自分”ってなんだろう? ~自分の知らない“自分”~

社会理論と調査法
自分のなぞ?(いままでの社会理論では説明つかない)
現状把握(今までの研究・対象者の話)
仮説(なぜ?に対する原因)の予想
データ収集(実験・調査・観察)
いろいろな分析
“まず”聞き取り調査して
方法ならった…
仮説の候補を絞る
結論(新しい社会理論)
行動科学
人々についての原因の探り方
• 社会でよく使われている科学の考え方
• 警察:科学捜査 病気を特定する
• どうしたら原因を特定して、問題解決できるか
。
• 基本的な考え方を、推理モノのドラマを例に
考えてみよう。
(現場を)観察
まずは○○
原因
必ずココロ
にメモ
作用
過程
推理する!
作用
結果
ここしか
観察できない
125教室で小宮山がメッタ刺しに!
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2015年9月25日(金曜日)
朝、警備の方が、教室を明けたら、
小宮山が教室の真ん中で…
現場を観察
→原因を探る(仮説を立てて、検証)するため
にもう一つ!
聴きこみ
(聞き取り調査・インタビュー)
誰に何をどうやって?
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聞き取り調査
誰に何をどうやって聞く?
考えてみよう。
今日の現場…
グループワーク1:ある男性について
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年齢43歳
仕事:大学で准教授
なし
結婚歴…
なぜ結婚しない(または「できない」)のか?
誰に何をどうやって聞くか考えて
みよう!
• グループワーク1
• この授業は皆さんのグループワークによって
進行していきます(成績もグループワークの
評価と最終レポート)
• グループワークとは?
レッツチャレンジ!!
グループワーク
• 今日は初めてなので、周りのお友達とグルー
プを組もう(1人~4人)
• お一人で構いません。
• 次回以降、ランダムにグループを組むことを
希望する方は、その旨を質問・意見の欄にお
書きください(より現実の社会に役立つトレー
ニング)。
• グループを作って話し合いやすいように、座
ろう!(横一列では話せません)
• まずグループを作ろう!
• 1分!
手順
① まず、自己紹介。
② 用紙にメンバーの名前を書く。
③ 1枚目の用紙のウラを使用します。次回は2枚目の
オモテ、次々回は2枚目のウラ…)
④ 「お題」についてお互いに意見を交換(8分)
⑤ レポートは個人個人で書く。他の方の意見を紹介
(名前を出してください。とっても重要です)しながら、
自分の考えを展開(10分)
⑥ 通常3題。
例えば
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小宮山に「結婚する気はあるのか」直接聞く
必要だろう。しかし…
本人が本当のことを言うとは限らない
→自分の知らない自分
ジョハリの窓
自分が知っている
自分は知らない
他人は知っている
開放
盲点
他人も知らない
秘密
未知
周りの人にも、、、
• 日ごろの小宮山の言動…
• 結婚したがっている?
• もちろん他人の視点ですべてがわかるわけで
はない。
• しかし仮説を立てるには有効
• 仮説→検証方法の検討についてもこの授業
で扱います!(後日!)
人間の行動(情報)モデル
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×全員に当てはまるモデル
物理現象のモデル(法則)=例がいない
だから人間行動のモデル面白い
目的に応じたモデル
全体のモデルあまり意味ない
人々にとっても意味を探るインタビュー効果
的!
情報社会論
例:手塚夫妻
解放感・借景
コミュニティ
新しい情報化社会
昔とは異なる方法で実現
魅力的な情報を売る
供給をコントロール
社会主義
現代:プライバシーも
血縁・地縁→新しいコミュニティ
ファシリテーション
需要を喚起
今までの情報化社会
魅力的なモノを売る
コミュニティの違い
いままでの「情報化社会」
• コミュニティの中は、優遇
• コミュニティの外は差別
• 例1:南北格差
• 例2:伝統的なコミュニティ
新潟
伝統的なコミュニティ+
新しい“情報化社会”
• コミュニティを広げて行く
• 手塚夫妻
• 仕事をすると、どんどんコミュ
ニティが広がる(さらに良い仕
事。法律で縛られるのでなく、
同じコミュニティのひとのため
に)
• 奥田道大先生
• 都市=他者を受け入れる力
結び付けて新しい広がるコミュニティを創造
未知の窓
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相手も知らない
自分も知らない
そんな未知の窓をちょっぴりのぞく
新しい創造(のヒントを得る)
創発
自分が知っている
自分は知らない
他人は知っている
開放
盲点
他人も知らない
秘密
未知
グループワーク2
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ペアワーク
手順1 まず自分で
自分を動物に例えると?
手順2 その理由
ペアの相手を動物に例えると? その理由
“自分”について、自分の認識と相手の認識
をレポート
魅力的な新しい情報化社会の
新潟モデル
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いままでの「情報化社会」モデル
儲かるから普及した
私たちの新しい情報化モデル=新潟モデル
儲かって、さらに働いて嬉しい
さらに工夫・さらに儲かる(≠理想のためにガマン)
世界がマネしてくれる。
どんどんマネしてもらう。
草の根(市民レベルの交流)で広げて行く
新潟の実際の事例
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西区赤塚のトウモロコシ農家
規格外で出荷できない畑
このままだと、せいぜい肥料
この資源に新しい情報を付加して、需要を創
りだせないか?
• しかも魅力的に!
実際の事例続き
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トウモロコシ狩りを企画!
顧客がトウモロコシを収穫するビジネス
おばあちゃんの畑でのメイちゃんのように
家族で!楽しい
小宮山はひとりで (;;)
農家:収穫の手間はない。
顧客:喜びは数倍に!!(新しい需要)
モノは、ただの規格外の野菜
+安心・安全・自然という雰囲気=情報
集団で問題を解決する力
• 手塚夫妻:施主の好みをファシリテート
• =未知の窓をちょっぴりのぞく
• 新潟:都市も、農村(びっくりするほどコミュニティ
残っている=新しい需要に結びつく)
• 農家の方の気持・消費者の気持ちをつなぐ
=新しいコミュニティ形成能力
• 集団での問題解決能力があり、情報技術に詳し
く、経営にも明るい=私たち
• 私たちの、私たちによる、私たちのための
• 新潟モデル=世界を変える!
社会理論と調査法の目標
• 原因→過程→結果
• ×勝手な思いこみ
• ○インタビューで本人も気が付かない原因を引き
出す
• 製品・ビジネス・システムを引き渡した後のクレー
ムを減らせる
• 使ってみて初めて分かる→使いにくい→クレーム
• 使う側も提供側も苦しむ
• 使う前に相手の価値観・意味の世界を探る
• 使用者満足=提供者も満足
この授業
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実際にチーム(または個人)で
テーマを見つけて
授業外の時間にインタビューしてもらいます。
授業内でもお互いにインタビューの練習します!
その覚悟で履修してください!
<成績評価方法>
• 成績は、グループワーク・個人ワーク(74%)
と振り返りアンケート・最終レポート(26%)に
よって評価します(旧態依然とした減点法の
試験は行いません)。
• オリジナリティを高く評価します。
• 振り返りアンケート ポータルにURL送信
• 翌週の水曜日までに回答
<受講に当たっての留意事項>
• 授業中、私が説明しているときは、誰も話してはい
けません。小声でもダメです。私が聞こえなくてもあ
なたの周りの人が迷惑です。グループワーク・個人
ワークのときは、どんどん周りの人と話してください。
友達の意外な推理を楽しみ、また友達を楽しませて
あげてください。
• 資料はホームページ
(http://www.nuis.ac.jp/~komiyama/)で公開します。
グループワーク3
• 今日の授業に関する質問
– すべての方に伝わるということはない。
– 人は一人一人違うし
– その違いは、一生かけても共有できないから
– 自分すら自分のことわからない
– →ジョハリの窓:未知の窓
• 必ず質問があるはずです。
• 考えよう。
• チームで相談すると、お互いの認識の違いか
ら、質問が生まれます。