質的研究と体験過程スケール ー経験を深めるインタビュー

主催:「一人称の科学」の基盤作り研究プロジェクト
第三回
体験過程スケールを応用した
質的インタビュー法の試み
ーより実感に触れた語りを促すためにー
前回の研究会では、心理臨床で行われている聴き方について詳しく解説し、
参加者同 士で聴き合いを体験しました。その後、対人援助職とセラピスト
フォーカシングを行った事例論文を逐語記録と録音で聴いて、EXP スケール
が測定しようとしている「語りの質」についての理解を深めました。また、看
護分野で行われた質的研究のインタビューをケースに、インタビューのやりと
りの具体的な分析と、質的研究における面接と心理臨床面接の違いについて検
討しました。
この第三回では、まず村川が研究の目的や評価基準など質的研究法の基本的
な枠組みと質的インタビューの現状について整理します。その上で、三宅が前
回までの体験過程スケールを応用した質的インタビュー法の実践について振り
返り、体験をより深めるためのインタビューのやりとりについて具体的に検討
していきます。またインタビュイーになってくださる方がいらっしゃれば、デ
モンストレーション でフォーカシング指向的な新しいインタビューの試みを
行ってみたいと思います。
日時: 2010年5月22日(土)午後1時ー5時
場所: 関西大学千里山キャンパス 尚文館501号教室
連絡先: 関西大学人間健康学部准教授 村川治彦
[email protected]
※初めて参加の方も歓迎です。
講師:三宅麻希 博士(文学)
神戸女学院大学人間科学部修士 関西大学文学研究科博士課程修了。学部生のとき、
フォーカシングに出会う。よくある心理療法の理論とは視点の違う体験過程理論に魅
力を感じ、心理療法に体験過程理論の視点をどのように活かすことができるかを、実
践と研究の両面から探究している。Focusing Institute Certified Focusing Trainer、関西
大学非常勤講師、関西大学心理臨床カウンセリングルーム相談員。共訳書に 「フォー
カシング指向アートセラピー」池見陽、三宅麻希(監訳)誠信書房
講師:村川治彦
Ph.D(統合学)
関西大学人間健康学部准教授 California Institute of Integral Studies,博士課程
修了。Somaticsの研究を専門とする。「一人称の科学」の基盤作り研究プロジェクト
を主宰。
この研究会は、文部科学省平成22年度科学研究費基盤研究(C) 「『一人称の科学』の基盤作り:理
論と実践の循環と体験の言語化を促す質的研究法の開発」プロジェクトの支援を受けています。