研究報告

今年も昨年と同様、ご指導
お手柔らかに
よろしくお願いします
研究報告
(2006/1/6)
佐賀大学
門松 宏治
電子の広がり測定
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システムセットアップ
測定器セットアップ
測定結果

解析方法および結果
システム概要
読み出しストリップ
ストリップ間隔=200μm
・幅=100μm ギャップ= 100μm
ストリップ総数=64本
トリガー
GEM
foilからの信号を使用
読み出しは2249Wを6台使用
長さ=50mm
測定器セットアップ
55Fe
ΔVgem=350V
カソード
Drift 領域
(5.9 keV X-ray)
4mm
0.6kV/cm
2 mm
1.75kV/cm
2 mm
1.75kV/cm
1 mm
3.5kV/cm
GEM1
Transfar 領域
GEM2
Transfar 領域
GEM3
Indaction 領域
Pad
システム構成
RPN220
Gate Gen.
Disc.
CCNET
GATE
GATE
50cm
Belle-CDC
Pre-amp.
BUSY
GATE
VETO
RPN220×4台
120 μs
delay
GATE
30m
Belle-CDC
Pre-amp. ×4台
Fanin Fanout
ADC 2249W×6台
トリガーと信号の関係
Foilからの信号
(スタート信号)
ストリップ
からの信号
トリガー
トリガーと信号の関係
Foilからの信号
(スタート信号)
ストリップ
からの信号
トリガー
信号波形
ストリップ
からの信号
電子の広がりを見る
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ADCの最大点をみる
最大点より、 sumADCの値を求める
C.O.Gを求める
C.O.Gから各padの中心座標の距離を求め
る。
• 得られたデータを補正
• ガウスフィットで広がりを出す。
1eventのevent display
ADCのPedestalの値がおかしいのでは?
SUMADCの決定
最大値を求め、その近辺で
最大値
max-5 < SUMADC < max+6
SUMを求める
Pad maxの中心から±5
Pad maxを含めて11点で
SUMADCを求める
Pad max
C.O.Gの求め方
・全padに対して、ADCの重心(C.O.G)
Σ(ADCi*Yi)
ADCi:各padのADC
C.O.G= ΣADCi
Yi:各padの中心位置
(例)
左のようにADCが測定されたもの
として
差分=dx
上の式より、
ADC
1×1+2×3+3×5+4×1
5
C.O.G=
4
1+3+5+1
3
= 2.6
2
1
この例のeventのC.O.G(重心)は
1
pad
2
3
4
C.O.G
2.6 となる
ADC
電子の広がり分布
SUMADC
(各padの中心-C.O.G)
mm
ADC
SUMADC
電子の広がり分布(拡大)
この部分を切りだして、
ガウスフィットを行い平均値とシグマを求めた。
60μピッチでスライス
(各padの中心-C.O.G)
mm
ADC
SUMADC
広がり測定結果
Constant 0.1791
Mean 0.1041E-02
Sigma 0.4554
先ほどスライスし
て求めたフィット
の結果を用いて
ガウスフィットを
行った。
(各pad-C.O.G)
mm
まとめ
• Fe55の線源で電子の広がりを測定するこ
とができた。
• 電子の広がりは
Sigma=455.4±13μm
• 佐賀大の結果との比較
Sigma= 505±36μm
今後
• メインピーク、エスケープピークそれぞれの
広がりを求め、比較する。
• 各パラメータを変化させて測定する。
• RCNPのMPGDの研究会で発表!!