経済統計調査論

経済統計調査論
統計調査の手順
経済統計の種類
調査の方法
統計調査の手順
統計調査を行うために
誰、いつ、どこで、何を、如何に
統計調査の手順
1.主体:調査主体、調査目的
2.調査時期と調査時点:
3.場所:調査の対象地域の限定
4.対象:何を調査対象とするか、範囲を明
確に規定する。
調査単位:個人、世帯、事業所
5.調査方法:全数調査か、標本調査か
経済統計の種類
調査統計:指定統計ともいうが、統計法律
に基づき、被調査者の調査への協力が法
的に義務づけられている。
調査方法によって、全数調査と標本調査
業務統計:政府の業務統計
データについての理解
フローデータ(flow data)
売上高、所得のように、四半期とか1年間
などの一定期間の変化量を計測する数値。
ストック(stock date)
人口、預金残高のように、その一定時点で
の水準を示す数値。
データについての理解
時系列データ(time series data)
同一の対象の異なった時点(或いは時期)での観
測値からなるデータ。
クロスセクションデータ(cross section data,
構造統計データ)
ある期間や時点(t)を固定して、幾つかの異なっ
た対象について調査・実験を行い、観測値を得
た場合のデータ。
データについての理解
パネル・データ(panel data)
ある一定範囲の対象に対して時系列デー
タを集めたものはパネル・データと呼ばれ
る。
データについての理解
離散的データ(discrete data)
一般に各データに対して、その取りうる値として概
念的に有限個もしくは加算個の数値しか存在し
ない場合、そのデータは離散的データであるとい
う。 a , a , a ......
1
2
3,
連続的データ(continuous data)
ある範囲で連続的どのような値でも取りうるような
データ。
母集団の概念
母集団:調査の対象とされる集団全体のこと
有限母集団、無限母集団
母集団の4要素
統計単位:母集団を構成する基本要素
標識:統計単位がもつ様々な量的あるいは質的
的属性
時間:調査の時点
場所:調査対象の地域的な範囲
全数調査と標本調査
全数調査
国勢調査
有意抽出法:調査者が適当に標本を選ぶ
無作為抽出法:ランダムに抽出