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在宅ケアプラン
J.Kominato
MDS-HC CAPsが目指す
ケアプラン①
利用者一人ひとりのケア目標を明確にし、自立の
姿を示すケアプラン。
CAPs
障害や問題を見つけるだけでなく、その原因
や危険性を分析し、可能性を探るための指針
を示してくれます。
利用者個別の可能性を確認できます。
J.Kominato
MDS-HC CAPsが目指す
ケアプラン②
作成者がケアの判断基準や根拠を明らかにできる
ケアプラン。
J.Kominato
MDS-HC CAPsが目指す
ケアプラン③
職種を越えた共通言語によって、多種多様なスタッフの
共通理解のもとでケアを進めることのできるケアプラン。
MDS-HC CAPsは、いろいろな専門職
種の人達によって開発されたものです。
内容はそれぞれの分野の標準知識が保たれています。
アセスメントの視点や方法が、どの職種も同じになります。
認識が共有できます。
他職種の知識を学ぶことができます。
J.Kominato
MDS-HC CAPsが目指す
ケアプラン③
職種を越えた共通言語によって、多種多様なスタッフの
共通理解のもとでケアを進めることのできるケアプラン。
MDS-HC CAPsは、いろいろな専門職
種の人達によって開発されたものです。
ケアチームでお互いの理解ができ、各自の役割分担
と目標が明確になります。
ケアが統一され、一貫的・継続的にサービスを提供
することができます。
J.Kominato
MDS-HC CAPsの
意味と関係①
MDS-HC
在宅ケアアセスメント表のことです。
在宅高齢者の
病
状
症
状
生活状況
など、
ケアプランを作るための最低限必要な情報を
得ることができます。
J.Kominato
MDS-HC CAPsの
意味と関係①
MDS-HC
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
Ⅵ
AA
A
B
C
D
E
F
G
H
Ⅰ
J
K
L
基本情報(相談・受付時のみ)M
アセスメント情報
N
記 憶
0
コミュニケーション
P
視 覚
Q
気分と行動
受付状況
相談内容と決定事項
基本情報
家族に関する情報
現在の状態及びサービス内容
居住環境
社会的支援と機能
IADLとADL
排 泄
疾 患
健康状態及び予防
栄養状態
歯及び口腔状態
皮膚の状態
薬 剤
治療方針の順守
過去90日間における全体状況
環境評価
J.Kominato
MDS-HC CAPsの
意味と関係②
CAPs
在宅ケアプランの指針です。
現場の経験と検証の結果から、在宅の高齢者にとって
の問題や課題になりやすい領域を示しています。
かつ、適切なケアを提供することによって、対応がで
きる可能性のある領域を示しています。
問題,課題の所在と、原因,危険性,可能性を探るた
めの手助けをします。
J.Kominato
MDS-HC CAPsの
意味と関係③
CAPs
感覚面
機能面
精神面
ケアの管理
ケアを
必要としている
利用者
健康増進
失禁の管理
30の領域に分かれています。
J.Kominato
MDS-HC CAPsの
意味と関係③
CAPs
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
コミュニケーション障害
21
視
覚
22
アルコールの乱用と危険な飲酒
23
認
知
24
行
動
25
うつと不安
26
高齢者の虐待
27
社会的機能
28
心肺の管理
29
脱
水
30
転
倒
ADL/リハビリの可能性
手段的日常生活能力
健康増進
施設入所のリスク
栄
養
口腔衛生
痛みの管理
じょく創
皮膚と足の状態
順
守
もろい支援体制
薬剤管理
緩和ケア
保健予防サービス
向精神薬
在宅サービスの削減
環境評価
便の管理
尿失禁と留置カテーテル
J.Kominato
MDS-HC で 事実を把握します。
・転倒したことがあるか?(何回か?)
・予測しない意識の変化はあるか?
・アルツハイマーの治療は受けているか?
・歩行が不安定だが外出しているか?
など。
CAP⑮
で
転倒の原因、危険性、予防、の可能性を
評価します。
(内的要因)
(外的要因)
・歩行障害はあるか?
・薬剤の副作用は?
・血圧低下はあるか?
・環境は?
・意識の喪失は?
・アルコールは? など。
・平衡感覚の低下は?
・骨の痛み・変形はあるか?
(要因の複合)
・視覚の問題は? など
J.Kominato
MDS-HC の
アセスメントの視点①
MDS-HCの特徴
1
生活ニーズから医療ニーズまで幅広い項目について
ケアの専門家が体系的・客観的に評価をおこなうこと
ができます。
2
障害の程度を判定するだけではなく、障害が生活に
どのような影響があるのかを判断します。
3
ケアプランに直接反映させるための項目で構成され
ています。
J.Kominato
MDS-HC の
アセスメントの視点①
MDS-HCの特徴
4
介護力を判断します。
5 変化への対応力を判断します。
6
利用者側に立って、何をどの程度自分で行なったか
を評価します。
7
ケアの効果・判断を明確にできます。
8
期間を区切って観察・評価をします。
J.Kominato
MDS-HC の
アセスメントの視点②
MDS-HCの見た目の特徴
1
には、数字が入ります。
2
には、該当した場合
をします。
3 コンピュータに対応するように作られています。
4 自由記入はメモだけです。
J.Kominato
MDS-HC のアセスメント方法①
アセスメントの日を決め、原則的に過去3日間の
状態をアセスメントします。
自分の目で、ケアをしながら、話をしながら観察
します。
本人や家族に理解を求め、ケアプラン作成のため
に協力をいただきます。
デリケートな項目は聞き方を工夫します。
関わっているスタッフからも話を聞きます。
最終的には、担当者が責任をもって総合的に判断
します。
J.Kominato
MDS-HC のアセスメント方法②
慣れてくると、アセスメントの項目を様子観察の
ポイントとして利用できるようになります。
始めが肝心です
自分勝手に基準を決めないようにし、「アセスメント表」
及び「在宅ケアアセスメントマニュアル」に書いてある記入
の仕方のとおりにアセスメントしましょう!
J.Kominato
MDS-HC CAPsの
トリガーの意味
アセスメントの結果から、利用者の問題となる
領域を選定するための項目を「トリガー」と呼ん
でいます。
J.Kominato
MDS-HC CAPsの
トリガーの意味
領域15「転倒」のトリガーを見てみましょう。
下記に1つ以上該当すれば、より詳細にアセスメントする必要がある。
・過去90日間に転倒回数
K5=1以上
・過去7日間において、1日のうちで注意力や見当識
B3a=1
が急に変化したり、一貫性が失われたり、予測でき
ない意識状態の変動がある
・アルツハイマー型痴呆症で治療を受けている
J1g=2
・パーキンソン病で治療を受けている
J1l=2
・不安定な歩行があり、かつ転倒を恐れて外出を制
限していない
K6a=1かつK6b=0
J.Kominato
CAPsの活用方法
CAPsは、日本語で言うと、
「利用者の持つ課題に対する検討の方向を示してくれるも
の」
と言えます。
このCAPsが用意されていることが本方式
の最大の特徴です。
問題・課題を見つけるだけでなく、その所在と原因を
分析し、予防や改善の可能性を探ります。
J.Kominato
CAPsの活用方法
良く言われることですが、今までのように、経験
と勘だけによるものでなく、科学的・客観的に問題
を把握し、根拠を明確にしたケアプランによりサー
ビスを提供する必要があることはみなさんご存知の
とおりです。
CAPsを活用し、理由をきちんと説明できるよ
うな、納得していただけるようなケアプランを作る
とともに、利用者と家族に満足していただけるサー
ビスを提供したいものです。
J.Kominato
MDS-HCCAPsによる
ケアプラン作成の過程
援助、ケアプラン作成依頼を受ける・契約
MDS-HCによるアセスメント
トリガーによる領域選定
CAPsにより課題を検討
課題設定
援助目標設定
具体的なケア内容の設定/調整
週間スケジュール・費用の調整
J.Kominato
ケアマネジメントの過程
アセスメント
ケアプランの作成
サービス担当者会議
本人の了解
サービスの仲介や実施
継続的な管理
評
価
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具体的なことは、演習の中で説明させていただきます。
インターライ日本委員会サポートディスク
ふくし@JMI
社会福祉士 小 湊 純 一。
E-mail: [email protected]
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