海洋炭素循環グループ (kawamiya_06.04.26 1010KB)

平成18年度計画:海洋炭素循環
グループ
河宮未知生
平成18年度計画
• 炭素循環入りGCMによる温暖化実験の感
度実験 (2つ) → 論文執筆
• 20世紀再現実験 → 温暖化実験
行った実験
• C4MIP提出バージョン: 実験A
• 陸域炭素貯蔵量がよりもっともらしい値に
なるようパラメータチューニングを行った
バージョン: 実験B1
• 実験B1と陸域のパラメータは同じで、海洋
生態系の光合成の係数を2.5倍程度に上
げたもの: 実験B2
陸域炭素貯留量分布
土壌
植生
実験A
実験B
陸域からのフィードバック
実験A:土壌
実験B1、2:土壌
→25%程度の差
実験A:植生
実験B1、2:植生
→15%程度の差
大気中CO2濃度へのフィードバック
実験A
実験B1
実験B2
→10%以下の差
大気-陸面間、大気-海洋間の
CO2フラックス
「陸域からのフィードバック」と
「大気CO2へのフィードバック」
との差 → 海洋の応答による
論文のあらすじ構想
• 炭素循環入りGCMで感度実験←初期化もきちんとやり
ながら
• 陸域の炭素貯留量が現実的な範囲で増減するようパラ
メータ調整
– 土壌からの正のフィードバックは貯留量に比例
– 植生からの負のフィードバックも植生バイオマスに比例
→打ち消しあう方向 (地理的分布など出す)
• さらに海洋の応答まで考えると、系全体のフィードバック
の強さはそれほど変わらない→地味に仕事をこなす海洋
にも注目
• 海洋→生物ポンプより、物理的環境変化の方が重要?
統合モデルによる20世紀再現実験
→温暖化実験
Hi-CGCM
OBS.
Mid-CGCM