卒業後のあれこれ

卒業後のあれこれ
毎年
恒例
時々説明する「論文」の種類と関係します
そもそも「学会」というものは、なぜ必要なのか
2013年1月22日
後藤研ゼミ
早稲田大学 基幹理工学部 情報理工学科
校友会とEWE(同窓会)
• 同窓会の役割が変化するか
従来は各会社で職域の同窓会
これからは会員相互の人事流動の方向
• EWE(早稲田電気工学会)は
電気・通信・情報の3学科の同窓会
元来は電気学科から生まれてきた学科
転職する時の情報
• 早稲田大学のキャリアセンターに情報がある
• 学科の就職担当は(新卒の推薦が主な役割
であり)あまり情報を持っていない
• EWEは、会員の間の情報交換を重視しよう
としている(今後の展開に期待)
大学院への社会人入学
• いわゆる特別選抜
• 後藤研の宮澤先生が学科としても先駆的
• 通常の入試とは異なる選抜
ただし入学後は区別なく普通の院生
• 大学院事務所(合同)に各種の資料あり
• 勤務先と喧嘩しては入学できない
上司の推薦状が必要だから
博士の学位を取得する場合
• 論文の数に基準がある
この種の情報はWEBにはあまり載らな
い(学科・専攻ごとの内規となっている)
• 課程(コース)の場合2 (1+1)
課程外(論文博士)の場合4+α
• この数はジャーナル(論文誌)の論文数
• 国際会議はジャーナルではない【後述】
学位が有効な場合
• 大学に就職する場合
次第に規制緩和されてくるが…
特に大学院を持つ大学の場合
• 海外で活躍する場合(分野と国による)
• 注意:
論文博士†という制度は日本に固有のもの
この制度が将来はなくなると予想される
†早稲田大学では「課程外」という
日本社会の変革
• 今までの日本の職業人
新卒で会社に就職、終身雇用
会社の中で種々の職種を経験する
ジェネラリスト
• これからの日本の職業人
流動化する雇用市場
会社も大切だが、個人が重要
専門を生かしつつ会社を変ることも有る
スペシャリスト
• 専門家と素人の区別が必要になる
論文のカウントの方法
• ジャーナル論文
学会,民間の出版社によるものもあり
いわゆる「論文誌」、査読(閲読)あり
• 解説論文
同じ学会が出版発行していても,解説論文は,
いわゆる学位を取る場合の「論文」ではない
• 書籍
業績として評価される場合があるが,いわゆる
論文とは別のカテゴリとされる
その他の業績
• 論文,国際会議,解説論文
• 著書,訳本(国による)
• 学会の研究会,全国大会
• 社会的な活動が問われる場合もある
例:教育歴(非常勤講師もカウント)
学位を取得しようと思ったら
• まず先生に相談すること
大学によって基準が異なる
論文数がゼロでも受け付ける場合もある
(ただし合格するかどうかは不明)
本審査と仮審査の二度の審査をする大学
• なるべく早く申請する
同じ論文ならば新鮮なうちに使う
同一の論文は一人の著者のみ有効