難民問題と日本

難民問題と日本
10212102 山尾 福美
考えてみましょう!
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Q1.難民とは、どのような人たちでしょうか?
Q2.難民は、どの地域にどのくらいいるので
しょうか?
Q3.日本は、難民を受け入れているでしょう
か?
Q1.難民とは、どのような人たちでしょう
か?
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難民とは、紛争・災害によって本来の居住地
を離れざるを得なくなった人々のことです。
Q2.難民はどの地域にどのくらいいるので
しょうか?
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現在、世界各地には約2500万人の難民等が
存在するとされています。1995年には3000
万人を越えましたが、1998年以降は2500万
人台で推移しています。
*難民等・・・上記の人数の中には、難民の他に、帰還した難
民、国内避難民、庇護希望者、無国籍者、戦争被災民など
も含まれています。
Q3.日本は難民を受け入れているでしょう
か?
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日本は1970年代後半のインドシナ3国
(ベトナム・ラオス・カンボジア)からの
難民大量流出をきっかけに難民との関
わりを急速に深め、1981年に難民条
約に加入しました。
*難民条約・・・1951年の難民の地位に関する条約。
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2002年末までに、ベトナム・ラオス・カン
ボジアの人々を中心としたインドシナ難
民を10,941人、難民条約上の条約難民
を305人受け入れてきました。
難民支援において、何が問題なのでしょうか?
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日本は難民鎖国
2001年、日本政府の認定数は24名。これは先
進諸国の例(カナダ:13,336名、フランス:5,049
名、ドイツ:17,547名、イギリス:10.995名、アメ
リカ:20,487名 ※全て2001年のデータ)と比
べても数百から数千分の1です。これでも最近
は多くなったほうで、10年前は一桁でした。
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難民申請者の法律上の位置付けがなく、その結果、
強制収容者が多い
日本における難民申請者の法律上の地位は特に
設けられていません。
強制収容も多く(難民申請者手続を行っている者
の10%以上)、例え仮放免等で収容を免れた人も、
在留資格がないために、医療や教育等政府からは
何の支援も与えられず、就労も許可されず生活困
難な状況にあります。
収容者は、いつ強制退去されるのか不安におびえ
ながら、長い人で一年以上に渡って拘束されている
人もいます。
他の先進諸国では、難民申請者に対して、一時受
入先や、無料の医療制度を用意しています。また、
多くの国では審査が長引く場合、就労が許可され、
生活援助も行われています。