2012/10/12 (金) 電気回路学I演習 重ね合わせの理 問1 問2 1 V jwC R R I 1 R + E0 重ね合わせの理を用いて、電流 I を求めよ. ただしE0とI0は同相とする. I0 E0 - I0 + jwL jwC 重ね合わせの理を用いて、右側の抵抗の両端に かかる電圧V を求めよ. ただしE0とI0は同相とする. 問3 - E1 + Z1 Z2 Z3 I + I0 - 重ね合わせの理を用いて、電流 I を求めよ. (図に示した向きを正とする) なお E1 , E2 , I0 はすべて同相とする. E2 1 電気回路学I演習 2012/10/12(金)出題分 解答 問1 1. まず電圧源のみ残し、電流源を開放除去する. 2. 次に電流源のみを残し、電圧源を短絡除去する. すると回路の右半分にはもはや電流は流れない. このときインダクタに流れる電流をI2とす ると、I2は電流の分配側から, このときインダクタに流れる電流をI1とすると、 1 1 jwC I2 jwC R jwL 短絡 I0 開放 R I1 jwL I2 + E0 - E0 I1 R 1 jwC jwL jwCE0 1 - w 2 LC jwCR R 1 jwC I0 R 1 jwC jwL 1 jwCR 1 - w LC jwCR 2 I0 従って求める電流 I は、 I I1 I 2 jwCE 0 1 jwCR I 0 1 - w 2 LC jwCR 問2 1. まず電流源のみを残し、電圧源を短絡除 去する. 右側の抵抗に流れる電流をI1とすると、電 流の分配側から、 1 jwC 1 I0 I0 R 1 jwC 1 jwCR R R I1 1 jwC I0 E0 jwCE0 R 1 jwC 1 jwCR R R I0 I2 I2 開放 1 + I1 2. 次に電圧源を残して電流源を開放除去する (左側の抵抗にはもう電流は流れない) 右側の抵抗に流れる電流I2は、 jwC E0 短絡 以上より、問題の抵抗に流れる電流は、 I I1 I 2 I 0 jwCE0 1 jwCR 従って抵抗にかかる電圧は、 V IR I 0 jwCE0 R 1 jwCR 2 問3 1. まず電圧源E1のみ残し他は除去する. - E1 2. 続いてE2のみ残して他の電源を除去する. + Z1 Z1 Z2 Z3 Z2 I1 Z3 I2 + 開放 短絡 開放 - Z3の両端にはE1がそのままかかるから, I1 - E1 Z3 (注:電流の向きとして上向きを正に取った.) E2 Z1にも電流は流れなくなることに注意. (電流 は短絡した方を流れる). このときZ3に流れる電流は, I2 E2 Z3 3. 次に電流源のみ残し他を除去する. 短絡 × I0 Z1 Z2 (I=0) Z3 短絡 I0 このとき左側の回路は短絡されているから、 Z2の上端の分岐点において電流源からの電流は すべて左側に流れる. Z3に電流は流れない. 以上より、Z3に流れる電流は、 I I1 I 2 - E1 E2 Z3
© Copyright 2025 ExpyDoc