製図の基礎 - NIPPON INSTITUTE of TECHNOLOGY

製図の基礎
12回目
7/2
日本工業大学 製図の基礎
(1)図面の様式
日本工業大学 製図の基礎
図面の様式
(テキストP.12)
部品番号
中心線
輪郭線
表面粗さ
部品表
表題欄
日本工業大学 製図の基礎
(1)-①表題欄
図面の長さ:実際の長さ
創造システム工学
1114999
創造 太郎
製図の基礎課題7
第三角法を意味する記号
11/6/13
1:1
2011-7
社内基準に従う,あるいは自分で適宜決める
日本工業大学 製図の基礎
(1)-①表題欄
30
25
10
10
10
20
12
10
6
20
12
18
12
6 6
7
7
10
6
6
65
50
日本工業大学 製図の基礎
(1)-②部品表
7
モータ取付具 S45C
創造システム工学
1114999
創造 太郎
製図の基礎課題7
1
キ
11/6/13
1:1
2011-7
日本工業大学 製図の基礎
(1)-③良く使う材料
炭素等で成分調整された鉄
1.炭素鋼(steel)
純然たる鉄(iron) Fe
間違っても「鉄(てつ)」とは言わない!
(1)一般構造用圧延鋼材(SS材)
値段が安い.材料特性にばらつきがある.
①SS330:引張強さ(強度)330N/mm2以上
②SS400:引張強さ(強度)400N/mm2以上
③SS490:引張強さ(強度)490N/mm2以上
(2)機械構造用炭素鋼鋼材
炭素の含有用により強度を調整している.
SS材より高価.材料特性が安定している.
S10C,S15C,S20C,S25C,S30C,S35C,
S40C,S45C,S50C,S55C
数字は炭素の含有量(S10C:約0.10%,S45C:約0.45%)
日本工業大学 製図の基礎
(1)-③良く使う材料
2.ステンレス鋼(SUS材)
耐蝕性が高い.
(1)オーステナイト系:耐蝕性が高い,非磁性
SUS304等
(2)フェライト系:磁性
SUS430等
(3)マルテンサイト系:強度,耐摩耗性が高い,腐食に弱い
SUS420等
日本工業大学 製図の基礎
(1)-③良く使う材料
3.アルミニウム
鋼より高価,軽い,耐蝕性が高い,強度・剛性が低い
(1)1000番台:アルミニウム(アルミ箔等)
(2)2000番台,7000番台:(高力アルミニウム合金)
A2017:ジュラルミン(引張強さ350N/mm2)
A2024:超ジュラルミン(引張強さ400N/mm2)
A7075:超々ジュラルミン(引張強さ450N/mm2)
(3)3000番台:ビール・ジュース缶等
(4)4000番台:A4032鍛造ピストン等
(5)5000番台:船舶、車両、自動車用ホイール等
(6)6000番台:建築用サッシ等
日本工業大学 製図の基礎
(1)-④工程
(1)鋳型を作って鋳物にしてから機械加工()する場合
木・イ・キ
(2)機械加工(切削加工)のみの場合
キ
①木:木型工場
②イ:鋳物工場
③キ:機械仕上工場
日本工業大学 製図の基礎
(2)課題(寸法)
最大許容寸法:30.01
最小許容寸法:29.99
15 最大許容寸法:30.02
最小許容寸法:30.00
15
面取り:10mm,45°
20
M5ねじ
最大許容寸法:40.00
最小許容寸法:39.98
15
60
15
15
30
直径
最大許容寸法:30.01
最小許容寸法:29.99
(はめあい方式で記述)
寸法は並列寸法記入法を用いて記入すること
基準面は幾何公差の基準面と同一にすること
日本工業大学 製図の基礎
(2)課題(幾何公差①)
緑色の表面が
0.01mmだけ離れた青色の平面に直角な2平面
の間にある
青色の表面に対して
緑色の表面が直角である
日本工業大学 製図の基礎
(2)課題(幾何公差①)
赤色の表面が
0.02mmだけ離れた緑色の平面に平行な2平面
の間にある
緑色の表面に対して
赤色の表面が平行である
日本工業大学 製図の基礎
(2)課題(幾何公差②)
黄色の表面が
0.02mmだけ離れた赤色の平面に平行な2平面
の間にある
赤色の表面に対して
黄色の表面が平行である
日本工業大学 製図の基礎
(2)課題(幾何公差③)
ピンク色の穴の中心軸が
緑色の平面に直角な直径0.03mmの円筒
の中にある
緑色の表面に対して
ピンク色の穴の中心軸が直角である
日本工業大学 製図の基礎
(2)課題(幾何公差④)
茶色の穴の中心軸が
ピンク色の穴の中心軸と同軸な直径0.02mmの円筒
の中にある
ピンク色の穴の中心軸に対して
茶色の穴の中心軸が同軸である
日本工業大学 製図の基礎
(2)課題(表面性状)
ピンク色,茶色の表面:1.6mm
青色の表面:3.2mm
赤色,黄色,緑色の表面:6.3mm
それ以外の表面:12.5mm
①全ての面で除去加工
②値は全て算術平均粗さRa
日本工業大学 製図の基礎
(2)図面の情報
図名:マニピュレータ部品図①
図番:2012-12
品番:12
品名:ジョイント部品A
材料:A2024
個数:6
工程:機械仕上工場
日本工業大学 製図の基礎