火山に強くなる本

火山に強くなる本
下鶴大輔 監修
3051-6027
松本由真
はじめに
• 火山との共存方法を知る
→このことを目的とし、本を読み解いていく
災害への取り組み
火山観測
土砂災害を防ぐ砂防施設の建設
噴石などを避ける退避豪の設置
農作物を火山灰から守るビニールハウスの
整備
5. 噴火に備えるハザードマップの作成
6. 退避勧告
1.
2.
3.
4.
※ ここでは1、2について取り上げる
火山の観測
※火山の活動状況を把握したり、活動の推移を予測したりするために、火
山ではさまざまな活動が行われている。
• 地震・微動
火山周辺で起こる地震や微動を記録し、震源の場所から、地下のマグマ
の位置を推定する。
• 地殻変動
地面の動きを測量することにより、マグマの上昇による山体の膨張など
の変形を測定する。
• 重力・電磁気
マグマの上昇・下降、地盤の隆起や沈降などにより変わる地表の重力や、
マグマや高温の気体・液体の上昇により生じる岩盤の電気抵抗や磁性
の変化を測定することで、マグマや熱の動きを推定する。
• 地熱
マグマや高温の気体などの上昇による地表の温度変化を測定する。
火山砂防
火山地域での土砂災害を防止したり、軽減したりするため、さまざまな
ハード対策が行われている。
• 砂防堰堤
土石流や泥流をくい止めるために作られた堤防の一種。流下してきた土
砂を受け止め、下流へ流れる土砂の量を少なくしたり、勢いをやわらげた
りする。
• 遊砂地
土石流や泥流の一部の幅を広げて、流れてきた土砂のスピードを落とし
堆積させ、下流へ流下する土砂の量を少なくすることが目的の施設。
• 導流堤
土石流や泥流の方向を制御して、安全な方向に流下させ、土砂氾濫や
その拡大を防ぐ堤防の一種。
火山の恩恵
1.
2.
3.
4.
5.
地熱発電
景観
温泉
肥沃な土壌
湧水
※ここでは1について取り上げる
地熱発電
• 純国産の自然エネルギー
地下から取り出した蒸気の力でタービンを回し、電気を作る。
• 地熱発電所
現在、日本では17ヶ所の地熱発電所が稼動し、合計約53
万キロワット(30~40万所帯分)の電気が生み出されてい
る。
まとめ
• 火山災害に備え、さまざまな対策がとられて
いる。
• 火山から受ける恩恵は、計り知れないもので
あり、資源枯渇の危機が叫ばれる今日では、
その役割は大きくなっていくと思われる。
→これからも火山と仲良く付き合っていかなけ
ればならない
感想
マグマや高温の気体の上昇や下降などにより、
地表の重力や、岩盤の電気抵抗・磁性が変
化すると知り、驚いた。火山について、まだま
だ知らないことがあると分かったので、学習を
進めていきたい。