ちょっとヘンだぞ・変化している 自然環境(第4回) 北川かっぱの会 2011.9.25 本日のプログラム • 地球温暖化や生態系の危機対策(生物多様 性を守る)のために市民としてできることを考 えていく • 東村山の自然環境を保全・創出していくため に、市行政、事業者、市民それぞれができる ことを考えていく 1 地球温暖化対策 • 地球温暖化の影響の現状を概観 • 気候変動枠組条約について • 日本で目指すべき方向の一例を紹介 →環境省ロードマップ(「環境白書」平成22年 度版) 地球サミットで生まれた双子の条約 地球サミット(国連環境開発会議) 1992年リオデジャネイロ 気候変動枠組条約 →1994年3月発効、 1997年温室効果ガスの削減目標を定め た「京都議定書」を採択 生物多様性条約 →1993年12月発効、 日本を含む193ヶ国およびEUが加盟(20 10年8月現在) コペンハーゲン合意 • 先進国は削減目標、途上国は削減行動を提 出することを合意 • 同合意に基づき、日本では「すべての主要国 による公平かつ実効性のある枠組みの構築 と意欲的な目標の合意を前提として、温室効 果ガスを2020年までに1990年比で25% 削除する」内容を条約事務局に提出 環境省の中長期ロードマップ • 2020年に25%削減、2050年に80%削減 を実現するための対策、施策の道筋を提示。 • エコ投資を進め、低炭素生活スタイルを実践 することにより、我慢ではなく快適で豊かな暮 らしを実現することが可能。目標達成のため には、国民一人ひとりの取組が重要。 • 温暖化対策は負担のみに着目するのではな く、新たな成長の柱と考えることが重要(市場 ・雇用の創出、地域活性化、安全保障の確保 ) 日々の暮らし (ゼロエミッション 住宅・建築の普及) 目標 →新築の改定省エネ基準達成率100% • 建物と家電等の消費機器、太陽光などの創 エネ機器を統合したゼロエミ基準策定 • 省エネ基準、ゼロエミ基準の達成義務化 • 新築・既築改修促進のための税制等 • ラベリング制度と環境性能表示の義務化 • …… 日々の暮らし (環境対応車 (自動車)市場) 目標 →次世代自動車販売台数を250万台 • 二酸化炭素排出量等に応じた税の重課軽課 • 燃費基準の段階的強化 • ハイブリッド・電気自動車の導入促進 • 高性能電池、次世代電池の開発 • エコドライブ、カーシェアリングの促進 • …… 地域づくり (歩いて暮らせる 地域づくり) 目標 →旅客1人当たりの自動車走行量の1割 削減 • 居住、就業、商業の駅勢圏・徒歩圏への集約 • LRT・BRTの延伸や計画路線の早期着工 • 歩道、自転車の走行空間の整備 • 都市未利用熱を逃がさずに最大限活用 • 全自治体で低炭素地域づくり実行計画策定 • …… 地域づくり (農山漁村地域の ゼロカーボン化) • 建築物等への木材利用促進、バイオマス資 源の利用促進、森林・農地等の吸収源の活 用 • 全地域でゼロカーボン地域計画を策定 ものづくり (低炭素ものづくりの 世界展開) 目標 →エネルギー消費を3~4割減(2050年) • 排出削減をする企業が報われる市場づくり • 排出削減をする企業を金融面で支える環境 づくり • 有価証券報告書等を通じた情報開示促進 • 革新的技術の開発支援 • 低炭素ものづくりの担い手育成 • …… エネルギー供給(低炭素社会を見 据えた次世代のエネルギー供給) 目標 →再生可能エネルギーの割合を10%以上に (2020年)、スマートグリッド普及率100%(2030年) • 固定価格買取制度 • 再生可能エネルギーの導入義務化 • 再生可能エネルギーの大量導入に耐えられ る系統連係・貯蔵システムの強化、スマート グリッドの整備 • 燃料転換、高効率火力発電技術による火力 発電の低炭素化、…… 低炭素社会構築のための基幹的 な社会システム • キャップ・アンド・トレード方式による国内排出 量取引制度、地球温暖化対策税
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