製図の基礎 3回目 4/23 日本工業大学 製図の基礎 今日の講義内容 (1)前回の復習 (2)寸法記入のルール(追加) (3)寸法数値の記入方法 (4)加工を意識した正面図の配置 (5)精度を意識した寸法記入方法 (6)穴寸法の記述方法 (7)本日の課題 日本工業大学 製図の基礎 前回の演習課題 ③ R8 日本工業大学 製図の基礎 15 60 80 40 10 45 20 模範図面 40 10 模範図面 15 60 20 45 80 (テキストP.38) (1)前回の復習 ①正面図の選び方 日本工業大学 製図の基礎 正面図の選び方 最も情報が多く含まれている図面 ③ 特徴が表れている図面 R8 正面図 日本工業大学 製図の基礎 正面図の選び方 この図は 正面図,平面図,右側面図 の位置関係を示している どの図を正面図にするか 指定していない! 日本工業大学 製図の基礎 正面図の選び方 課題の立体図の向きは無関係 日本工業大学 製図の基礎 正面図の書き方 普通は横長に描く 日本工業大学 製図の基礎 (1)前回の復習 ②必要な面図の選び方 日本工業大学 製図の基礎 全ての図面が必要か? 平面図 正面図 右側面図 (1)前回の復習 ③第三角法の復習 日本工業大学 製図の基礎 15 60 80 40 10 20 45 間違い① 第三角法 第二角 第一角 第三角 第四角 (テキストP.22) 日本工業大学 製図の基礎 第三角法 平面図 右側面図 正面図 最も形状・機能を表す図 日本工業大学 製図の基礎 第三角法 平面図 右側面図 正面図 最も形状・機能を表す図 日本工業大学 製図の基礎 15 60 80 40 10 45 20 模範図面 (1)前回の復習 ④線の種類 日本工業大学 製図の基礎 線の種類① 表2-3 線の種類による用法(テキストP.19) 細い実線 日本工業大学 製図の基礎 外形線 対象物の見える部分の形状を表す 太い実線 (0.7㎜) ×誤り ○正しい ポイント:見える線は全て描く 日本工業大学 製図の基礎 模範図面 45 20 ③ 15 60 80 40 10 R8 中心線 (a)図形の中心を表す 細い一点鎖線(0.3㎜) ①円筒形状の場合 ②左右対称形状の場合 日本工業大学 製図の基礎 15 60 80 40 10 45 20 模範図面 15 60 80 40 10 45 20 間違い② 中心線 (a)図形の中心を表す 細い一点鎖線(0.3㎜) ①円筒形状の場合 ②左右対称形状の場合 日本工業大学 製図の基礎 15 60 80 40 10 45 20 模範図面 かくれ線 対象物の見えない部分の形状を表す 細い波線(0.3㎜) ○正しい ×誤り ×誤り 日本工業大学 製図の基礎 15 60 80 40 10 45 20 模範図面 15 60 80 40 10 45 20 間違い② (1)前回の復習 ⑤寸法線・寸法補助線 日本工業大学 製図の基礎 寸法線と寸法補助線 寸法線 :寸法を記入する 寸法補助線:寸法を記入するために図形から引き出す 細い実線(0.3㎜) 原則 50 30 20 40 寸法補助線を用いて 寸法を記入する 単位はmm(ミリメートル) 日本工業大学 製図の基礎 寸法線と寸法補助線 寸法補助線が長すぎる 大きすぎる 大きすぎる 50 30 50 小さすぎる 小さすぎる 20 40 20 40 30 寸法補助線を使っていない 良い例 悪い例 日本工業大学 製図の基礎 10 40 45 20 間違い③ 15 60 80 (1)前回の復習 ⑥半径の寸法 日本工業大学 製図の基礎 半径の記入方法 基本 中心 図3-61 半径寸法の記入の仕方 日本工業大学 製図の基礎 15 60 80 40 10 45 20 模範図面 (2)寸法記入のルール 日本工業大学 製図の基礎 (2)寸法記入のルール ①正面図にできるだけ寸法を記入する 日本工業大学 製図の基礎 15 60 80 40 10 45 20 模範図面 (2)寸法記入のルール ①正面図にできるだけ寸法を記入する ②重複する寸法は記入しない ③対称な形状は対称な寸法で記入する ④計算してわかる寸法は記入しない ⑤最大外形寸法は必ず記入する ⑥円の寸法は直径で記入する 日本工業大学 製図の基礎 直径の記入方法 基本 直径が小さい場合 図3-58 直径寸法の記入の仕方 (テキストP.66) 日本工業大学 製図の基礎 15 60 80 この寸法から円の直 径40mmを把握でき そうであるが,円の 直径は省略しない 40 10 20 45 模範図面 (2)寸法記入のルール ①正面図にできるだけ寸法を記入する ②重複する寸法は記入しない ③対称な形状は対称な寸法で記入する ④計算してわかる寸法は記入しない ⑤最大外形寸法は必ず記入する ⑥円の寸法は直径で記入する ⑦寸法は片側に極力記入する 日本工業大学 製図の基礎 15 60 80 40 10 45 20 模範図面 (2)寸法記入のルール ①正面図にできるだけ寸法を記入する ②重複する寸法は記入しない ③対称な形状は対称な寸法で記入する ④計算してわかる寸法は記入しない ⑤最大外形寸法は必ず記入する ⑥円の寸法は直径で記入する ⑦寸法は片側に極力記入する ⑧寸法線・寸法補助線は他の線と交差させない 日本工業大学 製図の基礎 15 60 80 40 10 45 20 間違い④ (2)寸法記入のルール ①正面図にできるだけ寸法を記入する ②重複する寸法は記入しない ③対称な形状は対称な寸法で記入する ④計算してわかる寸法は記入しない ⑤最大外形寸法は必ず記入する ⑥円の寸法は直径で記入する ⑦寸法は片側に極力記入する ⑧寸法線・寸法補助線は他の線と交差させない ⑨重複する場合半径寸法を省略する 日本工業大学 製図の基礎 半径の記入方法 基本 半径は8㎜であるが, 8という数字は省略する 半径寸法を記入 してこちらの寸法 を省略しない 図3-66 半径寸法が他の寸法によって決まる場合 日本工業大学 製図の基礎 45 20 間違い⑤ 40 半径寸法を記入して ここの溝の幅の寸法 を省略するのは誤り 15 60 80 (3)寸法数値の記入方法 日本工業大学 製図の基礎 45 20 模範図面 15 60 80 40 10 寸法線の上・中央 寸法数値の向き 長さ寸法 角度寸法 図3-50方法1の寸法数値の位置・向き 日本工業大学 製図の基礎 15 60 80 40 10 45 20 模範図面 (4)加工を意識した 正面図の配置 日本工業大学 製図の基礎 旋盤 加工の様子 旋盤の概観 加工風景 日本工業大学 製図の基礎 旋盤による加工 日本工業大学 製図の基礎 正面図の配置 加工を考慮した主投影図の選び方 日本工業大学 製図の基礎 (5)精度を意識した 寸法記入方法 日本工業大学 製図の基礎 直列寸法記入法 誤差は累積されていく 余り使用しない 直列寸法記入法 日本工業大学 製図の基礎 並列寸法記入法 基準面 並列寸法記入法 実際の加工においても, この記入方法の方が便利 日本工業大学 製図の基礎 並列寸法記入法 40 44 20 基準面 60 基準面 10 20 30 40 50 基準面は1方向に1つだけ 面積の広い面を基準面とする 80 100 並列寸法記入法 日本工業大学 製図の基礎 20 24 40 対称な形の寸法記入法 10 50 70 80 90 対称な向きは対称な場合の寸法の記入方を用いる 日本工業大学 製図の基礎 (6)穴寸法の記述方法 日本工業大学 製図の基礎 穴寸法の記述方法 どちらも 直径記号φは不要 ドリル :穴の径の精度が低い,穴の内面が汚い リーマ :穴の径の精度が高い,穴の内面が綺麗 ※リーマの場合は寸法精度を記述する場合もある (例) 10H7リーマ 日本工業大学 製図の基礎 連続する穴寸法の記述方法 5×10キリ 穴の数 × 穴の直径 加工法 矢印の先端は 円周上 矢印の延長線が 円の中心を通る 日本工業大学 製図の基礎 連続する穴寸法の記述方法 4×6キリ 図の外側に 普通に読める向きに記入 4×6キリ 矢印の先端は中心線と 外形線の交点 日本工業大学 製図の基礎 (7)本日の課題 日本工業大学 製図の基礎 演習課題 直径10mmリーマ仕上げ穴 ④ 8 24 直径10mmリーマ仕上げ穴 8 直径20mmの貫通穴 8 4つとも直径6mmドリルの穴 20 12 穴は全て貫通穴 12 8 10 20 6 14 基準面を決定して 並列寸法記入法で 寸法を記入する (対称な形の場合を除く) 14 50 6 10 日本工業大学 製図の基礎 チェック項目 (1)1:1の実寸大で描いている (縦・横の最大寸法を定規で測って寸法通りであるかを確認する) (2)外形線を太い実線で描いている (3)対称軸に中心線を細い一点破線で描いている (4)寸法線・寸法補助線を細い実線で描いている (5)寸法線の両端には矢印がある (6)寸法線がきちんと寸法補助線と接続している (7)寸法補助線が必要以上に長くない (8)寸法が寸法補助線の上に書いてある.(横向きの場合は左) (9)寸法の数値が読める大きさで書いてある(7mm程度) 日本工業大学 製図の基礎 チェック項目 (10)適切な正面図を選定している (11)必要最低限の図だけを描いている (12)第三角法に従って描いている (13)円・円弧の中心を示す中心線を描いている (14)必要な隠れ線を描いている 日本工業大学 製図の基礎 チェック項目 (15)寸法を正しく記入している ①正面図にできるだけ寸法を記入している ②重複する寸法は記入してない ③対称な形状は対称な寸法で記入している ④計算してわかる寸法は記入していない ⑤最大外形寸法は必ず記入している ⑥円の寸法は直径で記入している ⑦寸法は片側に極力記入している ⑧寸法線・寸法補助線は他の線と交差させないで記入している ⑨重複する場合に半径寸法を省略している ⑩基準面を適切に選択して並列寸法で記入している ⑪対称な場合は対称な場合の寸法記入法で記入している ⑫穴の寸法を加工方法を含めて正しく記入してある ⑬連続する穴の寸法を正しく記入してある 日本工業大学 製図の基礎
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