スライド 1 - 新興出版社啓林館

Keirin 生物
1部
第
細胞の観察と大きさの測定
<細胞の観察と大きさの測定>
Keirin 生物
実験A
課題の選定
オオカナダモの細胞や葉緑体を顕微鏡で観察することに
よって,細胞や葉緑体の形態を考えてみよう。
仮説の設定
<仮説> オオカナダモの葉をつくる細胞の大きさや
形は,葉の部位によらず同じである。
<仮説> すべての細胞に葉緑体がある。
<細胞の観察と大きさの測定>
Keirin 生物
方法
葉を1枚とり、表を上にしてスライ
ドガラスに置く
水を1滴落とす
カバーガラスをかける
低倍率(100~150倍)で細胞の形態に注目して
顕微鏡観察を行う。
<細胞の観察と大きさの測定>
Keirin 生物
方法
高倍率(400~600倍)で葉の各部の細胞の形
態とその細胞内の葉緑体の有無を観察する。
ピントを少しずつずらして観察すると,細胞全体や葉緑
体などの形がわかりやすくなる。
アオミドロの葉緑体のらせん構造の観察例
<細胞の観察と大きさの測定>
Keirin 生物
考察
(1)どのような形態の細胞が、どのような部位で観察さ
れたか。
(2)すべての細胞に葉緑体は観察されたか。
(3)葉緑体はどのような形態をしているか。
発展
アオミドロなどを顕微鏡観察して,細胞と葉緑体のそれぞれの
形態を調べてみよう。
<細胞の観察と大きさの測定>
Keirin 生物
<スケッチの仕方>
悪い例
よい例
輪郭をはっきり描く
点と線を使って描き、塗りつぶさない
濃淡は点の密度で表す。影をつけない
構造名を示し、形状や色の情報を入れておく
<細胞の観察と大きさの測定>
Keirin 生物
<レポート>
<細胞の観察と大きさの測定>
Keirin 生物
実験B
ミクロメーターを用いた細胞の大きさの測定
①接眼ミクロメーターを接眼レンズの中にセットする。
<細胞の観察と大きさの測定>
Keirin 生物
②対物ミクロメーターをステージにセットし,ピントを合わせる。
<細胞の観察と大きさの測定>
Keirin 生物
③接眼ミクロメーターを回して,両方のミクロメーターの
目盛りが平行になるようにし,目盛りが一致している所
を2 か所探し,その間の目盛り数をそれぞれ数える。
<細胞の観察と大きさの測定>
Keirin 生物
④両方のミクロメーターの目盛り数から,接眼ミクロメーターの
1 目盛りの長さを計算する。右上図の場合は,次のようにして
求められる。
<細胞の観察と大きさの測定>
Keirin 生物
実験B(例1)
タマネギの鱗片葉表皮の細胞の大きさを
比較する。
<細胞の観察と大きさの測定>
Keirin 生物
実験B(例2)
原形質流動
細胞内の葉緑体が流れている
原形質流動速度〔 μm / 秒 〕=
原形質流動
葉緑体の移動距離〔 μm 〕
かかった時間 〔 秒 〕
原形質流動(オオカナダモ)の観察例
→ で示した葉緑体が右方向に移動している。
<細胞の観察と大きさの測定>
Keirin 生物
細胞の観察と大きさの測定
お
<細胞の観察と大きさの測定>
わ
り