知的財産の問題

知的財産の問題
2002.9.15
知識社会
• 知恵や知識、情報が重要になる時代
• 物質⇒エネルギー⇒情報⇒知識
• 模倣されることが問題
• ものを盗む⇒情報、知識を盗む
研究者倫理
• 研究業績に嘘があってはいけない
– 実験データの改ざん(捏造、偽造)
– 著者名の扱い方
– 引用を正しくしない(剽窃)
• 研究資料はどこに属するのか
知的な財産となった場合
• 特許(発明を何年間か独占的に利用する
権利)
• 模倣されない制度
– 模倣が容易な場合には、特に問題になる
– IT、ディジタル情報
– 薬(治験などが資金と時間を要する)
特許
• 出願日から20年間特許による発明の保護
がある(アメリカは、特許発行日から17年)
• 1.新規性
• 2.進歩性(非自明性)
• 3.有用性
特許違反
• 中国の特許違反
• ブランドの偽物
アメリカの特許の特殊性
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先発明主義(←→先願主義)
サブマリン特許
レメルソンの自動車ワイパー特許
1950年代に出願、80年代後半に特許成立、
1台当たり1.5ドル
ビジネス方法特許
• 情報システムによって可能になったビジネ
スのやり方や仕組みに特許を認める
• アマゾン・ドット・コム
• ワン・クリック特許
• バーンズ&ノーブル社を提訴
医療と特許
• エイズ治療薬
• 先進国と途上国
• 遺伝子特許
特許は誰のものか
• エンジニアは企業に属する
• 職務発明の対価
• 中村修二←→日亜化学工業
• 青色LED(2002.9.19)判決(特許は会社のもの)
• 味の素の人工甘味料「パルスイート」の製法特許
の発明者が、20億円の支払いを求める訴訟を起
こす(2002.9.16)