情報教育の研究 - 強く、優しく。金城学院大学

情報教育の研究
第3回
教科「情報」の成立と動向
• 1985年臨時教育審議会第一次答申にて,学
校における情報化の必要性が示された.
• 1986年臨時教育審議会第二次答申において,
「情報化に対応した教育に関する原則」と「情
報活用能力(情報リテラシー)」が示された
• 1987年教育課程審議会答申「情報の理解,
選択,整理,処理,想像などに必要な能力及
びコンピュータ等の情報手段を活用する能力
と態度の育成が図られるように配慮する」
• 1989年 小学校段階「コンピュータに慣れ親
しませる」
• 中学校 技術・家庭科「情報基礎領域」新設
• 職業科を置く高校 各教科における「情報」新
設
• 1996年中央教育審議会第一次答申「①情報教育
の体系的な実施,②情報機器,情報通信ネット和0
句の活用による学校教育の質的改善,③高度情報
通信社会に対する『新しい学校』の構築,④情報社
会の『影』の部分への対応」の4点が示された.
• 1997年「情報化の進展に対応した初等中等教育に
おける情報教育の推進等に関する調査協力者会
議」 情報教育の3つの目標
• 1999年 高校 普通教科情報 を新設
情報活用の実践力
(1) 課題や目的に応じて
を適切に活
情報手段
用することを含めて,必要な情報を主体的に
収集・判断・表現・処理・創造し,受け手の状
況などを踏まえて発信・伝達できる能力 (情
報活用の実践力)
情報の科学的理解
(2) 情報活用の基礎となる
の特性の
情報手段
理解と,情報を適切に扱ったり,自らの情報
活用を評価・改善するための基礎的な理論
や方法の理解
(情報の科学的な理解)
情報社会に参画する態度
(3) 社会生活の中で情報や
が果
情報技術
たしている役割や及ぼしている影響を理解し,
情報モラルの必要性や情報に対する責任に
ついて考え,望ましい情報社会の創造に参画
しようとする態度(情報社会に参画する態度)
情報教育の3つの目標
• これらが、現在の日本の学校で行われている
情報教育の目標になっている。(同時に日本
の学校の情報教育の定義になっている)
• ここには「コンピュータ」という言葉は出てこな
い。(「情報化への対応」のページにある文章
とは大きく違う点)
情報
• 専門分野情報 P14 表1-1参照
• 普通教科情報
• 情報A(3つの目標を均等に扱う)
• 情報B(情報の科学的理解を中心とする)
• 情報C(情報社会に参画する態度を中心と
する)
課題
• P154-P170をパワーポイントのスライドにまと
め、次回の授業までに、レポート提出用掲示
板に提出する。