平成24年度概算要求額 : 1,640百万円 (平成23年度予算額 : 1,663百万円) 理数系教員支援プログラム ※運営費交付金中の推計 方方 針針 ・「日本再生のための戦略に向けて」(平成23年8月5日閣議決定)成長戦略実行計画(改訂工程表)・理工系学生をはじめ意欲・能力ある人材の教員採用等学校現場への登用 ・「科学技術基本計画」(平成23年8月19日閣議決定) 国は、教育委員会と大学が連携し、専科制や特別非常勤講師制度も活用して、理工系学部や大学院出身者の教員としての活躍を促進することを期待する。 国は、教育委員会と大学が連携し、現職教員研修や教員養成課程において、科学技術に触れる機会、観察や実験を行う実習の機会を充実するよう求める。 国及び教育委員会は、大学や産業界とも連携し、デジタル教材の活用など、実践的で分かりやすい学習機会を充実する。 国及び教育委員会は、大学や産業界の研究者や技術者、教員を志望する理工系学部や大学院の学生等の外部人材が、観察や実験を支援するスタッフとしてより一層活躍 できる機会を充実する。 概概 要要 理数教育について優れた能力を有する教員の養成や地域の中核となる現職教員の育成支援を通じて、学校現場において科学技術と社会のつながりや最先端 の科学技術などを踏まえた魅力ある授業が行われることを目指す。また、最先端科学技術の成果を活用した理科教材の整備や観察・実験などの支援を行う理科 支援員の配置を通じて、児童生徒の科学技術に関する興味・関心や知的探求心等を向上させる授業の実施を支援する。 理数系教員の 指導力向上支援を強化!! 指導力向上支援を強化!! 理数系教員支援プログラム サイエンス・リーダーズ・キャンプ 【拡充】 小・中学生の理数学習への興味・関心・意欲を喚起 するため、優れた理数系教科指導法を修得し、実践する 教員(コア・サイエンス・ティーチャー:CST)を大学で養成する。 新規採択 27百万円×2件 444.4百万円(424百万円) 期間:4年間 【拡充】 地域の枠を超えた合宿形式のプログラム を実施し、才能ある生徒を伸ばすための 効果的な指導方法の修得や教員間ネット ワークの形成を促進する。 4.3百万円×5件:21.5百万円(15百万円) 理科教材の開発・活用支援 環境の整備 全国の教員等が利用できる最先端科学技術 の成果を活用した科学技術・理科学習用 デジタル教材等を開発し、インターネットを 通じて提供する。 165百万円(176百万円) 理科支援員配置 デジタル教材を活 ・こども科学技術白書 ・サイエンスウィンドウ 用した授業 大学(院)生や退職教員等の有用 な外部人材を、理科支援員として 全国の小学校に配置。 881百万円(922百万円) 小 学 校 中 学 校 高 等 学 校 将来 来の の科 科学 学技 技術 術人 人材 材を を担 担う う層 層の の拡 拡大 大・ ・ 深化 化 将 深 優れた指導方法の修得 理数系教員 養成拠点構築事業 理科好きな子どもを増やすために、 質の高い理科教員が求められています。 理科の専門知識を持つみなさん、 教育の現場で活躍してみませんか? あなたが理数教育をリードする。 コア・サイエンス・ティーチャー 理科の勉強が好きだと思う 60 割合 ︵%︶ 減少する 「理科好き」な子ども達 43.9 40 34.5 33.2 31.0 30.6 32.2 30.3 29.6 30.7 小学5年 小学6年 中学1年 27.7 20 0 そう思う 中学2年 中学3年 どちらかといえばそう思う 平成15年度小・中学校教育課程実施状況調査 (国立教育政策研究所) 小・中学生は、学年が高くなるにつれて、 理科が好きな割合が低下する傾向にあります。 理科の勉強は楽しい(中学2年) 77 80 78 70 割合 ︵%︶ また、中学生になると、諸外国と比較して、科学に興味・関心 を持ち、 「理科の勉強は楽しい」と答える子どもの割合が低 くなっています。我が国が将来にわたり、科学技術で世界を 59 59 60 40 リードしていくために、 「理科好き」の子どもを増やすこと が重要です。 0 2007年 2003年 日本 国際平均値 TIMSS2007理科教育の国際比較 -国際数学・理科教育動向調査の2007年調査報告書-平成20年12月 (国立教育政策研究所) 先生は理科指導に自信がありますか? 子ども達の「理科好き」へのカギを握るのは小・中学校の教員です。しかし、小学校教員は理科の指導を苦手・やや苦手とする ※ 割合が各分野で47~67%にも上ります。中学理科教員についても、地学で44%、物理で31%に上ります。 小学校学級担任における理科分野別内容の指導の得意・苦手 0% 生物 地学 40 % 16 物理 化学 20 % 60 % 80 % 51 10 5 45 54 苦手 やや苦手 30 やや得意 得意 0% 4 37 42 11 100 % 28 46 中学校理科教員における分野別内容の指導の得意・苦手 物理 6 化学 7 生物 4 地学 3 20 % 40 % 60 % 28 無回答 40 47 26 25 46 6 39 苦手 100 % 24 44 12 2 80 % 13 41 やや苦手 やや得意 得意 無回答 平成20年度小学校理科教育実態調査及び中学校理科教師実態調査に関する報告書 (改訂版) 平成21年4月改訂 ( (独) 科学技術振興機構 理科教育支援センター) ※四捨五入の関係で、 グラフの 「苦手」 及び 「やや苦手」 の数値を合計したものと異なる場合があります。 質の高い若手教員が求められています 今後10年間に、全国で教員全体の34%、20 万人弱の教員が退職し、経験の浅い教員が大 量に誕生することが懸念されています。 これまで、理科の指導を含めた教員の資質能 力の向上は、現場における実践の中で先輩教 員から新人教員へと知識・技 能が伝承される ことにより行われる面が強かったのですが、 今後はその伝承が困難となることが予想され ています。 公立小・中学校年齢別教員数(平成22年3月31日) 61歳以上 (平成21年度退職) 60歳 (平成22年度退職) 59歳 (平成23年度退職) 58歳 (平成24年度退職) 57歳 (平成25年度退職) 56歳 (平成26年度退職) 55歳 (平成27年度退職) 54歳 (平成28年度退職) 53歳 (平成29年度退職) 52歳 (平成30年度退職) 51歳 (平成31年度退職) 50歳 (平成32年度退職) 49歳 (平成33年度退職) 48歳 (平成34年度退職) 47歳 (平成35年度退職) 46歳 (平成36年度退職) 45歳 (平成37年度退職) 44歳 (平成38年度退職) 43歳 (平成39年度退職) 42歳 (平成40年度退職) 41歳 0 11,679 12,900 14,270 16,274 18,843 15,919 14,635 15,999 14,595 (平成55年度退職) 26歳 (平成56年度退職) 25歳 (平成57年度退職) 24歳 (平成58年度退職) 23歳 (平成59年度退職) 22歳 (平成60年度退職) 21歳 (平成61年度退職) 20歳 21,024 22,069 23,135 23,943 24,323 22,697 21,465 20,266 19,209 18,328 17,693 小学校 中学校 9,206 31 14 0 0 [合計] 557,483人 4,174 5000 6,445 7,997 10000 15000 20000 25000 30000(人) 文部科学省調べ あなたが小・中学校の教員になって、理科の面白さや奥深さを子ども達に伝えてみませんか? 子どもだけでなく、まわりの教員も「理科好き」に 独立行政法人科学技術振興機構(JST)では、文部科学省の理数教育充実施策の一環として、地域の理数教育において中核的 な役割を担う小・中学校教員「コア・サイエンス・ティーチャー」 (CST) の養成と活動を支援しています。 CSTは子ども達に対する優れた教育実践に加えて、地域の小・中学校教員に対し、研修を始めとする理科指導力向上のための 様々な活動を展開します。CSTは都道府県・市 区町村教育委員会のサポートを受けながら活動し、各地域に構築・整 備される 理数教育支援拠点を活用します。 CST の活動イメージ 小学校教員 巡回指導 教材提供 等 研修参加 質問・相談 等 中学校理科教員 理数教育支援拠点 ( 小・中学校 教育センター等 CST活動支援 CST による若手の 小学校教員に対する研修 (東京都教育委員会) ) 環境整備 CST 配置 経費支給 活動時間確保 研修周知 等 市区町村教育委員会(共同実施機関) 連携 理数教育支援拠点 理数教育支援拠点 都道府県教育委員会 CST になるには ※ CST事業を実施している大学・教 育委員会(次頁)にて、CST養成プログラムを受講しましょう。大学と教育委員会の連携に よる、既存の教員養成課程を充実・補 強したプログラムで、実践的な指導力等を修得することが出来ます。 また、理工学系の学生が、小・中 学校教員の免許を取得しやすくなるよう、カリキュラム編成の工夫等がなされています。 CST 養成プログラム受講生の声 ●初めて理科の模擬授業を自分達で行った。そこで教える難しさを学 んだり、子どもの目線から授業を見つめ直すことが出来た。 (滋賀大学学部生) ●実験が多いので、授業前の準備をするなどの技能がしっかり身につ く。安全管理、廃液処理についてもしっかりと教育してくれる。 (福井大学学部生) ●同じ理科教育者同士で、色々意見を出し合い、教えてもらったので、 実践に活かすことが出来た。講師から新しい情報を教えてもらった り、よりよい方法を分かりやすく端的に指導してもらった。 (岐阜県中学校理科教員) CST養成プログラムにおける、自由研究指導法の実習 (お茶の水女子大学) ●現場において具体的に活用できる指導技術を知ることが出来た。 また、実際に活用しながら行う研修だったので、すぐに活用できる。 (東京都小学校教員) CST養成プログラムを修了し、共同実施先の教育委員会で小・中学校教員になると、能力や経験等に応じて、CSTとして活動したり、 CSTになるために必要な研修(CSTの活動補佐等)を優先的に受けることが出来ます。 ※実施機関によって若干異なります。 あなたがCSTになって、地域の理数教育をリードしてください! CST 事業(理数系教員養成拠点構築事業)について 大学と教育委員会の連携による養成プログラムの開発・実施や、地域の理数教育支援拠点の構築・活用等を 通じて、CST の養成・活動支援を行い、小・中学校教員の理数教育における指導力向上を図ります。 大 学 教員養成等ノウハウ 教育学系 学部 研究科 CST 養成計画策定 養成プログラム開発 CST 養成 プログラム実施 教員養成科目 教育学系学生 理科専門科目 都道府県教育委員会 市区町村教育委員会 修了評価参加 現場実習科目 理工学系学生 理工学系 学部 研究科 教育委員会 現場ニーズ 小・中学校教員 支援 理数教育支援拠点 修了学生就職 小学校 修了教員による CST 活動 中学校 教育 センター 支援 広がっていくCST 事業 CST事業実施中の機関 ※ 上越教育大学 新潟県教育委員会 新潟市教育委員会 福井大学 福井県教育委員会 平成22年度採択 大阪教育大学 大阪府教育委員会 大阪市教育委員会 堺市教育委員会 福井 岡山 香川 鹿児島大学 鹿児島県教育委員会 お茶の水女子大学 東京都教育委員会 新潟 長崎大学 長崎県教育委員会 鹿児島 平成23年度採択 岐阜大学 岐阜県教育委員会 岡山大学 岡山県教育委員会 岡山市教育委員会 長崎 平成21年度採択 大阪 長野 高知 信州大学 長野県教育委員会 香川大学 香川県教育委員会 高知大学 高知県教育委員会 横浜国立大学 神奈川県教育委員会 川崎市教育委員会 横浜市教育委員会 東京 神奈川 岐阜 滋賀 愛知 滋賀大学 滋賀県教育委員会 愛知教育大学 名城大学 愛知県教育委員会 名古屋市教育委員会 ※主たる実施機関、及び共同実施機関のうち大学・政令指定都市教育委員会 詳しくは下記HPをご覧ください。 理数学習支援部 (教員支援担当) 〒 102-8666 東京都千代田区四番町 5-3 Tel.03-5214-7610 e-mail:cst @ jst.go.jp HP:http://rikai.jst.go.jp/cst/ H23.7 6,000 平成23年度「サイエンス・リーダーズ・キャンプ」の概要 趣旨・目的 公募対象 中学校、高等学校等の理数教育を担当する教員に、合宿形式で最先端の科 学技術を体感させ、また才能ある生徒を伸ばすための効果的な指導方法を修 得させることにより、教員の理数教育における指導力の向上及び将来、都道府 県等の理数教育において中核的な役割を担う教員となるための素養の育成を 図るとともに、地域の枠を超えた教員間のネットワーク形成を支援することを目 的とする。 大学、独立行政法人、公的研究機関、科学館・科学系博物館、公益法人、NPO 法人及び民間企業等を対象に、公募により選定(※法人格を有することが必要) 支援額 1プログラム当たり430万円程度まで支援(一般管理費10%を含む) ※ 上記支援額には、参加者の旅費宿泊費も含む。 参加対象 実施時期等 理数教育を担当する全国の中学校、高等学校等の教員 実施時期 : 実施プログラム数 : 1プログラムの日数 : 〃 の参加教員数 : 夏季(又は冬季)長期休業期間中 計3プログラム 2泊3日又は3泊4日程度 30名程度 主な事業スケジュール ※夏季開催の例 実施機関 募集 実施機関 選定 参加教員 推薦依頼 ・募集 参加教員 選考・決定 8月中~ 下旬 リーダーズ・ キャンプ開催 冬季開催の場合:12月下旬-1月上旬 開催 【本事業に関するお問合せ】 (独)科学技術振興機構 理数学習支援部 教員支援担当 TEL 03-5214-7634 Email: [email protected] 意欲を引き出す次世代型生物教員の育成 ~高度な専門性と卓越した学習指導力の獲得を目指して~ 法人種別 国立大学法人 教科・科目 理科・生物 機関名 北海道大学 会期: 2011年8月12日(金曜日) ~ 8月15日(月曜日)12:30 3泊4日 プログラム概要 北海道大学は、開学以来130年以上に渡って多くの研究者を輩出し、世 界屈指の研究業績を積み上げてきました。その資産の中から、生物におけ る新学習指導要領のキーワードに対応したプログラムを講義と実験で提供し ます。 またそれらの内容を教育現場で展開する上で、どのような学習指導が生 徒に必要なのか、生物教育のエクセレントティーチャーたちとディスカッション するナイトセッションや、北大博物館の資産を元にした実習:ナイトツアーなど を通して体験的に学びます。最終日は、「学習意欲」の新しい知見を元にしな がら、意欲を引き出す生物授業の方法について解説します。 会 場 スケジュール(予定) 1日目 8月12日(金) 夕刻ホテルチェックイン 会場名:①北海道大学情報教育館4F・高等教育推進機構 ②北海道大学理学部、③北海道大学総合博物館 所在地:①北海道札幌市北区北17条西8丁目 ②③北海道札幌市北区北10条西8丁目 アクセス:①JR札幌駅徒歩25分,地下鉄北18条駅徒歩10分 ②③JR札幌駅徒歩10分,地下鉄北12条駅徒歩10分 2日目 8月13日(土) 08:30- 開会式・オリエンテーション 09:00-10:20 講義 タンパク質 (リコンビナントタンパク質の作製とその応用) 荻原克益 10:30-11:50 講義 細胞 (膜と細胞骨格) 松島俊也 12:50-14:10 講義 DNA 瀧谷重治 会場URL: 14:30-17:20 実験 タンパク質・細胞・DNAの3実験から一つ選択 ①http://educate.academic.hokudai.ac.jp/center/index.asp 18:20-20:20 演習 ナイトツアー (北海道大学総合博物館) ②http://www.sci.hokudai.ac.jp/ ③http://www.museum.hokudai.ac.jp/ 「生物教育における博物館の新たな可能性」 3日目 8月14日(日) 宿泊場所:札幌アスペンホテルhttp://www.aspen-hotel.co.jp/ 09:00-10:20 講義 形態 (人体と脊椎動物の比較から) 寺前洋生 募集人数 27名 プログラムのねらい 10:30-11:50 講義 バイオーム 大原 雅 12:50-14:10 講義 分類 (無脊椎動物) 柁原 宏 14:30-17:20 実験 形態・進化と系統の2実験から一つ選択 18:20-20:20 演習 ナイトセッション 「なぜ学習指導が重要か」 高度な教科内容の獲得と卓越した学習指導力の習得は、こ 4日目 8月15日(月) れからの生物教師に必須な力です。本プログラムではその きっかけとなるよう、以下の内容を提供します。 09:00-09:30 講演 (仮)君たちに望むこと 有馬朗人(元文部大臣) (1) 平成24年度から高等学校で施行される学習指導要領に 09:30-10:40 講義 意欲を引き出す生物授業とは何か 鈴木 誠 準拠した、最新の学習内容を講義と実験から学びます。 10:50-12:10 講演 田代直幸 (文部科学省 国立教育政策研究所) (2) 実際の授業の文脈に生かすことができるような学習指導 の知見を提供し、エクセレントティーチャー(ナイトセッション)と 12:10-12:30 閉会式 の議論を通じて、その意味を体験的に学びます。 プログラムの関連図書、Webサイト紹介 (3)本学総合博物館にてナイトツアーを体験し、学んだ内容 をいかに教育現場で適用していくか、ディスカッションを通して http://www.acsola.com/FK/main.htm (鈴木) 体験的に学びます。 http://www.sci.hokudai.ac.jp/~st/shinka3/Welcome.html (栃内) 理科の名人先生 ~伸びる子ども達を育てる実践的な中堅理科教師の育成~ 法人種別 国立大学法人 教科・科目 理科 機関名 お茶の水女子大学 サイエンス&エデュケーション センター 会期:2011年8月17日(水曜日)16:30 ~ 8月20日(土曜日)15:00 3泊4日 【プログラム概要】 本取組では、1)最先端の研究現場における実習、2)生徒を育て、伸ばすためのグ ループによる討論活動・指導法開発、3)参加者間の交流促進、開催終了後の参加 者間のネットワーク形成・支援工夫を行います。 1)我が国の科学の進歩と大切さについて、参加者が感動を込めて生徒に伝えられ るよう、生徒にも馴染みがある我が国のノーベル賞受賞者の研究成果等を題材とし た、最先端研究現場における実習を行います。 2)参加者が得意とする教材/授業コンテンツを持ち寄り授業形式で紹介し、さらに よりよい授業法を討議します。また、理科教育や教員養成の有り方について講演を 聴き、討論を行います。次代の理科名人先生を育成するための教員研修コンテンツ を作成・試行します。 3)グループ討議や懇親会などで参加者同士の今後の情報交換に向けたネットワー クを構築します。作成した理科教育コンテンツは、本学HPに掲載し、参加者等の継続 的な資質能力向上を支援します。 会 場 会場名 お茶の水女子大学 サイエンス&エデュケーションセンター 所在地 東京都文京区大塚2-1-1 アクセス 東京メトロ・丸の内線 茗荷谷駅下車 徒歩7分 会場URL http://www.cf.ocha.ac.jp/SEC/ 宿泊場所 プラザ・フォレスト 文京区大塚3丁目28番7号 電話 03-3945-6871 http://www.zenrosai.coop/zenkoku/shinrin/plazaforest/index.php 募集人数 30名 プログラムのねらい このプログラムでは、優れた中学・高校の理科の先生と、 大学等の研究者が集まって、お互いの持ち味を生かしな がら、理科教育の改善を目指します。 大学側は、生徒にも馴染み深い我が国のノーベル賞受 賞者の研究が、現在の先端的研究にどのように生かされ ているのかを、大学の研究施設を活用した実習形式で提 供します。 中学・高校の理科の先生は、普段の授業で使っている生 徒に人気のコンテンツを模擬授業形式で発表します。 さらにセミナーでは、教育・研究・サイエンスコミュニケー ションの分野で指導的立場にある講師を招き、参加者全員 で現在の理科教育について議論します。 その上で、これからの理科教育に必要な要素を抽出して、 新たなコンテンツを共同開発し、教員研修形式で発表しま す。参加者全員がお互いに学び、教え合うキャンプです。 スケジュール(予定) 1日目 8月17日(水) ■ガイダンス ■セミナーⅠ 小池康博 (慶応義塾大学) ■懇親会 2日目 8月18日(木) ■セミナーⅡ 有馬朗人(元東大総長、武蔵学園長) ■プログラムⅠ 最先端科学研修の体験「日本人 のノーベル賞受賞研究を実感する」 ■プログラムⅡ 名人先生教材発表(中学) ■プログラムⅢ 教材コンテンツ出店展示(中学) 3日目 8月19日(金) ■プルグラムⅣ 名人先生教材発表(高校) ■プログラムⅤ 教材コンテンツの店展示(高校) ■セミナーⅢ 文部科学省による講演 ■セミナーⅣ 小川義和(国立科学博物館) ■プログラムⅥ 教員研修法(討論) 4日目 8月20日(土) ■プログラムⅦ 教員研修コンテンツ開発 ■プログラムⅧ 教員研修コンテンツ発表会 中高大産接続教育を通じた次世代の医療・健康産業を担う人材育成 教科・科目 法人種別 甲南大学フロンティアサイエンス学部生命化学科 理科・化学、生物 会期:2011年8月23日(火曜日)15:00 ~ 8月26日(金曜日)15:30 3泊4日 プログラム概要 神戸ポートアイランド 200社以上の医療・健康関連企業や研究施設が立地、集積する神戸ポートアイ ランド。この小さな島の中では、再生医療や難治性ガンの早期診断法など、最先 端の医療・診断技術の研究開発やそれに関連した企業活動が行われています。 医療・健康関連産業は、高齢化社会を迎えた今世紀以降、重要な役割を担う産 業となることが期待され、中学校、高校においても、将来的に医療・健康関連産 業への就職を希望する生徒もたくさんおられることと思います。しかし、医療・健 康産業といってもどのような企業があり、その仕事に就き、活躍するためにはど のような能力が必要かあまり知られていないのではないでしょうか? 本プログラムでは、「医療・健康産業」をキーワードに、日頃接する機会の少ない、 企業と、中学・高校・大学の関係者が一堂に会する機会を用意し、医療・健康産 業で働かれている企業の方々に「次世代の医療・健康産業を担う人材に必要な 能力とはどのような能力か?」について、いろいろな視点からご講演いただき、 中学、高校、大学の教育を通してどのような能力を、どのように養うべきか考え ていきたいと思います。プログラムの中では、大学や高校で行われている人材 育成のために工夫された教育プログラム、コンテンツの紹介や、最先端の医療・ 診断技術の研究開発の現場を見学するなど、自分の目で見て、実験を行い、考 える機会が数多く設けられています。 会 場 診断技術開発 理化学研究所 医療機器 製薬企業 甲南大学ポートアイランドキャンパス 細胞核 (青色) 微小管 (緑色) ミトコンドリア(赤色) スケジュール(予定) 会場名 甲南大学ポートアイランドキャンパス 1日目 8月23日(火) 15:00〜 所在地 兵庫県神戸市中央区港島南町7−1−20 ・ 開校式、オリエンテーション ・ 講演「医療・健康産業とその周辺技術、そして人材」 アクセス 三宮駅からポートライナー(神戸空港行き)に 乗り換え、「京コンピュータ前」駅を下車し、徒歩3分です。 ・ 参加者交流会 会場URL http://www.konan-first.jp/map_a.html 2日目 8月24日(水) 宿泊場所 ニチイ学館 ・ 現所属校における人材育成の現状報告 ・ 企業が必要とする人材像 募集人数 ・ 高校・教育委員会が推進する理数プログラム ・ 話題提供者との自由討論会 30名 プログラムのねらい (1) 高齢化社会を迎える今後、医療・健康産業の発展 を担う人材を育成するにはどのような教育が必要か?中 学、高校、大学の人材を育成する教員が集まり、企業の 関係者の意見をうかがいながら、実学的に人材育成プロ グラムを考える。 (2) 実験1つにしてみても、教員の指導の仕方によって 生徒の能力育成には差が生じる。研究に携わる大学教 員が、実験によって生徒に伝えるべきポイントをわかりや すく紹介する。また、実験教材も高校の理科から先端医 療へとつながる架け橋となる教材を使う。 (3) 生徒に目的意識を持たせるためにも、最先端を知 ることは重要である。最先端の医療診断技術を開発する 理化学研究所 分子イメージング科学研究センターを見 学し、医療・診断分野の未来について紹介いただく。 3日目 8月25日(木) ・ 甲南大学が開発した理数力を育む実験教材 ・ 医療診断技術へつながる細胞観察実験 ・ 研究者が教える観察実験のポイント解説 4日目 8月26日(金) ・ 最先端の医療診断技術の研究開発現場を見る(理化学 研究所 分子イメージング科学研究センター) ・ 研究プログラムのまとめ(意見交換:本プログラムを通じ て何を感じ、何を現場で始められるのか?) プログラムの関連図書、Webサイト紹介
© Copyright 2024 ExpyDoc