会計学概論 講義の概要 田宮治雄 この講義の位置づけ 大学で会計学を勉強する入り口 科目「簿記」を履修済みもしくは履修中 簿記の基礎知識を持っていることを前提とする 会計学全体を大きくとらえることが目的 詳細は専門科目で 2 この講義のテーマ これからの社会と会計 これからの社会 国際的な民主主義の浸透した資本主義社会 一人一人の判断の集積が社会の意思決定 企業も社会の一員 株主(後述)の判断の集積が企業の意思決定 結果と責任を一人一人が受け入れる 意思決定には十分な情報が必要 会計情報 企業(組織)が社会に提供する主な情報のひとつ 3 講義の視点 将来会計を職業とする これからの会計担当者は次のいずれの立場 にも立つ 会計情報の作成者・提供者 会計情報の利用者 企業の会計に焦点を当てる 4 講座の目的 会計の社会的な役割を理解する 会計分野全体を概観する 会計と企業全体、社会全体との関係を把握する 会計の基礎的な概念、用語を理解する 5 授業内容(1) 財務諸表の概要 貸借対照表 損益計算書 キャッシュ・フロー計算書 会社と会計 会社とは 財務会計の役割 管理会計の役割 6 授業内容(2) 会計と法規 会社法 金融商品取引法 税法 連結財務諸表と個別財務諸表 7 授業内容(3) 会計理論の概要 会計原則、会計基準 期間損益計算の基本原則 資産・負債評価の基本原則 会計報告と税金の関係 8 授業内容(4) 主な資産負債の評価の概要 有価証券 棚卸資産 固定資産 引当金 その他 9 授業内容(5) 原価計算 原価計算に関する基礎知識 原価計算の概要 10 授業内容(6) 監査 監査の役割 法定監査 公認会計士の役割 11 授業内容(7) 経営分析 財務情報をいかに読むか 財務諸表を利用する側の論理 12 授業の進め方 講義を中心とする 学生諸君の意見を求めることもある テキストとスライドを交互に使用 スライドはダウンロードしプリントして授業に持参する こと www007.upp.so-net.ne.jp/tamiya/ac/ 配布資料(1ページに3スライドから6スライド) カラーでなくてよい 13 テキスト 新版 会計学入門第3版 著者:千代田邦夫 出版社:中央経済社 参考書は適宜指示する 14 評価 試験の結果で評価 中間試験(11月13日(金)3限に実施予定) 変更の可能性あり 期末試験 評価は原則として試験結果100% 出席状況は参考にする程度 履修態度が悪い場合には退出してもらう 15
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