Keirin 生物 1部 第 原形質分離と 植物細胞の等張液濃度 第1部 実験2 <原形質分離と植物細胞の等張液濃度> Keirin 生物 実験A 目的 原形質分離の観察 植物細胞(ユキノシタ)の原形質分離を観察 方法 葉の裏が赤色 の表皮を使用する。 ユキノシタ 第1部 実験2 <原形質分離と植物細胞の等張液濃度> Keirin 生物 方法 葉の裏の表皮に5mm角にかみそりで切れ目を入れ、ピンセットではがす。 はがした表皮片を20%スクロース液と蒸留水に5分間浸す。 20%スクロース液と蒸留水に浸したものを検鏡しながらスケッチする。 第1部 実験2 <原形質分離と植物細胞の等張液濃度> Keirin 生物 結果 蒸留水中 20%スクロース水溶液中 少し膨張(ほとんど変化なし) 原形質分離した細胞 第1部 実験2 <原形質分離と植物細胞の等張液濃度> Keirin 生物 考察 (1)すべての細胞が赤い色(アントシアン)をもっている のだろうか。 (2)蒸留水は低張液か、 20%スクロース水溶液は高張液 だろうか。 (3)原形質分離の細胞と蒸留水の細胞では赤色の濃さは どう違うか。 レポート 原形質の体積と赤い色素の濃淡に注意しながらスケッチする。 第1部 実験2 <原形質分離と植物細胞の等張液濃度> Keirin 生物 実験B 植物細胞とその等張液濃度 課題の選定 ・20%スクロース水溶液では細胞が原形質分離していた。 ・蒸留水では原形質分離は見られなかった。この間の濃度 が等張液濃度であると考えられる。 ・すべての表皮細胞で、等張液濃度は等しいのだろうか。 ・等張液濃度はどうのように求められるのだろうか。 仮説の設定 表皮細胞の等張液濃度を求める方法を考えてみよう。 第1部 実験2 <原形質分離と植物細胞の等張液濃度> Keirin 生物 仮説 <仮説> 「 ユキノシタの葉の表皮細胞の浸透圧は、すべて等しい。 」 したがって、ある濃度をこえるといっせいに原形質分離を始める。 蒸留水中 濃いスクロース水溶液中 等張液濃度が等しい細胞の集まり(模式図) 第1部 実験2 <原形質分離と植物細胞の等張液濃度> Keirin 生物 実験の計画 ・表皮細胞を 蒸留水、5%、10%、15%、20% の スクロース水溶液にそれぞれ浸し、原形質分離の ようすを観察する。 ・15%で原形質分離を起こせば、10~15%の間に等 張液濃度があると見当をつけることができる。 第1部 実験2 <原形質分離と植物細胞の等張液濃度> Keirin 生物 方法 ペトリ皿にそれぞれ蒸留水、5%、10%、15%、20%のスク ロース水溶液を入れておく。 葉の裏側の表皮にかみそりで 5mm角に切り込みを入れ、ピン セットで表皮片をはがす。 表皮片を濃度の違うペトリ皿にそれぞれ入れて沈める。 5分間浸した表皮片をスライドグラスにのせ、浸していた同濃 度のスクロース水溶液を滴下してカバーガラスをかける。 各濃度ごとに、顕微鏡視野内で見える細胞の総数と原形質分離 の細胞数を数えて記録する。 第1部 実験2 <原形質分離と植物細胞の等張液濃度> Keirin 生物 結果 (例) 各スクロース水溶液での原形質分離の割合 0% (蒸留水) 5% 10% 15% 20% 26 24 27 28 26 ⓑ 上の細胞中で原形質分離 を起こしている細胞数 (b) 0 0 12 25 26 ⓒ 原形質分離の割合 (b÷a)×100(%) 0 0 各スクロース水溶液 ⓐ 顕微鏡視野内の赤い 色素をもった細胞数(a) 第1部 実験2 <原形質分離と植物細胞の等張液濃度> 44.4 89.3 100 Keirin 生物 考察 (1) ユキノシタ表皮のそれぞれの細胞は、等張液の濃度 が異なっていると考えられる。 蒸留水中 濃いスクロース水溶液中 等張液濃度が異なる細胞の集まり(模式図) (2) ユキノシタ表皮の等張液の濃度は何%か。 (3) 細胞内と外液が等張になるまで細胞体積を収縮させ たと考えてよいか。 第1部 実験2 <原形質分離と植物細胞の等張液濃度> Keirin 生物 原形質分離と 植物細胞の等張液濃度 お わ り 第1部 実験2 <原形質分離と植物細胞の等張液濃度>
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