超伝導磁束量子ビットにおける エンタングルメント 栗原研究室 修士2年 齋藤 有平 超伝導磁束量子ビット(3接合超伝導リング) 実験 M マクロ変数→ 電流の向き、 貫く磁束 EJ / EC 40 EXT 1 / 2の時 t / h 0.33 0.03GHz (t: トンネル振幅) 結果 量子計算におけるゲート (1) 1qubitのユニタリー変換 cost i t i e sin t (2) C-NOT Gate ラビ振動を確認 Casper H.van der Wal et al, Science 290,773 (2000) Entangled 状態 の生成 Entangled状態を作るための回路 1 3JJ qubit から4JJ qubitに 2 LC回路を間に挟む LC回路(tank) a-qubit b-qubit LC回路を量子化してそのエネルギー準位とqubitのエネルギー差 がほぼ等しい時 [I , q ] i / L T H T 2 Z a 2 T 2 T Z T T 1 (b b ) 2 ( b b ) ( , : a qubit, b qubit のス ピ ンマト リ ッ ク ス ) b 2 ( b b ) a M a I a / 2LT M i ki Li LT Entangled状態を作る方法 e a g b 0 T 1)initial state として 2)a-qubitとLC回路が相互作用 相互作用時間 ( t TR / 4 TR :ラビ振動の周期) 1 1 0.8 0.6 a-qubit LC回路 b-qubit 0.4 確率 0 0.2 3) b-qubit とLC回路が相互作用 ( t TR / 2) a-qubit LC回路 2 4 6 8 10 時間 ea gb ga eb 0 b-qubit スイッチの方法 1 2 3 2 f1 4 3 2 f 2 ( i : i 番目のJJの位相差) f1 f2 fa f2 fb f1 f 2 / 2 2 2 2 cos m cos p U ( f , m , p ) EJ 2 cos( f a ) cos ( 2 f 2 m 3JJから4JJにすることによって ΔE ポテンシャルの壁の高さを磁束で調節 トンネルsplittingを変える。 ポテンシャルの形 共鳴の鋭さ 2 A 2 2 2 :ラ ビ振動数 ω: ωf -ωq が十分小さい範囲では共鳴は鋭い。 ) 散逸を考慮する qubitに対する散逸の原因 1 Josephson接合部の準粒子 2 chargeの揺らぎ 3 fluxnoise LC回路に対する散逸の原因 1 Impedanceに入る抵抗 a-qubit Z LC回路(tank) ~散逸を考慮した時の回路図~ 定量的にはSpin-relaxationの方法で 理論的時間を見積もる。 実験でのnsでのデコヒーレンス説明していない。 散逸を考慮に入れた時のJaynesCummingsModelを使って 作られる状態を見積もる 取り入れる散逸 QubitがLC回路ではなく、他にphotonをはく割合 LC回路がqubitではなく、他にphotonをはく割合 Dissipative Jaynes-Cummings Model i g [ b b , ] i g ' [ b b , ] κ (2 b b b b b b ) t ' (2 ) ( 2 ) 2 2 . 11 i g ( 12 b b 21 ) γ 22 κ L ( 11 ) . 12 ig ( 11b b 22 ) γ 12 κ L ( 12 ) 2 散逸を評価する指標 (1)系に対する散逸を見る S Tr ( l og ) L( ) 2 b b b b b b ij i j 3つのエントロピー S , SLC , Saqubit (2)qubitのEntanglementの強さ LC回路とb-qubitに関してtraceをとった q Saqubit Tr ( q log q ) エントロピーのγκ依存性 0.027 0.53 0.68 0.006 0.3 0.3 0.58 0 0 0.015 s LCのγ 依存 0 s の 、 依存性 0.3 0.3 0 0.6918 0.6812 0.25 0 saqubit のγκ依存性 0.25 κ 0.6735 0 0 s LCのγ 依存 0.3 1 上ではqubi t と L C 回路がdecoupl e 2 し ている こ と が分かる 。 0 解釈 現在の実験状況 1 gg 0 P1 2 e g 0 g e 0 P2 2つの状態が統計的重みを 持って入っている。 Decoherence timeは ラビ振動の周期の10倍程度 0.05 ~ 0.1 程度 =0.1、 =0.05( decoupl eし ている 時) 1 gg 0 P 1 = 0.143 2 0.678 e g 0 0.734 g e 0 P 2 = 0.857 温度の効果 計算 ① Jaynes-Cummings Model with dissipation 中のLC回路の準位をn準位 i g [ b b , ] i g ' [ b b , ] κ (2 b b b b b b ) t ' (2 ) ( 2 ) 2 2 ② 初期条件にフォトンの統計的分布 温度が低い時はラビ振動 温度の効果を入れていくと 減衰していく様子がわかる。 確率 時間 温度の効果を考えて散逸を強くしていった時 1 T=0.1( /kTで規格化) 上から散逸を強くしていく 確率 0 -1 時間 励起状態と基底状態にいるときの確率の差 散逸を強くしていくとqubitの基底状態に落ち込んでいく 様子が見て取れる。 考察とまとめ 1 温度効果大 0 -1 温度の効果をあげていくと光学の分野で研究されているCollapse and Revivalへ! qubitーLC回路ーqubit(3体)の系を考えてCollapse and Revival の物理を考え直す。 まとめ 1 LC回路を介してのqubitのEntangle状態の生成について考察した。 LC回路とqubitの自発放射の割合をフリーパラメーターとして 出来上がる状態を見た。 2 温度効果を考えた。 散逸を考慮に入れた時の Jaynes-CummingsModelを使って 作られる状態を見積もる! 取り入れる散逸 QubitがLC回路ではなく、他にphotonをはく割合 LC回路がqubitではなく、他にphotonをはく割合 t i g [ b b , ] k (2 b b b b b b) 2 (2 ) LC回路の散逸
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