入院時看護業務の改善に向けて ~データベース聴取の効率化~ 2グループ検討チーム 提案内容 入院決定時患者様に情報収集用紙を 事前配布する データベース聴取の効率化を図る 患者ケアの充実を目指す!! 入院時の看護業務内容 オリエンテーション データベース聴取 検査・処置 薬に関すること カルテ・書類作成 etc データベース聴取に関するスタッフへのアンケート結果 *75%の看護師がデータベース聴取に時間がかかる と感じている (聴取平均時間:A病院25分、B病院10分、C病院23分) 理由 ①本人から聴取しにくい ②話が脱線する ③患者の話や答えが長い ④マンパワー不足により他業務に支障を来たし データベース聴取に時間をかけることができない ⑤データベース聴取項目が多い 平成18年度 A病院入院患者 年齢別割合 6% 27% 35% 32% 60歳代まで 70歳代 80歳代 90歳以上 提案内容と利点 ★情報収集用紙の事前配布 利点 ①正確な情報が得やすい ②家族の協力が得やすい ③時間の有効活用 効率的な情報収集 データベース聴取の効率化 代替案との比較 *電子カルテの導入 情報の共有は可能だが、コストが高い 導入までに時間がかかる *入院担当の看護師の配置 人員確保困難 提案内容のリスクと条件 情報用紙を記入しない(できない)患者がいる可能性 がある • 記入することが面倒 ⇒配布時、利点について説明する • 患者が記入できない ⇒家族の中に記入できる人がいるかを確認後 配布する 情報用紙使用前後の データベース聴取時間の比較 A病院 B病院 (電子カルテ導入) C病院 使用前 25分 10分 23分 使用後 18分 5分 13分 使用した感想(看護師側) • 時間短縮できた • 患者の検査の待ち時間等に家族に記入してもら うことで時間が有効に使えた • あらかじめ記入してもらうことで正確な情報が得ら れる • 記入してもらった用紙を見ることで話がしやすい • 入院・治療に関する患者・家族の思いを知ること ができた 使用した感想(患者側) • 家でゆっくり書けてよかった • 記入することであらためて患者の状態や回復 の希望を考えることができた • 入院時にはいっぱい記入することがあるが事 前に記入しておいて良かった • 話すだけなら簡単だが書くのは面倒だ • わからない部分があった 短縮できた時間の活用 • 患者を理解するための時間が増えた • 余裕をもって患者に接することができた • 充実したオリエンテーションができた 今後の行動計画 • 情報収集用紙の内容および活用方法につい て見直し・検討を続けていく
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