三次検査―医療機関にて調べる 家族歴・既往歴ききとり・浮腫の有無 身長体重・血圧測定 検査項目(尿蛋白・尿潜血+の場合) 早朝尿:蛋白定性・定量(mg/dl)、尿中Cr(mg/dl)尿中蛋白 /Cr比 尿中β2ミクログロブリン(μg/dl) 来院時尿:蛋白定性・尿沈査 採血:CBC(Hb)、BUN、Cr、TP、Alb、Tcho、補体C3 検査項目(尿糖+の場合) 血糖・HbA1c 家族歴:家族の血尿・腎疾患・若年期の難聴・DM家 族歴 既往歴:溶連菌感染・アレルギー性紫斑病・夜尿の有 無 基本的に早朝尿・来院時尿の二つをとる。体位性蛋 白尿の除外のため早朝尿を推奨 体位性蛋白尿とは? 起立や歩行によって 尿に蛋白が混じる ことがある。 特に学童期・中学生などに多い。 安静時の尿に異常がなければ病気として は取り扱わない ……なので、就寝時に作られた尿=早朝 の第一尿が必要なのです。 定期フォローアップの必要性 学校検診にて所見があった方の多くは、他の所見に異常が なく、その時点では病気の判断ができないことも多い。 ただし、その中で徐々に病気が潜在的に進行するものもあ るため、暫定診断をつけて経過観察することもあります。 蛋白・潜血(±)以下 沈査赤血球 4/lpf 以下 異常なし 蛋白(+)以上で潜血(±)以下 沈査赤血球 4/lpf 以下 他の所見正常 無症候性蛋白尿 早朝尿の蛋白(±)以下来院時蛋白が(+)、他の 所見正常 体位性蛋白尿 蛋白(±)以下 潜血(+) 沈査赤血球 5/lpf 以上 無症候性血尿 蛋白(+) 潜血(+)沈査赤血球 5/lpf 以上 無症候性血尿・蛋白 尿・腎炎の疑い 蛋白(±)以下 潜血(±)以下 沈査白血球 5/lpf以 上 白血球尿・尿路感染症 の疑い
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