京丹後市総合計画関係資料 (抜粋)

京丹後市史跡整備検討委員会会議資料7
京丹後市総合計画関係資料
(抜粋)
(注)この資料は、平成 17 年 9 月定例市議会に議案第 140 号
「第 1 次京丹後市総合計画の策定について」で提案されたもの
で、現在審議中となっている資料(抜粋)です。
目次
1
人口・産業関係資料
2
市民ニーズのまとめ
3
総合計画体系図
≪1
2
人口・産業関係資料≫
人口、世帯の状況
京丹後市の総人口は減少傾向にあり、平成 17 年8月現在(京都府推計人口)63,015 人となって
います。世帯数は、21,088 世帯で増加傾向にありますが、これは核家族化や単身世帯の増加などに
より一世帯当り人員が減少しているためと思われます。
少子高齢化の状況については、特に高齢化が著しく、平成 12 年現在高齢人口が 25.3%と、京都府
内市部平均(※)16.7%を大きく上回っています。少子化については急速な進行がみられるものの、
年少人口が 16.2%と市部平均の 14.8%よりは比率が高いです。
※京都市を除く
人口・世帯の推移
100,000
8.0
総人口(人)
世帯数(世帯)
80,106
80,000
4.7
60,000
4.5
75,187
74,494
17,087
世帯当り人員・市部平均※
72,966
71,548
69,085
6.0
67,208
65,578
63,015
5.0
4.4
4.1
4.2
4.0
3.8
17,497
17,951
3.8
3.6
40,000
20,000
7.0
世帯当り人員・京丹後市(人)
77,028
3.7
3.4
18,623
3.3
3.4
3.2
19,256
19,023
4.0
3.5
19,486
3.2
3.0
3.0
2.8
20,495 21,088
19,919
3.0
2.7
2.0
1.0
0
0.0
S35
S40
S45
S50
S55
S60
H2
H7
H12
H17.8
少子・高齢化の推移(%)
40.0
京丹後市・年少人口比
京丹後市・高齢人口比
市部平均※・年少人口比
市部平均※・高齢人口比
30.3
30.0
27.2
28.3
24.1
25.9
26.1
24.0
25.5
20.0
10.0
26.0
23.6
23.6
19.2
19.0
22.2
17.5
21.7
9.1
7.4
10.0
11.0
12.5
14.5
16.4
18.9
16.3
14.0
7.9
8.0
8.2
S40
S45
S50
9.1
10.1
25.3
16.7
16.2
14.8
11.7
0.0
S35
S55
S60
H2
H7
H12
資料:国勢調査、平成17年は8月現在の京都府推計人口
3
産業の状況
産業別の就業者数については、平成 12 年に第 3 次産業が第2次産業を上回り、48.7%で最も多く
なっています。
産業別就業者数
0%
50%
第2次産業
第1次産業
H7
12.1%
H12
10.7%
第3次産業
44.9%
100%
43.0%
48.7%
40.6%
資料:国勢調査
農業については、年々農家数の減少が続いており、農業粗生産額も平成 7 年以降に大きな減少がみ
られました。しかし一方、農業就業人口 1 人当りの農業粗生産額は 172 万円で京都府内市部平均(※)
を上回っています。主な生産品目は米で、粗生産額全体の 49.1%を占めています。
農業粗生産額・農家数の推移
就業人口当り粗生産額
粗生産額内訳
H12(千円)
H12
2,000
10,000
8,919
8,000
9,280
1,719
9,133
7,136
8,181
1,438
1,500
その
他
12.8
%
果実
※
9.3%
6,563
6,000
※京都市を除く
5,588
6,472
5,049
4,526
畜産
9.9%
1,000
米
49.1
%
野菜
18.9
%
4,000
500
2,000
農業粗生産額(百万円)
総農家数(戸)
0
0
S55
S60
H2
H7
H12
京丹後市
市部平均※
資料:農林業センサス、生産農業所得統計
京都府統計書 ※秘匿数値を除く
漁業については、海洋資源の減少などにより、生産量が減少傾向にあります。漁獲量の内訳では、
魚類が最も多く 76.1%を占めていますが、近年はカニなどの水産動物類の割合も高くなっています。
京丹後市
10,000
生産量の推移
(海面漁業・養殖業)
(t)
魚類別漁獲量
京都府計
100,000
0%
84,618
魚類
50%
水産動物類
8,000
貝類
海藻類100%
3.0%
80,000
H2
83.8%
11.9%
1.2%
60,000
6.0%
6,000
31,626
40,000
H7
78.3%
1.0%
14.2%
20,365
4,055
4,000
3.5%
20,000
2,842
3,150
H12
76.1%
1.5%
18.9%
0
2.6%
2,000
京丹後市
京都府計
-20,000
0
京都府
87.5%
1.0%
9.0%
-40,000
H2
H7
H12
資料:京都府漁業の動き
工業については、繊維工業が中心で、これまで全国的な不況とともにちりめん業の構造的不況など
から、従業者数や製造品出荷額等の減少傾向が続いていましたが、平成 14 年には機械金属工業が好
調で、出荷額等が増加に転じています。工業従業者 1 人当りの出荷額等は、京都府内市部平均(※)
と比較して低い水準に留まっています。
※京都市を除く
工業の推移
8,000
7,000
200,000
従業者1人当り
出荷額等
50,000
事業所数の
業種別内訳
H15(千円)
7,047 7,026
6,296
6,000
5,889
H15
その他
16.3%
150,000
5,098 5,041
29,984
5,000
5,078
99,985
4,000
100,000
82,859
100,283
76,493
事業所数(件)
従業者数(人)
製造品出荷額等(百万円)
2,000
1,000
547
502
423
377
311
13,956
70,967
50,000
270 282
0
0
0
S63 H3
H6
繊維
81.0
%
70,869
65,398
3,000
衣服
2.7%
25,000
H9 H11 H14 H15
京丹後市
資料:工業統計(従業者4人以上)
(全事業所※ 2,405件)
市部平均※
※従業者4人未満を含む
資料:府統計課(工業統計)
資料:工業統計(従業者4人以上)
商業については、従業者数は横ばいですが、販売額は近年減少傾向にあります。小売業の購買力流
出入率※を近隣市町と比較すると、京丹後市は 0.79 となり、やや低い水準です。
商業の推移
6,000
購買力の流出入率(H16)
200,000
京丹後市 0.79
5,473
5,181
5,000
4,845
137,520
5,133
5,117
5,102
1.50
5,108
3,000
100,000
104,050
商店数(件)
従業者数(人)
年間販売額(百万円)
宮津市
0.86
0.50
120,932
107,550
118,913
2,000
1.00
野田川町
0.89
150,000
139,988
132,447
4,000
0.00
岩滝町
0.74
舞鶴市
0.91
50,000
1,000
1,452
1,429
1,357
1,272
1,244
1,143 1,102
加悦町
0.64
0
0
S63
H3
H6
H9
H11
H14
福知山市
1.04
H16
資料:商業統計、H16は速報値
※購買力の流出入率とは、一定地域の商業規模を表す指標で、実際の人口に府平均の1人あたり
年間小売販売額を乗じた潜在購買力に対する実際の年間販売額の比率。
観光については、年間約 200 万人の入込客があり、これまで順調に増加を続けてきましたが、レ
ジャー形態の多様化が進み、日帰り客の増加やアウトドア志向などから、近年は伸び率が鈍化し、観
光消費額も減少傾向に転じています。しかし、観光客 1 人当りの消費額を京都府内市部平均(※)と
比較すると、京丹後市は 4,064 円となり、大きく上回っていることがわかります。
※京都市を除く
観光の推移
2,500,000
宿泊
日帰り
観光消費額(千円)
観光入込客数(人)
2,000,000
2,153,142
15,000,000
6,000
10,000,000
4,000
5,000,000
2,000
観光客1人当り消費額
H16(円)
2,037,753
1,876,509
4,064
9,668,745
1,769,109
1,500,000
1,464,207
1,000,000
8,281,107
2,143
6,737,261
965,563
6,567,738
4,135,071
500,000
2,801,821
0
S55
0
S60
H2
H7
H12
H16
0
京丹後市
市部平均※
資料:京都府観光・商業室
≪2
市民ニーズのまとめ≫
(3)市民ニーズのまとめ
新市建設計画策定にあたって平成 14 年 5 月に実施した住民意識調査結果から、地域づくりに関す
る市民ニーズを再度まとめておきます。
1
まちの現状評価
(一般意識調査結果)
現状の評価の分析にあたっては、評価を平均得点化して、順位付けを行った。平均得点化はそれぞれの回答
割合について、
「大変満足×(+1.0)」
「やや満足×(+0.5)」
「どちらともいえない×(-0.0)」
「やや不満×(-0.5)」
「大変不満×(-1.0)」の合計値として算出した。
特に「工業の振興や地域内での雇用の場の確保」(‐0.52)の満足度が際立って低くなっており、
続いて、
「地域外との行き来が便利になるような幹線道路網の整備」及び「公共交通の充実」
(‐0.32)
、
「農林漁業の振興」
(‐0.25)といった項目の満足度が低くなっています。
-0.6 -0.5 -0.4 -0.3 -0.2 -0.1
地域外との行き来が便利になるような幹線道路網の整備
生
活
基
盤
-0.11
-0.32
-0.2
-0.13
-0.08
-0.13
上下水道の整備
情報通信基盤の充実
住宅対策の推進
公園や緑地など身近ないこいの場の充実
0.05
0.05
公民館、集会場等の身近なコミュニティ施設の充実
安全対策・体制の推進・強化
教
育
・
文
化
・
健
康
・
福
祉
スポーツ施設など住民が健康的な活動を行える場の整備・充実
産
業
工業の振興や地域内での雇用の場の確保
-0.25
-0.12
-0.12
地域の豊かな自然とより一層親しめる取り組みの強化
地域の特色ある歴史資源の活用によるまちづくり
-0.02
-0.17
-0.09
-0.16
学校教育施設の充実
子育てを支援する体制・施設の強化
福祉的施設、体制の充実
保健・医療施設、体制の強化
農林漁業の振興
-0.29
-0.52
商業の振興や買物の利便性・サービスの向上
観光振興への取り組み強化
住
民
も
施
取
策
り
等
組
め
る
-0.01
-0.03
生涯学習機会の創出や支援施設の充実
美術館・ホールなど文化的施設の充実
-0.24
-0.17
-0.02
リサイクルの推進など、環境対策の強化
地域間・国際間交流の推進
人権尊重や男女共同参画社会づくり
-0.13
-0.14
-0.01
行事やイベントなどの住民交流のための機会の充実
NPOやボランティア活動の推進に向けての取り組みの強化
住民参加によるまちづくりの推進
0.1
-0.32
日常生活に利用する生活道路網の整備
公共交通の充実
0
-0.11
-0.18
このうち、−0.2 以下の評価の厳しい項目について、地域別、年齢別にみてみると、次の表のとお
りで、
「地域外との行き来が便利になるような幹線道路網の整備」、
「公共交通の充実」といった交通基
盤に関する項目は 50 歳代以下の世代で特に評価が厳しく、
「商業の振興や買物の利便性・サービスの
向上」は 20∼30 歳代で特に評価が厳しくなっています。
まちの現状評価
は-0.3以下
【居住地別】
地
域
名
生
活
基
盤
文教
化育
地域外との行き来が便利になるような幹
線道路網の整備
平
均
峰
山
大
宮
網
野
丹
後
弥
栄
久
美
浜
-0.32
-0.27
-0.16
-0.44
-0.33
-0.16
-0.41
-0.32
-0.31
-0.27
-0.31
-0.40
-0.29
-0.35
-0.20
-0.17
-0.17
-0.47
-0.18
0.61
-0.30
-0.25
-0.12
-0.20
-0.25
-0.23
-0.26
-0.48
-0.29
-0.30
-0.28
-0.28
-0.33
-0.26
-0.29
-0.52
-0.44
-0.53
-0.61
-0.54
-0.48
-0.52
-0.12 -0.18
は-0.3以下
-0.31
-0.32
-0.18
-0.35
公共交通の充実
上下水道の整備
美術館・ホールなど文化的施設の充実
農林漁業の振興
産
業
工業の振興や地域内での雇用の場の確保
商業の振興や買物の利便性・サービスの
向上
-0.24
【年齢階層別】
生
活
基
盤
文教
化育
地域外との行き来が便利になるような幹
線道路網の整備
平
均
2
0
歳
代
3
0
歳
代
4
0
歳
代
5
0
歳
代
6
0
歳
代
7
0
歳
以
上
-0.32
-0.36
-0.39
-0.40
-0.40
-0.28
-0.13
-0.32
-0.45
-0.36
-0.39
-0.33
-0.25
-0.23
-0.20
-0.20
-0.27
-0.23
-0.21
-0.18
-0.11
-0.25
-0.26
-0.28
-0.29
-0.22
-0.23
-0.24
-0.29
-0.22
-0.22
-0.28
-0.34
-0.31
-0.31
-0.52
-0.47
-0.51
-0.53
-0.58
-0.54
-0.46
-0.24
-0.35
-0.31
-0.27
-0.24
-0.18
-0.19
公共交通の充実
上下水道の整備
美術館・ホールなど文化的施設の充実
農林漁業の振興
産
業
工業の振興や地域内での雇用の場の確保
商業の振興や買物の利便性・サービスの
向上
2
高校生の定住意向
(高校生意識調査結果)
将来、社会人になったり、結婚したりした時に、6町内に住みたいと考えていますか、という問に
対して、次のとおり「住みたい」は 18.3%にとどまり、
「住みたくない」が 27.0%となっています。
将来6町内に住みたいと考えていますか
0%
20%
高校生全体
18.3%
40%
60%
80%
27.0%
6町内に住みたい
100%
N=656
54.7%
6町内に住みたいと思わない
わからない
住みたい理由
0%
高校生全体
10%
11.0%
20%
30%
40%
50%
17.8%
60%
70%
80%
90%
61.9%
100%
9.3%
家族と一緒に住みたいから
この地域で働くつもりだから
この地域が好きだから
その他
N=118
住みたくない理由
0%
高校生全体
20%
20.8%
40%
60%
28.3%
28.9%
80%
100%
22.0%
みんなで楽しんだり、遊ぶ施設などが少ないから
この地域に働く場がないから
都会に魅力を感じるから
その他
N=173
3
地域の将来像
(一般意識調査及び高校生意識調査結果)
「海岸や海浜の美しい景観や水・緑を生かした自然豊かなまち」
「商工業・サービス業が活発で働く
場に恵まれた活発なまち」
「高齢者や障害者などすべての人が安心して暮らせる福祉のまち」などが多
くあげられています。
一般:N=3,120
20 歳代:N=226
高校生:N=624
0%
10%
20%
30%
40%
50%
52.5%
海岸や海浜などの美しい景観や水や緑を生かしたまち
12.4%
12.4%
10.3%
地域の歴史的資源や伝統・文化を生かしたまち
9.7%
9.7%
自然と調和した農林漁業が活発なまち
18.8%
工業・商業・サービス業などが活発で、働く場に恵まれたまち
21.7%
23.5%
24.3%
24.5%
住まいや身の回りの環境が充実した快適に暮らせるまち
31.6%
高齢者や障害ある人などすべての人が安心して暮らせるまち
32.3%
28.2%
病院などが充実し、健康づくりに積極的に取り組むまち
b
保育所・幼稚園・学校などが充実したまち
その他
26.5%
47.5%
37.7%
33.7%
36.3%
6.8%
7.5%
5.5%
3.8%
8.8%
21.4%
19.6%
19.0%
21.4%
16.3%
20.8%
10.8%
リサイクル活動など、環境問題に積極的に取り組むまち
国外の人と積極的に交流するまち
18.1%
9.1%
多くの観光客が訪れ、人々との活発な交流が行われるまち
情報や通信機能の発達したまち
38.1%
17.7%
17.3%
22.3%
災害や事故のない安全なまち
スポーツ活動のさかんなまち
55.1%
42.5%
27.3%
道路やまちなみがきちんと整備されたまち
文化・創作活動のさかんなまち
60%
6.9%
13.3%
11.8%
2.4%
4.0%
10.0%
1.7%
2.2%
1.4%
一般
20歳代
高校生
70%
61.5%
64.8%
4
将来望まれる施策
(一般意識調査及び高校生意識調査結果)
まちの現状評価に対応して、工業の振興や雇用の場、幹線道路網、保健・医療・福祉施設や体制の
充実などが望まれています。
N=2,553
0%
10%
20%
30%
40%
42.1%
地域外との行き来が便利になるような幹線道路網の整備
日常生活に利用する生活道路網の整備
18.1%
公共交通の充実
18.3%
21.8%
上下水道の整備
生
活
基
盤
10.2%
情報通信基盤の充実
9.3%
住宅対策の推進
13.6%
公園や緑地など身近ないこいの場の充実
7.4%
公民館、集会場等の身近なコミュニティ施設の充実
14.8%
安全対策・体制の推進、強化(防災、交通安全、消防体制の充実など)
8.4%
スポーツ施設など住民が健康的な活動を行える場の整備・充実
6.7%
生涯学習機会の創出や支援施設の充実
教
育
・
文
化
・
健
康
・
福
祉
8.7%
美術館・ホールなどの文化的施設の充実
12.2%
地域の豊かな自然とより一層親しめる取り組みの強化
6.0%
地域の特色ある歴史資源の活用によるまちづくり
12.5%
学校教育施設の充実
22.7%
子育てを支援する体制・施設の強化
福祉的施設、体制の充実
34.5%
保健・医療施設、体制の強化
34.5%
18.1%
農林漁業の振興
49.2%
工業の振興や地域内での雇用の場の確保
産
業
住
民
も
取
り
組
め
る
施
策
等
商業の振興や買物の利便性、サービスの向上
13.6%
観光振興への取り組みの強化
13.2%
リサイクルの推進など、環境対策の強化
13.2%
地域間・国際間交流の推進
2.4%
7.4%
人権尊重や男女共同参画社会づくり
行事やイベントなどの住民交流のための機会の充実
NPOやボランティア活動の推進に向けての取り組みの強化
4.0%
5.2%
14.2%
住民参加によるまちづくりの推進
その他
50%
1.3%
60%
高校生の場合、買物や食事が楽しめる商業施設、鉄道やバスなどの利便性、スポーツ施設などみん
なが健康的な活動を行える場の充実が多くあげられています。
N=640
0%
10%
20%
30%
40%
16.1%
情報通信ネットワークの整備
30.8%
公園や緑地など身近ないこいの場の充実
3.9%
38.8%
スポーツ施設などみんなが健康的な活動を行える場の充実
11.3%
図書館などだれもが学習できる場の充実
13.4%
美術館やホールなど文化的な施設の充実
教
育
・
文
化
・
健
康
・
福
祉
15.8%
地域の豊かな自然と、より一層親しめる取り組みの強化
地域の特色ある歴史的な資源の活用
70%
59.7%
鉄道やバスなどの利便性の向上
公民館、集会場などみんなで集まって活動できる場の整備
60%
26.6%
道路の整備
生
活
基
盤
50%
3.6%
10.9%
学校など教育施設の充実
25.0%
お年寄りや障害のある人たちが活動できるような福祉施設の充実
22.8%
病院などの医療施設の充実や、健康相談などの医療体制の強化
28.3%
働く場の創出
産
業
64.5%
買い物や食事が楽しめる商業施設の充実
住
民
も
取
り
組
め
る
施
策
等
13.3%
リサイクルの推進など環境対策の強化
10.5%
地域外や国外の人との交流の機会の創出
24.5%
行事やイベントなどの機会の創出
ボランティア活動など住民で取り組む活動の推進
3.4%
その他
4.1%
京丹後市総合計画・基本計画の体系
将来像と基本理念
基 本 方 針
計 画 項 目
定住の促進
ひ
ひと・もの・ことが行き交う
ひ
農林業の振興
交流経済都市
と
漁業・海業の振興
づ
商工業の振興
く
観光の振興
り
京丹後ブランドの販売戦略
・
自然環境の保全と創造
も
新しいエネルギーの導入と活用
の
ごみ・廃棄物対策
づ
循環型社会の構築
く
市民主体の健康づくりの推進
り
医療保険制度の一層の充実
・
患者本位の医療体制の充実
交
支えあい、助けあいの地域福祉の推進
流
共に生きる障害者福祉の充実
と
にぎわい創出プロジェクト構想
み
ず
み
地域力
豊かな自然や歴史・文
化の恵みを活かし、世
界に誇れるまちづくり
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
環境先進都市推進プロジェクト構想
をめざします
ど
生きる喜びを共有できる
り
健やか安心都市
歴
安心ネットワーク形成プロジェクト構想
安心力
史
と
文
化
の
先
ともに支え合い、安心
次代を担う若い力が活躍できる
して暮らせる健康・福
生涯学習都市
祉のまちづくりをめざ
します
学びのミュージアム推進プロジェクト構想
が
共に築き、結び合う
織
パートナーシップ都市
り
パートナーシップ推進プロジェクト構想
な
す
活性力
交
進
地
新
・
安心して暮らせる高齢者福祉の充実
子育ての支援
学校教育の充実
社会教育・スポーツの充実
若者の育成
歴史文化遺産の保全と活用
地域コミュニティの強化
協働と共創のまちづくりの推進
丹
人権の尊重
後
男女共同参画の推進
王
国際交流と地域間交流の推進
国
文化芸術活動の振興
適正な土地利用の推進
の
災害に強く、快適で暮しやすい
創
うるおい安全都市
造
快適・安全・交流都市形成プロジェクト構想
に
道路ネットワークの整備
河川・海岸・港湾の整備
ひとが育ち、夢がふく
流
の
らみ、未来に飛躍する
まちづくりをめざしま
向
す
ま
住宅の供給と安心できる住環境の整備
地域交通の確保
上下水道の整備
防災体制の強化
け
ち
て
計画推進のために
情報ネットワークの整備
効率的な行財政運営の推進
まちづくりのねらい
ふんだんな地域資源と先導的なものづくり技術を活かした京丹後ブランドの創造をめざします
○「Buy(買う)丹後」の徹底による地産地消の実現や、地域における京丹後ブランドの商品開発
を推進し、村おこし、地域おこしを応援します。また、農作物や水産物の産地強化と、基幹産業
である丹後ちりめんと機械金属業の付加価値を高めることにより産業振興を図ります。
○地元企業や事業所と大学などの研究機関との交流の機会充実を目的としたプロジェクトを推進し
ます。また経営や新規起業に関して、相談窓口の充実やコンサルティングできる人材の斡旋や支
援のしくみづくりとともに、人材育成と技術開発への支援体制強化と各産業間の交流促進に努め
ます。
○魅力ある総合観光地として、自然・地場産業などの地域資源と丹後王国などの歴史文化の総合的
なネットワークの整備を推進します。また、特徴ある自然環境や新エネルギー施設を活用し環境
教育を目的としたエコツーリズムの展開を図ります。
美しい自然環境を守り環境先進地をめざします
○「美しいふるさとづくり条例」に基づき、市民と、農業、商工業、漁業、観光業の各産業の連携
によって、自然を守り、育み、それぞれの立場で実践できる自然環境の保全管理のしくみづくり
を進めます。また、循環型社会を築くため、リジェクト(断る)、リデュース(減らす)、リユー
ス(再利用する)、リサイクル(再資源化する)の「環境4R」を推進します。
○バイオマスの利活用による資源循環型農業を検討します。
健康長寿のまちをめざします
○京丹後市の豊かな自然環境の中で、温泉と薬草、豊富な海洋資源を使った療養・保養を検討し、
森林浴や薬膳料理などを組み合わせ、心と体の健康を考えた京丹後市ならではの「癒しの空間」
づくりを推進します。
丹後王国の歴史文化を活かした丹後学の推進をめざします
○丹後王国の歴史文化を内外に発信するため、丹後王国歴史文化館(仮称)を核とした拠点と各地
域の歴史文化資源のネットワークづくり、IT(情報通信技術)を活用した情報発信に取り組みま
す。
○地域の自然や歴史文化、地場産業などの「匠」の技術を掘り起こし、
「丹後学」としてまとめ、学
校教育における体験学習や地域学習に活用するとともに、子供から大人までだれでも気軽に学べ
る学習環境と機会の創出に努めます。
ひとづくりのまちをめざします
(人材を活かしたまちづくりをめざします)
○丹後の産業を支える技術者・技能者を確保するため、大学等の教育・養成機関との連携や能力開
発、教育機会の充実に努めるとともに、昔から丹後の主要な労働力である女性の中から技術者を
養成するなど、新たな人材発掘にも取り組みます。
○地場産業の振興と地域の活性化を考え、地域資源を最大限に有効活用するために、日本の社会経
済の各分野で活躍する本市出身者や市民を中心としたアドバイザー登録制度などを検討し、各方
面へのコーディネート、コンサルタントとして活躍していただけるように働きかけます。
(未来の京丹後市を担う子どもたちの健全育成をめざします)
○地域と企業と行政が協働で、生みやすく育てやすい環境整備に努めるとともに、子育て家庭への
経済支援の充実や異世代交流などによる交流の場づくりを推進し、未来の京丹後市を担う子ども
たちの健全育成を図ります。
お互いに支えあい、助けあいながら
誰もが安心して暮らせる協働と共創のまちづくりをめざします
ゆ
○一人ひとりをかけがえのないものとして大切にし、「結いの心(地域住民が助け合う自治の心)」
を育て、地域のなかで互いと互いが活かしあい、支えあい、助けあいながら安心して暮らせる「協
働」※と「共創」※のまちづくりに取り組みます。
○思いやりと福祉の心を育て、地域住民が福祉の担い手として地域を支えていく主体的な地域づく
りを進めます。
※
協働:さまざまな主体が相互理解と信頼を前提とし、対等な関係に基づき、開かれたプロセスで行う共同活動のことをいいま
す。協働により単独では得られない相乗効果が期待でき、互いの組織や活動内容の補完や改善が図れます。
※
共創:一人ひとりが、それぞれの個性や能力に応じた役割を果たし、互いに手を携え、創造性など十分に活かし目標や夢を一
緒になって育み築いていく活動です。
5
歴史文化遺産の保全と活用
現状と課題
かつて「丹後王国」として栄えた本市には、日本海側屈指の史跡群や貴重な出土品があります。
文化財としては、国指定関連 18 件、府指定関連 63 件、市指定 88 件の合計 169 件(実件数 157
件)があります。
資料館は、古代の里資料館、鳴き砂文化館、郷土資料館の3館がありますが、一方で、3千箱近く
にのぼる出土遺物や、民俗・歴史資料といった地域の歴史を物語る資料の保管場所については十分な
スペースがないことから、旧校舎等の施設を利用している現状です。
これらの貴重な歴史文化遺産を後世に継承し、地域の活性化などまちづくりに活かすために、学習
と観光の両面から情報提供機能や拠点整備、人材育成(文化財博士)や丹後学の推進など施策展開を
図っていく必要があります。
また、郷土研究会や自然保護団体等の市民活動との連携・相互ネットワークのもとに、本市の歴史
文化に関する情報提供体制の充実を図っていく必要があります。
めざす目標
●情報発信の力を高めます
指標名
丹後王国歴史文化館(仮称)の整備
文化財博士登録制度の設置・登録者数
現状
(年度)
⇒
目標
(年度)
0ヵ所 (H16)
1ヵ所 (H26)
0人 (H16)
100人 (H26)
施策方針
1
歴史資料館のネットワーク
既存の3資料館については、地域間相互の歴史的関連性に着目して情報化を進めるとともに、それ
ぞれの資料館の特徴化を図ることによって、学習・観光両面での機能を高めます。このため、生涯学
習や観光関連部局との連携のもとに、情報ネットワークの構築をはじめ、案内資料等の統一性につい
ても検討を進めます。
2
丹後王国の歴史文化の保存・発信
丹後王国の歴史文化について、市内外の人々が親しみ、また、研究を深めることができるよう、そ
の拠点となる情報発信施設として「丹後王国歴史文化館(仮称)」の整備を図ります。
「丹後王国歴史文化館(仮称)」の整備においては、ハード・ソフト両面において市民参加の積極的
な受け入れ体制づくりを進めるとともに、将来的には市外、国内外を問わず、世界に開かれた情報・
研究拠点づくりをめざします。
3
文化財の保存と活用
出土遺物をはじめとする多数の文化財、民俗資料等の収蔵施設の整備と、計画的な収集・整理・保
存を図ります。あわせて、指定史跡の調査をはじめとする遺跡調査と整備の実施に向けた取り組みを
進めます。宅地造成やまちづくりにおける地域開発の推進にあたっては、無秩序な開発行為から貴重
な歴史・文化財が損なわれることのないよう、指導・調査体制の充実と啓発に努めます。
本市丹後学の歴史や文化財分野のスペシャリストとして「京丹後市文化財博士」の登録制度を設置
するとともに、広報誌「京丹後市の文化財」欄やホームページ等を活用した情報提供や郷土史研究会、
自然保護団体等の市民活動との連携などを通じて、「丹後学」の研究振興と普及に努めます。
より多くの市民が本市の歴史文化に親しみ、次代へ継承してゆけるよう、丹後学の検定試験の創設
や学校教育や社会教育など様々な機会を通じて文化財等の活用を進めます。
4
市史編さんの取り組み
『京丹後市史』を通じ、市民一人ひとりが本市を再認識し、新しいまちづくりの指針となるよう、
新たに発見された資料も活用して市史を編さんし、発行します。
主要な事業
○丹後王国歴史文化館(仮称)整備事業
○史跡・遺跡調査及び整備事業
○資料館等ネットワーク事業
○文化財保存整理事業と活用
○市史編さん事業
○丹後学の研究と振興