吉野家とすき家の比較

吉野家とすき家の比較
大東文化大学 5班
中田 裕
萩原 美加
森田 健慈
目次
1、はじめに
2、企業概要
3、牛丼業界について
4、牛丼業界の現状
5、経営戦略
①ターゲット層の違い
②問題解決法
③特徴的な戦略
6、考察
7、展望
8、参考文献
1、はじめに
• よく利用するファーストフードを調べたいと思った。
そこで「牛丼業界で1位の吉野家が2位のすき家
に店舗数で抜かれる」という記事を目にし、牛丼
業界が現在どのようになっているのか気になり、
調べることにした。
2、企業概要
2007年3月期
企業名
吉野家
ホールディングス
株式会社ゼンショー
本所在地
東京都新宿区四丁目3番17号
ダヴィンチ新宿ビル
東京都港区港南2丁目1番1号
設立
1958年12月27日
1982年6月30日
事業内容
外食・飲食事業
フードサービスチェーンの経営
代表者
安部修仁
小川賢太郎
売上高
単体1010億530万円
連結1557億790万円
単体959億400万円
連結2824億980万円
社員数
単体1202人 連結3545人
単体816人 連結4119人
店舗数
1036店舗
995店舗
3、牛丼業界について
• 牛丼を生み出したのは吉野家
• 牛丼業界の市場規模は1.2%
その他
なか卯 7%
7%
松屋
20%
吉野家
34%
吉野家
すき家
松屋
なか卯
その他
すき家
32%
(2007年3月期売上)
4、牛丼業界の現状
吉野家 すき家の売上・店舗数
億円
1200
1100
1000
900
800
700
600
500
400
300
200
吉野家
売上
100
0
吉野家
店舗数
973
なか卯を
牛丼ライト
すき家 1日限定
子会社化 牛丼復活祭
1010
店舗数 牛丼販売
967
959
958
BSE問題
868
すき家
売上
856
785
763
722
575
553
510
395
329
288
287
234
00
01
吉野家売上
02
03
すき家売上
04
05
06
吉野家店舗数
07
08
すき家店舗数
年度
5、経営戦略
① ターゲット層の違い
吉野家
すき家
ターゲット層
男性
ファミリー
メニュー
牛丼中心
豊富な品揃え
内装
カウンター席
テーブル席
出展展開
繁華街・駅前・国道沿い
車で来店できる場所
5、経営戦略
②吉野家の問題解決法
BSE問題発生
・牛丼の販売停止を決定
・吉野家の味を守る
・味、コスト面からアメリカ産牛肉に
こだわる
牛丼にこだわる
5、経営戦略
②すき家の問題解決法
BSE問題発生
・牛丼の販売停止を決定
・代替商品として豚丼を発売
・オーストラリア産の牛肉を使用し
牛丼発売を再開
柔軟な対応
5、経営戦略
③吉野家の特徴的な戦略
・牛丼業界の老舗
・牛丼に対するこだわりが強い
・牛丼=吉野家というイメージを顧客に
根づかせる
ブランド力を構築
5、経営戦略
③吉野家の特徴的な戦略
• 「従来の吉野家」
・・・メニューが少なく内装がカウンター席中心
男性向け
変更
「新フォーマット戦略」
・・・メニューが豊富で内装がテーブル席中心
女性やファミリー向け
新規顧客層の獲得
5、経営戦略
③すき家の特徴的な戦略
マス・マ-チャンダイジングシステム
調達
製造
販売
一貫した製造販売
「高品質・安定供給」を実現している
5、経営戦略
③すき家の特徴的な戦略
ゼンショーグループでのメリット
ゼンショー
系列店
すき家
(BIGBOYハンバーグ)
新メニュー
6、考察
吉野家
• 吉野家はこだわり抜いた商品を
顧客に求めてもらおうとしている
すき家
• すき家は顧客のニーズに合わせ
た商品を提供している
顧客のニーズに応えることが大事
7、展望
吉野家
• ファミリー戦略を取り入れるだろう
• ブランドイメージを変えていくだろう
すき家
• ファミリー戦略で売上を伸ばすだろう
• ブランド力を高めるべき
牛丼業界全体では
ファミリー戦略で市場拡大
8、参考文献
• ケースに学ぶ経営学
• 吉野家ホールディングス・ホームページ
http://www.yoshinoya-holdings.com
• ゼンショー ・ホームページ
http://www.zensho.co.jp/jp/index.html
• 「吉野家」 生活情報センター
著:茂木信太郎
• 「逆境の経営学」 日経BP社
著:戸田顕司