考察 多くの教員が、教科書の充実を望んでいる つまり 考察:大学生向けの教科書が無い!! 12 4. 考察 今回の調査 教科書のダブりがほとんどなかった =教科書のバイブルが存在しない 13 Ⅴ 考察 実際に授業を担当して いる教員にインタビュー ・大学生向けの教科書 はある ・それらは、日本以外の学 生に向けて作られた教科 書の翻訳本である ・日本人の大学生向け の教科書はない!!! Ⅵ まとめ:Critical Thinkingを授業するとは? Critical Thinking 期待 思考の柔軟性・知的好奇心 知的懐疑心・客観性・追求心 15 方法 グループ討議・ プレゼンテーション・ 課題の実施 Ⅵ まとめ:今後の検討課題 日本人の大学生向けの教科書がないことが問題 よって 「どのような教材が求められているのか」について 更に調査を進めること 16 お わ り Q&A 何か質問はありますか?? 18 19 20 21
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