スライド 1

科学文化の地域拠点形成
やまがた大学の将来構想
ミッション1
科学を文化と呼べるまで浸透させ、社
会の基盤を強化する
科学を日常生活にまで浸透させ、科学が生きる力を万人に与えることがきるよう
に。国の底力を築く事業。
日本ではだれも到達できていない目標
歴史的には迷信からの開放の役割をはたし、現代では、自然に触れ、科
学的な成果を知ることから好奇心を高め、豊かな精神生活を提供する役
割を果たしてきた。また、地球環境を守り平和を守る心を醸成する役割も
果たしている。
ミッション2
科学を軸に人材育成し、
人材育成を通して地域社会と大学を
連結する
科学文化の地域拠点を形成するなかで、科学する心をもって社会に貢献できる人
材として学生を育て、さらに、地域の人材育成を通して地域の市民文化の向上に貢
献する。
背景
専門家中心
(科学技術産業の振興)
一方向的
(大学の説明責任)
双方向的
(社会貢献)
双方向的
科学文化形成
(国力の元)(経済の推進力も)
地域貢献委員会設置
大学とNPOの連携覚書締結
星のソムリエ制度誕生
サイエンスサマースクールスタート
人材の双方向性
(学生の育成、現場へ進出)
一方向的から、双方的、科学文化形成へ 2004年の法人化を境にして、科学理解増進活動は、大学から市民へむけた一
方向的なものから脱却し、双方向的になってきた。双方向的になると、シンポジウムや出前教室など理解増進活動に市民が運営
にも参加するようになり、到達力のある活動が実現する。研究者と市民が共同して活動するので(サイエンスコミュニケーターが育
ち)透力がさらに増加し、市民は隣人に広めるので、日常生活にも入り込むようになる。科学文化形成、つまり、科学が人々の生活
に入り込み、万人にとって生きる力を与えるものと認識される時期が近づいているのが現在である。本事業によって山形大学は科
学文化形成のフロントランナーとなれると感じる。
理学部の取り組み 理学部では2004年から地域貢献委員会を設置し活動してきたが、その間の予算は、初期には文部省の
公開講座支援に始まり、その後JST等の外部資金をとりながら、理学部独自予算と学長裁量経費1学部1プロジェクトの支援を受
けて非常に有効な活動ができた。結果として、山形大学の社会貢献の重要なパートを占めるまでに成長したと考えている。
自然な発展とキャンパス内連携 これまでの学内の活動を活かして発展的な事業を組織的に実施することができる段階に
なった。たとえば、NPO法人との連携による「やまがた天文台」、あと2年で終了するJST地域科学ネットワーク(科学の花咲かせ
隊)事業(サイタセンター)、サイエンスサマースクール(理学部) 、市民サポーター組織を目標とするサイタネット (理学部) 、地域教
育文化学部の理科教育支援事業などをそれぞれの特長を生かし、自主性を伸ばしながら、地域に浸透力のある事業に育てたい。
学生および地域の人材の育成の場の形成、そして活躍の場と育成の場の結合現象へ これまでの実績から学生が社会性を身に
着け、具体的事業のノウハウを得て、その実績をもとに、進路(就職)を獲得し始めている。(魅力ある活動をしている大学として)入
学し、本事業の中で成長し、(活動できる分野へ)就職という人材育成の流れが出来てきている。星のソムリエ、科学の花咲かせ隊
などサイエンスコミュニケータの養成が大事なフェーズを向かえている。
科学文化の地域拠点
推進本部(組織的PRや連携を行い、双方向性実現や文化形成へ導く)
地域に開かれた施設
事
業
受益者年間15000人規模の事業
やまがた天文台、サイタセンター、サイエンスサマース
クール、サイエンスカフェ、出前教室、、
サイエンスコミュニケータ養成
星のソムリエ(理学部、NPO)、
科学の花咲かせ隊(CITAセンター)、
サイエンスナビゲーター(山形県)、、、
参加
NPO等地
域の市民組
織(数百名
規模)養成
自治体との協力
学校教育との連携
高大連携、提携校、SPP 、、、、
小中学校等の教育現場との連携
自治体の理科教育推進事業との連携。
Eg..理科教育センター
地域の人々の科学
文化の底上げ
事業規模
財源と効果に関する
NPO連携モデル
大学:投資額100万円
大学投資額100万円
双方向
双方向的
事業規模(100万円)
1方向的
事業規模(200万円)
+事業の質の向上
地域の人々との連携
投資
双方向的な事業の場合、投資額に対する効果は非常に大きくなれる
現在の理学部の事業では、年間受益者約7000人に対して事業額は約300万円。一人当たり400円。たとえば、科
学未来館は一人当たり1万円。普通の科学館等は数千円程度。
本事業の財源と効果に関する考え方
大学:投資額
500万円程度
キャンパス内の連携強化
地域の人々との連携
自治体との連携
3年間でこの循環を整備
投資額の2倍程度事業規模
受益者年間15000人規模の事業
+科学コミュニケーター養成
+学生、教員研修等による人材育成、人材
の社会への投入
効果
○ 山形大学は科学文化形成のフロントラン
ナーとなる。危機に強く、底力のある日本の社
会を作るために山形大学が貢献し、また、大学
は市民から強い支持を得ることになる。
○
長期・短期のプランの具体的実現
キャンパス内の連携強化と地域市民、
自治体との連携強化を実現
○ 双方向的理解増進活動、科学文化
形成の方法を開発