草地を見分ける - 中央農業試験場 トップ

草地を見分ける
草地を見分ける
良い草地
悪い草地
肥料をやると
いっぱいとれる
あまりとれない
とれた草は
牛がよく食べる
フン!と横向く
食べた草は
よく消化される
消化が悪い
何が違うの?
生えている草の種類が違う
草地の生産性を決めるのは草種構成だ!
牧草の種類

イネ科牧草

マメ科牧草
牧草の種類<イネ科>
株型
チモシー
メドゥフェスク
生産性
永続性
大
小
小
大
オーチャードグラス
地下茎型
ケンタッキーブルーグラス
レッドトップ
シバムギ
リードカナリーグラス
地下茎
牧草の種類<マメ科>
株型
アカクローバ
アルファルファ
収量性
永続性
大
小
小
大
匍匐型
シロクローバ
根粒菌:空中窒素の固定
= 肥えた土になる
オーチャードグラス
チモシー
アカクローバ
シロクローバ
高
位
生
産
に
向
く
牧
草
シバムギ
ケンタッキーブルーグラス
地
下
茎
型
イ
ネ
科
牧
草
レッドトップ
シロクローバ
省
力
管
理
に
向
く
牧
草
植生不良率1)の区分
10%未満
生草収量(t/10a)
2.0
10-30%
1.6
30%以上
1.2
0.8
~
30
30
~
40
~
50
~
60
~
早春の施肥量(kg/10a)
地下茎型イネ科草の多い草地は低収
1) ケンタッキーブルーグラス、レッドトップ、広葉雑草の冠部被度と裸地割合の合計値
(松中ら1984)
イネ科の主体はオーチャードグラス
1000
3F
-N
年間乾物収量 (kg/10a)
800
合計
600
イネ科
400
200
マメ科
0
1000
800
-P
-K
600
イネ科の主体は
レッドトップ
イネ科の主体は
ケンタッキーブルーグラス
400
200
0
2 4 6 8 10 12 14
2 4 6 8 10 12 14
経過年数 (年)
マメ科牧草の元気な草地はよく穫れる
(大村ら,1985)
高位生産のために良い草地とは?
チモシーなど生産性の高いイネ科牧草と
マメ科牧草が
良好に維持された草地
どのくらい良好かを5段階評価する
マメ科率による5段階評価
マメ科率区分
1
2
3
4
5
マメ科率
30% 以上
15-30%
5-15%
5% 未満
チモシー率
50% 以上
50% 以上
50% 以上
70% 以上
荒廃草地(更新対象)
北海道施肥標準
地帯
道東
・
・
土壌
マメ 科率
区分
1 (マメ科率30-50%)
2 ( 〃 15-30%)
火山性土
3 ( 〃 5-15%)
4 ( 〃 5%未満)
・
・
・
・
目標
収量
( 単位: kg/10a・ 年)
窒素 リ ン カ リ ウ ム マグネシウ ム
(N) (P2O5) (K2O)
(MgO)
4500
~
5000
4
6
10
16
10
10
8
8
18
18
18
18
4
4
4
4
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
良い草を維持する施肥管理法
1.目標収量を得る
1.目標収量を得る
2.良い草を維持する
2.良い草を維持する
ための施肥管理です。
ための施肥管理です。
生草収量 (t/10a)
北海道施肥標準は
北海道施肥標準は
6
5
4
3
1
2
3
目標
収量
4
5
(荒廃草地)
4
8
16
24
窒素施肥量 (kg/10a)
(木曽・菊地,1988)
維持管理段階では4段階評価
造
成
し
た
ば
か
り
ち
ょ
っ
と
疲
れ
た
1
2
ま
だ
ま
だ
元
気
3
4
そ
ろ
そ
ろ
限
界
牧草の略号
<イネ科>
<マメ科>
TY:チモシー
RC:アカクローバ
OG:オーチャードグラス
WC:シロクローバ
MF:メドゥフェスク
ALF:アルファルファ
KB:ケンタッキーブルーグラス
RT:レッドトップ
QG:シバムギ
RCG:リードカナリーグラス
虹別
8
9
3
1
2
3
4
圃
場
調
査
票
5
6
7
記
入
例