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目次
1 中継伝送機能(専用型)について
2 交換伝送機能について
3 ISDNに係る接続料について
4 コロケーションについて
5 NTTの再編成
(1)基本的考え方
(2)顧客システムの格差の解消状況
(3)NTT再編成に関する「注視する事項」等
(4)加入者交換機機能メニュー
1 中継伝送機能(専用型)について
他事業者の意見等
【KDD(株)の意見】
2.具体的意見
(3) 中継伝送機能(専用型)と交換伝送機能の接続料水準格差
中継伝送機能(専用型)の速度区分については、平成11年7月の接続料の算定に関する研究会報告書の内容が反映
され、24回線単位に細分化されており、接続事業者のニーズを踏まえた区分設定がなされたものと評価しております。
しかしながら、その接続料水準については、交換伝送機能の同一品目と比較すると割高となる区分が多く、特に回線速
度が高速となるとその格差が大きくなっているため、このようなコスト差が生じる理由を明確にする必要があると考えます。
(他、日本テレコム(株)、NTTコミュニケーションズ(株))
弊社の意見等
○ 弊社意見書(H12.1.7付)においても述べさせていただいておりますが、KDD(株)の意見のように、中継伝送機能(専
用型)の料金は、交換伝送機能の料金に比べ、水準が大きく異なっております。これについては、コスト差の原因を明確
にするとともに、改善する措置が必要であると考えます。(特定の設備の影響であれば、その設備を利用しなければならな
い理由があるか、検討すべきと考えます。)
○ また、今回申請された料金案では、回線速度が高速となるほど接続料金がユーザ料金を上回る幅が大きくなっておりま
す。多数事業者間IF等の導入による多段接続が今後増加し、接続回線が大容量化することが予定されていること等を踏
まえ、料金算定方法の改善を図っていただきたいと考えます。
○ なお、本件については、研究会等において、引き続き継続して検討することを答申に明記していただきたいと考えます。
*敬称等は省略させていただいております。(以下同様)
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2 交換伝送機能について
他事業者の意見等
【日本テレコム(株)の意見】
<交換伝送機能について>
1.ディジタルアクセス回線(高速ディジタル伝送(エコノミークラス))について
ディジタルアクセス回線(64K,128K,1.5M)は、故障監視機能や故障修理時間など保守サービスの簡素化及び
新システムの導入等により、ユーザー料金においても通常クラスに比べ約半額程度の価格設定がされております。しか
しながら、今回の網使用料算定根拠では、原価の算定は一般専用と同一(1つのコストバスケットに含まれて算定)、速
度係数は高速ディジタル伝送通常クラスと同一とされており(保守係数として0.94が適用されているのみ)、ディジタル
アクセスに特化したコスト算定が行われておりません。弊社としては、これらの回線の設備構成や保守実態等を反映し
た算定を行っていることを確認したいと考えます。
弊社の意見等
○ 日本テレコム(株)の意見に賛同致します。
○ ディジタルアクセス回線については、ディジタルアクセス回線に特化したコスト算定がなされておりませんが、πシステム
を利用していることによる保守及び設備の効率化等を見込む必要があると考えます。
○ また、ディジタルアクセス回線の接続料を、一般専用回線と同様に算定しているのであれば、廉価に設定されている
ユーザー料金について、矛盾が生じるものと考えます。
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3 ISDNに係る接続料について
他事業者の意見等
【九州通信ネットワーク(株)の意見】
2 ユーザー料金との関係について
・ 現状では、ISDNの割引サービス等について接続料金が指定事業者のユーザー料金を上回り、接続事業者が同様
のサービスを行うことが不可能です。
例:ISDNタイムプラス、i・アイプランなど
・ ユーザー料金の設定は、一般に各事業者の経営戦略等により行われるものではありますが、指定事業者が接続料金
を下回るユーザー料金を設定した部分においては、実質的に接続事業者は競争上不利となり競争が進展しません。
一方ISDNは、近年インターネットの普及により大幅に利用者が増加しており、低廉なインターネット接続を実現するには、
ISDN市内通話にも競争を導入することが望まれます。
したがって、ISDNの接続料金については、公正な競争条件を確保するため、さらに低廉化されることを要望します。
(他、ケーブル・アンド・ワイヤレス・アイディーシー(株)、東京通信ネットワーク(株)等)
弊社の意見等
○ 九州通信ネットワーク(株)の意見に賛同致します。
○ 接続事業者が、例えばi・アイプラン等と同様のサービスが行えるよう、ISDNに係る接続料を更に低廉化していただき
たいと考えます。
○ 一般電話、ISDN、専用線等のサービス分類において、各サービスを全体で見た場合、ユーザー料金と接続料金が、
逆転しなければよいという考え方を容認することは、全体のサービスのうち一部分は、接続料金を下回るユーザー料金
を設定しても問題ないとの結論につながり、ドミナントキャリアに対する規制として十分であるかどうか疑問であると考えま
す。
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4 コロケーションについて
他事業者の意見等
弊社の意見等
○ 弊社意見書(H12.1.7付)においても述べさせていただきましたが、NTT再編成は公正競争を担保するために実施さ
れるものであると理解しております。
従って、接続事業者がコロケーションしている通信用建物のうち、NTT再編成によって、NTTコミュニケーションズの
帰属となった通信用建物におけるコロケーション料金が、結果的に本接続約款の規定外となり、その料金の算定方法が
(正味)帳簿価額ベースではなく、再調達価格ベースとなるのは、容認しがたいと考えます。
(資本関係)
NTT東西両地域会社
(指定電気通信設備を有する事業者)
再調達価格ベース?
コロケーション料金
NTTコミュニケーションズ
接続事業者
競合
○ 例えば、ドイツにおいては、支配的事業者に限らず、その関連会社についても、同様の規制(コロケーション提供の義
務等)がかけられているようですので、来年度の接続ルール見直しの場等で、指定電気通信設備を有する事業者の関
連会社に係るルールについてご検討いただきたいと考えております。(別添資料参照)
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5 NTTの再編成
~ (1)基本的考え方~
他事業者の意見等
弊社の意見等
○ そもそもNTT東西両地域会社の接続約款は、全事業者が等しくNTT東西両地域会社へ接続することを可能とす
るために規定されたものと理解しております。
○ しかしながら、弊社意見書(H12.1.7付)で述べさせていただきましたとおり、現行の接続約款では、共通線信号
網の規定に代表されるように、「特定端末系事業者」、「特定中継事業者」、「特定協定事業者」の用語を用いて、
特定の事業者を他の事業者と区別し、その事業者に限って適用される規定があります。 (そもそもこうした規定
は、NTT再編成にともなう暫定的な措置として、やむを得ずNTTグループ(NTT東西両地域会社及びNTTコミュニ
ケーションズ)を他の事業者と区別して「特定」したものと理解しております。)
○ 弊社としては、NTTグループとその他の事業者との間でNTT東西両地域会社との接続に関する問題が残されて
おり、今後その解消方法や解消時期についてパブリックコメントを含む継続的な議論が必要である旨、答申に明
記していただきたいと考えます。
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5 NTTの再編成
~(2)顧客システムの格差の解消状況(1/2)~
他事業者の意見等
弊社の意見等(別紙参照)
○ 弊社意見書(H12.1.7付)においても述べさせていただきましたが、 NTTコミュニケーションズは、NTT東
西両地域会社と同一の契約者情報システムを使用していることから、現在、お客様の移転情報等について
は、NTTコミュニケーションズのみが自動的に全ての最新の情報をNTT東西両地域会社から得ることができ
ます。
○ また、NTT東西両地域会社からの契約者の情報提供に関するコスト(次のページ参照)についても、NTT
コミュニケーションズとその他の事業者等間で公平性が担保されているかどうか明確にしていただきたいと考
えます。
○ NTT再編成時点で示された注視事項である顧客システムの解消状況について、年次報告を踏まえ、毎
年度継続的にパブリックコメントを実施し、意見の聴取を行っていただきたいと考えます。
なお、本状況については、公正競争上の観点から接続約款の附則第16条に規定された期日(平成17年
3月31日)にとらわれることなく可能な限り早期に解消する必要があると考えます。
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5 NTTの再編成
~(2)顧客システムの格差の解消状況(2/2)~
接続約款
契約約款
アクセス
東西NTT地域会社は、協
定事業者から請求があった
ときは、契約者の電話番号
等の情報をその協定事業者
に通知することがある。
【契約約款第94条】
NTT
コミュニケーションズ
平成17年3月31日まで、NTTコミュニケーションズは、東
西NTT地域会社の使用する契約者情報システムを使用。
【接続約款附則第16条】
→全契約者情報が分かる。
その他の
みなし契約事業者
契約者に係る契約者回線番号等の情報を得ることが可能。
(ただし、利用者のみに限る。)
【接続約款第99条】
→ご利用いただいているお客様に限って入手可能。
212円/件
(特定中継事業者が、東西地域会社の使用する契約者
情報システムの情報を追加及び、更新する手続費)
NTT
コミュニケーションズ
料金額
【接続約款附則第16条】
契約者情報システム
が同一なため必要
→情報を得る際に係る手続費(2.96円/件)については、
不明
その他の
みなし契約事業者
2.96円/件
(東西地域会社の契約者回線番号等の情報を得る際に係
る手続費)
【接続約款 2料金額 第2手続費 2手続費の額 2-1手続費 (6)
みなし契約事業者に関する宛名情報提供手続費】
* NTT再編成時点で示された注視事項である顧客システムの解消状況について、年次報告を踏まえ、毎年度継続的にパブリックコメントを実
施し、意見の聴取を行っていただきたいと考えます。
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5 NTTの再編成
~(3)NTT再編成に関する「注視する事項」等~
他事業者の意見等
弊社の意見等
○ 弊社意見書(H12.1.7付)においても述べさせていただきましたが、NTT再編成時点で示された注視事項
である、共有設備(伝送装置、専用線ノード装置等)、共用設備(共通線信号網、NSP/NSSP、顧客管理
システム等)及び再編成に伴う例外的措置とした電気通信業務の一部の委託の解消状況、請求書発行の
業務等の受託状況等について、年次報告を踏まえ、毎年度継続的にパブリックコメントを実施し、意見の聴
取を行っていただきたいと考えます。
○ また、NTTコミュニケーションズとその他の事業者の間に存在する「通話の停止」や「料金の督促」などの
扱いに関する格差(契約約款で規定していると理解)についても、例えば毎年度継続的にパブリックコメント
を実施し、意見の聴取を行い、その状況を確認するなどの措置を講じていただきたいと考えます。
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5 NTTの再編成
~(4)加入者交換機機能メニュー~
他事業者の意見等
弊社の意見等
○ 前回、弊社から提出した意見書(H12.1.7付)P19について、間違いがありましたので、お詫びして、訂正させていただ
きます。
(正)
(例)フリーコール契約ユーザーが発信する際の相手先へのフリーコール番号の通知機能
(誤)
(例)0120フリーダイヤルのお客様ダイヤリング番号の契約者への通知機能
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