プロジェクトの概要 プロジェクト名: J-STOP Japan Smoking cessation Training Outreach Project プロジェクト期間: 2008~2010年 (3年間) 目的:禁煙治療の質の均てん化・向上と保険治療の 登録施設の増加による近接性の向上 実施機関: 日本禁煙推進医師歯科医師連盟 スポンサー: The Pfizer Foundation (米国) 指導者トレーニングの構成 一般コース 特別コース 学習目標: 標準手順書に準拠した基本的な 治療内容を習得する 学習目標: 禁煙困難者やSpecial populationへ の対応を学習する eラーニング基礎編 eラーニング ワークショップ ワークショップ eラーニング実践編 オプション:実地研修 一般コースにおけるトレーニング内容 一 般 コ ー ス <テキスト学習、アセスメントテスト> 1.喫煙の実態と公衆衛生的背景 eラーニング 学習時間 2.喫煙の健康影響 5~6時間 【基礎編】 3.禁煙の効果 4.ニコチン依存症 5.禁煙カウンセリング 6.禁煙の薬物療法 7.ニコチン依存症管理料 ワークショップ ※仮想面接学習 8.禁煙治療の実際 9.禁煙治療のための環境づくり (半日程度) ソフトの配布 eラーニング 【実践編】 <仮想面接、アセスメントテスト> 学習時間 3~5時間 1.事例A(女性:準備期、禁煙治療) 2.事例B(男性:準備期、禁煙治療) 3.事例C(男性:前熟考期、日常診療) 4.事例D(男性:熟考期、健診) 5.事例E(女性:熟考期、日常診療) 一般コース-半日ワークショップ プログラム 1.講義(20分) 「日常診療の場で短時間できる禁煙の 効果的な働きかけ」 2.症例検討(90分) 1)73歳 男性 2)41歳 男性 3.Q&A実習(40分) 患者さんからよくある質問に対する回答の演習 4.禁煙治療における問題点 と解決策の検討(20分) 一般コース-バーチャルカウンセリング 特別コースにおけるトレーニング内容 eラーニング 特 別 コ ー ス ワークショップ (1日間) <テキスト学習、アセスメントテスト> Special Population (妊婦、未成年、精神疾患) <症例検討> 禁煙困難例やSpecial Population (妊婦、未成年、精 神疾患)に対する禁煙治療 <講義ビデオ> 国内外の禁煙治療の専門家による講義 <講義> 禁煙困難例や Special Population (妊婦、未成 年、精神疾患)に対する禁煙治療の方法 最新の禁煙治療に関する知見の紹介 <症例検討> 禁煙困難例や Special Population (妊婦、未成 年、精神疾患)に対する禁煙治療の方法 プロジェクトの評価 1.個人単位のトレーニングの評価 【プロセス評価】 ・トレーニングに参加した医療機関数と従事者数 ・eラーニングやワークショップの完了率、脱落率、学習時間 【インパクト評価】 ・禁煙治療に関する知識・態度・自信・行動の変化 2.地域・施設単位のトレーニングの評価 ・ニコチン依存症管理料の届け出医療機関数 ※2010年1月末現在 9300施設 ・ニコチン依存症管理料を算定した患者数 ・禁煙治療終了時点の禁煙率(中断者を含む) ※2007年調査 55.1%、2009年調査 58.1% トレーニングの効果検証-パイロットスタディ 対象:2008年4月以降に保険による禁煙治療を開始した医療機関の医 師、コメディカルを対象とする。 ①2009年度:大阪府内の医療機関30施設を対象とする。 ②2010年度:全国の医療機関30施設を対象とする。 方法:開発したトレーニングプログラム(eラーニング、半日ワークショッ プ、バーチャルカウンセリング)を提供し、トレーニングの効果を明 らかにするとともに、プログラムの問題点や改善点を明らかにす る。 eラーニング テキスト学習 評価内容: ワークショップ eラーニング バーチャルカウンセリング 自記式アンケート (知識・態度・自信・行動) 報告書、患者データ (禁煙率など) 2009年度分 自記式アンケート (満足度、有用性、わかりやすさ) 2010年度分 トレーニングプログラム改良のための意見収集 目的:学習方法、教材の内容・難易度、学習量などについての改 良点を明らかにする。 対象:以前から自由診療による禁煙治療に取り組み、保険適用 後も禁煙治療を実施しながら、指導者育成の活動にも関わ る医師30名を対象とする。 方法:一般コース、特別コースのeラーニングのプログラムを受講 してもらい、プログラムの問題点や改善点に関する意見を 収集する。プログラムに対する意見は、アンケート調査や 電話調査、検討会を通して収集する。 (注) 効果検証のパイロットスタディに参加した受講者についても同様の 調査を行う。 全国展開とその効果検証 対象:保険による禁煙治療の届け出医療機関で禁煙治療に携わ る医師・コメディカルを対象とする。登録医療機関に募集要 項をダイレクトメールし、参加を希望した医療機関700施設 を対象とする。 方法:開発したトレーニングプログラム「一般コース」を提供し、そ の効果を明らかにする。特別コースは、オプションとする。 評価内容: eラーニング テキスト学習 ワークショップ eラーニング バーチャルカウンセリング 自記式アンケート (知識・態度・自信・行動) 報告書(禁煙率など) 2009年度分 自記式アンケート (満足度、有用性、わかりやすさ) 2010年度分
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