データガバナンス

資料8
オープンデータシンポジウムアンケート結果
2013.1.22
第3回利活用・普及委員会
1.シンポジウム概要
オープンデータシンポジウム
ーオープンデータは社会を変えるか 私たちが今取り組むべきことー
開催日時
2012年12月10日(月) 13:00~17:00(交流会17:30~18:30)
会場
主催者
及び後援
東京大学 伊藤謝恩ホール
主催
オープンデータ流通推進コンソーシアム、総務省
後援
高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部、経済産業省、
国土交通省、一般社団法人 日本経済団体連合会
プログラム
1.主催者開会挨拶 (総務省:阪本 泰男)
2.オブザーバー挨拶 (内閣官房:奈良 俊哉、経済産業省:岡田 武)
3.会長挨拶及び講演「プラチナ社会とオープンデータ」 (会長:小宮山 宏)
4.講演「オープンデータ:インターネット基盤の責任と役割」 (顧問: 村井 純)
5.講演「オープンデータとユビキタス」 (顧問: 坂村 健)
6.オープンデータ流通推進コンソーシアム委員会活動報告
①技術委員会 (技術委員会主査:越塚 登)
②データガバナンス委員会 (データガバナンス委員会主査:井上 由里子)
③利活用・普及委員会 (利活用・普及委員会主査:中村伊知哉)
7.オープンデータ活用事例の紹介
①気象データ・ハッカソン開催報告 (事務局:村上 文洋)
②オープンデータニーズ調査結果報告 (日本経済団体連合会:神﨑 洋)
③オープンデータを活用したコミュニティ形成への取組み事例
(利活用・普及委員会 委員:庄司 昌彦)
④海外動向紹介 (利活用・普及委員会 委員:川島 宏一)
8.パネルディスカッション 「オープンデータは社会を変えるか 私たちが今取り組むべきこと」
(越塚 登、井上 由里子、中村 伊知哉、川島 宏一、庄司 昌彦、神﨑 洋、梅村 研、村上 文洋)
参加者数
261名(交流会参加者60名)
1
2.アンケート概要
対象者
シンポジウム来場者
回答数
101
調査方法
シンポジウム来場者に対し、受付時にアンケートを配布し、退出時
に出入り口にてアンケートを回収した。
質問項目
(1)イベントに対する評価
①本日のイベント全般を振り返って、どのくらい役に立ったか(SA)
(2)講演内容
①特に参考になった情報(FA)
②より詳しく知りたかった情報(FA)
③オープンデータの将来的な可能性(FA)
④オープンデータの利用・普及に向けた課題(FA)
⑤今後取り上げて欲しいテーマ(FA)
(3)来場者の属性
①業種(SA)
②オープンデータとの関わり(MA)
③オープンデータの利用意向(MA)
④来場の目的(MA)
2
3.アンケート結果
①イベントに対する評価
イベント全般を振り返って、どの程度役に立ったかとの問いに対し、「とても参考に
なった。」「参考になった」と回答した人が約9割のぼった。
N=101
0.0%
2.0%
4.0%
6.9%
1. とても参考になった
2. 参考になった
32.7%
3. 少し参考になった
4. あまり参考にならなかった
54.5%
5. まったく参考にならなかった
6. 無回答
3
3.アンケート結果
②特に参考になった内容
特に参考になった内容として、オープンデータの概要・意義について挙げる人が
最も多く、次いで国内・海外の取り組み動向が挙げられた。
主なコメント
N=101
0%
5%
10%
15%
20%
活用事例
活用事例
18.8%
オープンデータの
概要・意義
15.8%
国内・海外の
取組動向
オープンデータの
推進方策
オープンデータに
関する課題
オープンデータに
関する技術
その他
10.9%
5.0%
5.9%
概要・
意義
• 情報処理類型とその事例紹介
• 具体的な事例の紹介
• オープンデータの背景と動向、社会の変化が分
かった
• なぜオープンデータか?誰が何をすべきか?とい
う考え方
• オープンデータの日本の取り組みの全体像を知
ることができたこと
• 具体的な技術レベルまで検討を予定されており、
取組動向
実現性が期待できると感じた
• 色々な活動が進行していることが判った。まず行
動することから
推進方策 • 広くオープンデータに必要なことをお話しされてお
り、全体を理解するのに役立った
5.0%
8.9%
課題
• オープンデータをめぐる技術的、制度的課題を考
慮すべき点
技術
• オープンデータとAPIで採用しようとしている技術
その他
• 小宮様、村井様、坂村様の話は聞きごたえがあった
4
3.アンケート結果
③より詳しく知りたかった情報
特に参考になった内容として、オープンデータの概要・意義について挙げる人が
最も多く、次いで国内・海外の取り組み動向が挙げられた。
主なコメント
N=101
0%
5%
10%
国内・海外の
取組動向
12.9%
データに関する
ニーズ
9.9%
活用事例
• 政府の取り組みの横断的紹介
取組動向 • ライセンスの話は気になっていました。具体的な
省庁への働きかけを知りたい
データに
関する
ニーズ
• 今後必要となるまたは今後オープンにするデータ
がどのようなものか
• オープンデータ情報のカタログサイトが欲しい
活用事例
• 政府や自治体における具体的な事例
• 成功事例の深掘り
7.9%
オープンデータに
関連する法令・規制
6.9%
オープンデータに
関する技術
5.9%
オープンデータの
推進方策
5.0%
オープンデータの
概要・意義
オープンデータに
関する課題
15%
4.0%
法令・
規制
• 法制面の課題
• データの利活用ルール
技術
• オープンデータの形式の統一方法
• 自治体の足並みが揃えられるのか、そのための
推進方策
対応策はあるのか
• 次に必要なアクション
概要・
意義
• オープンガバメントの観点からのメリットについて
更に具体的に知りたい(市民の政策形成への参加)
課題
• データを提供する側の抱える問題とそれを克服す
るための方策
2.0%
5
3.アンケート結果
④オープンデータの将来的な可能性
オープンデータの将来的な可能性に関しては、イノベーションの可能性など肯定
的な意見が挙げられる一方、課題についても言及された。
主なコメント
N=101
0%
5%
10%
15%
将来性
18.8%
普及に関する
課題
課題
• 潜在的には可能性を感じるが、具体的にはイメー
ジしにくい
• 現有データの利用については、活用できると思う
が、本当に国民が望むデータとはなんなのか?
• データを公開することに対するマインドを、どのよ
うに作り出すかが重要
12.9%
既存サービスの
質の向上
5.9%
新規サービスの
提供
要望
将来性
• オープンデータを推進することで地域コミュニティ
が活性化するのではないか
• 非常に有用、当社ビジネスの可能性があるように
感じた
• 予測できないイノベーションにつながる可能性を
感じました
20%
5.9%
4.0%
• 地図の更新など、情報の速さ、正確さの向上
質の向上 • サービス開発が個人にも委ねられるという点 →
サービスの質向上が実現できる可能性あり
新規
• データの利活用方法、ルール、文化醸成ができ
サービス
れば今までにないサービスが創出されると思う
要望
6
• 個人として利用するためには、どんなように利用
すれば夢があるのかを見せてもらえればと思う
3.アンケート結果
⑤利用・普及に向けた課題
オープンデータの将来的な可能性に関しては、イノベーションの可能性など肯定
的な意見が挙げられる一方、課題についても言及された。
主なコメント
N=101
0%
5%
10%
推進体制の構築
8.9%
リテラシー向上・
意識変革
7.9%
ライセンス・
法制度の整備
6.9%
ニーズ・メリットの
掘り起し
6.9%
事例の蓄積
その他
20%
19.8%
データカタログの
整備
個人情報保護・
セキュリティ
15%
3.0%
2.0%
4.0%
25%
• どうやって多大なデータを官民が利用していくか、
プラットフォームをどうするか
• 省庁間の壁
推進体制
• 多数の人が参加することにより、様々な課題を解
の
決できると期待されるが、そのためには、いかに多
構築
くの人を巻き込むかが重要と感じる。そのためのイ
ンセンティブ、モチベーションをどのように仕掛ける
かが課題であると思う
データ
カタログ
• 利用出来るデータの種類の周知
• データはどこから手に入れればよいのか見えない
意識変革
• 基本的な考え方に対する理解がデータ提供側で
ある自治体や民間企業に普及していない
法制度
• 標準的なライセンスの作成
ニーズ
• 企業がデータを公開するメリットがまだ分からない
セキュリティ • セキュリティ、個人情報保護とDATAの鮮度
事例
7
• ビジネスモデルとして、わかりやすい例などを探る
こと
3.アンケート結果
⑥今後取り上げて欲しいテーマ
今後取り上げてほしいテーマとして、オープンデータの推進方策に関するものから、
個別のテーマ設定まで、下記の意見がよせられた。
主なコメント
オープンデータ
推進方策
• データ提供する側としての基本的な考え方
• 今日のシンポジウムでも話されていたが、データを公開した後の「次の一手」が重要と考え
る。この「次の一手」にどのように取り組むべきかについて、ディスカッションを聞いてみたい
• オープン化利活用によって生ずるリスクについても個人情報以外も
• 経済のためのビジネスモデル
• アプリケーション・ソリューションに必要なデータで、まだオープン化されていないデータをどの
ようにして要求して、出してもらうかの促進手段
データ公開状況
• 企業で作っている(オープンデータ)データの紹介。こんなものをWebで出していますなど、とど
う利用できるのか?
• どこにどのようなデータを保持しているのか
成功事例の紹介
• 地域コミュニティ(日本)での成功事例
• 異種・横断的なオープンデータの利活用に関する事例とその実現技術-その時のオープン
データ提供側の状況等
• 外も含めた先進的事例、成功事例
個別のテーマ
•
•
•
•
超高齢社会への取り組み
民間を含むセンサーデータの利活用の可能性
データジャーナリズム
国連のHuman Rights とオープンデータ。そして日本における国連情報の日本語公開
8
3.アンケート結果
⑦来場者の属性
来場の目的は「オープンデータに興味があった」が最も多く、約8割を占めた。
来場者のオープンデータとの関わりは、「データを利用してサービスを提供する立
場」「データを集めて使いやすく提供する」が約半数程度ずつであった。
来場の目的
業種
(%)
N=101
0
10
20
官公庁/協会/団体
80%
N=101
60%
25
システムインテグレータ
18
通信・システム関連機…
15
情報サービス
11
その他製造業
40%
19.8%
2.0%
0%
聞きたい
講演があった
5
教育・研究機関
3
通信事業者
0
流通・運輸業
0
エネルギー関係
0
商社
0
販売業
0
医薬・医療・福祉関係
0
金融・保険関係
0
オープンデータに
興味があった
広くICT分野全般の
情報収集のため
その他
オープンデータとの関わり
60%
2
農林水産業
19.8%
20%
7
ソフトウェア製造業
46.5%
N=101
49.5%
40%
18.8%
20%
11.9%
5.0%
5.9%
その他
無回答
0%
その他
無回答
30
77.2%
12
3
保有している データを集 データを利 特に関わり
データを提供 めて使いやす 用してサービ
はない
する立場 く提供する立 スを提供する
場
立場
9
3.アンケート結果
⑦来場者の属性
オープンデータの利用意向として、約半数の参加者が「すでに利用している」また
は「利用したいデータがある」と回答した。
利用している/利用したいデータとして約9割が「公共データ」を挙げた。
利用している/利用したいデータ
オープンデータの利用意向
100%
40%
N=101
88.2%
N=51
75%
32.7%
50%
29.7%
21.6%
25%
11.8%
0%
20%
18.8%
官公庁や自治体等が
提供する公共データ
18.8%
個別の民間企業の
持つデータ
無回答
利用している/利用したいデータ例
地図データ、統計データ、気象データ、防災関係、地震など
避難対策、交通情報・交通規制データ、人材データ、
検診データ・医療データ、住民の情報・施設情報、
横浜市予算データ(ただしすべてtextデータ)、店舗情報、
犯罪情報(位置情報に紐付いたもの)、世界銀行WHO、
自動車関連のデータ、路面電車の位置情報
研究者が所有する研究データ、学術論文、書誌情報、
自社サービスデータ公開、製品事故情報データベース
経産省が認定している伝統工芸品に関するデータ
など
0%
既に利用してい 利用したいデー 今は特に考え
る
タがある
ていない
無回答
10