地球温暖化、今後の展開

地球温暖化、今後の展開
東京大学
サステナビリティ学連携研究機構
地球持続戦略研究イニシアティブ
住 明正
第4次報告書はturning point
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「地球温暖化は人間活動のせいか?」とい
う議論に決着
問題理解の段階から、行動の時代へ、対
策の時代へ
行動の時代へ
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行動の時代ー>お金が動く
今後に備えて、お金を使わなければならない。
しかし、今、目の前に問題が山積み
年金、医療、失業、貧困、就職難などなど
目の前の問題への対応と、将来の問題への
対応の調和
21世紀の社会のデザインが重要
このためにも、合理的な将来予測ツールとリ
スクの評価
政権交代
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90年比、25%削減の方針
経団連、経産省主導の政策から、環境省、
NGO主導の政策へ?
さあ、どうなるか?
合意形成が重要
そのためには、合意形成ツールが
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科学的なモデル
科学的知見の取り込み
データによる検証可能性
結果の透明性、公開性
信頼度の評価
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不確実性の要因
雲の効果、エアロゾルの直接・間接効果
海洋深層循環
海氷プロセス
炭素循環など地球システムの理解
影響を考慮した対策
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確実なのは、集中豪雨などの自然災害と
海面上昇
不十分ながらも、今後の気候変化に関して
早期のモニタリング
科学・技術としてどう対応してゆ
くのか?
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気候モデル予測の信頼性の向上
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社会との関係性
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何をなすべきなのか?
何がなされるのか?
リスクコミュニケーション
信頼と寛容な人間関係、C&C
目の前にある多様な問題に対して、いかに、
対応するか?統合的な研究手法?
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社会的合意形成