第 96 号平成２５年１１月２９日発行本荘由利森林組合由利本荘市水林３８１ＴＥＬ０１８４―２４―４１４１8 ＦＡＸ０１８４―２４―４１４３木材流通センター由利本荘市西目町沼田字新道下１０１９―１製材工場『木香里』由利本荘市西目町沼田字新道下１０２０―１ TEL０１８４―３２―１０８８ TEL０１８４―３２―１０８０ FAX０１８４―３２―１０８９ H P h t t p : / / w w w . h o n m o r i . c o m / メール h o n m o r i @ t r a d . o c n . n e . j p 平成２５年度森林組合まつり（１０月２０日西目木香里敷地内） FAX０１８４―３２―１０８１第８回森林組合まつり 10月20日（日）、西目の製材工場「木香里」敷地内で、第８回森林組合まつりを開催しました。当日はあいにくの雨にもかかわらず、開始前からたくさんの方にご来場いただきました。小松組合長からの開会の挨拶に始まり、大抽選会の終了まで大チェンソーアート変盛況でした。各種販売コーナー高所作業車試乗体験丸太積み競争丸太切り競争参加いただいた皆様には、森林組合のことを少しでも知っていただけたかと思っています。これからも様々な方法で森林組合の活動を広め、森林に興味を持っていただけるよう取り組んでまいります。来年は今年参加した方はもちろん、参加できなかった方にもお出でいただけ軽食コーナーウッドバーニング本荘由利森林組合だよりるよう努力したいと思います。 2 森林組合アンケート集計結果組合まつりに参加いただいた方よりアンケートにご協力いただきました。組合員以外の方の参加も多く、次回の組合まつりにまた参加したいという意見をいただき大変励みになりました。今回寄せられた貴重なご意見を今後の組合業務・来年以降の組合まつりの参考にさせていただきたいと思います。 Q．あなたの年齢を教えてください。 Q．お住まいを教えてください。 Q．あなたは組合員ですか。 120 120 120 102 99 200 159 100 100 150 80 80 60 60 71 113 100 40 40 30 30 23 19 18 19 13 20 9 12 8 8 5 ∼ 10 代 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代 0 本西岩由矢鳥東大仁金象県県無荘目城利島海由内賀浦潟内外回利保他答無回答 80 代以上 Q．自分の山林への管理はどうしたいと考えていますか。 Q．自分の山林がどこにあるかご存知ですか。 80 110 31 15 5 5 2 5 2 0 0 120 50 18 20 13 はいいいえ未記入わからない Q．森林組合に加入したいと思いますか。 100 85 67 70 100 80 57 60 68 80 50 45 60 40 60 47 45 40 40 30 40 21 20 20 20 10 5 0 0 わかる 0 え手て入いれなはい考わからない一部わかる Q．組合まつりを何で知りましたか。わからない自分で管理委森託林組合へ業者へ委託はい Q．これまで何回参加いただきましたか。いいえわからない Q．また参加したいと思いますか。 119 120 100 300 90 100 277 83 100 250 80 72 80 200 60 60 52 150 50 40 40 100 28 21 21 20 20 0 50 0 開催通知人に聞いて新聞折り込みその他無回答２回目３回目４回以上木材生産を目指したい無回答はい 19 42 森林環境の保全に役立てたい 18 管理方法がわからない 33 9 0 3 10 20 いいえわからない 30 40 50 無回答アンケートへのご協力ありがとうございました 56 所有林の手入れは考えていない 5 0 初めて Q．将来、所有山林をどのようにしたいと思いますか。（複数回答可）きのこ原木や薪の生産を目指したい 33 3 60 本荘由利森林組合だより森林・林業をめぐる情勢（３） ∼ 林業の採算性悪化の要因 ∼ 前号では、日本林業が歩んできた推移の中で、外材の動向、為替相場、関税、住宅着工戸数、林業の生産性（労賃、育林費、生産費）などが、木材価格や採算性の悪化の要因になっていることをご紹介しました。今回は、これらの要因の内容について、個別に探ってみたいと思います。図−１∼６に採算性の悪化をもたらした要因の内容を示しました。国産材の自給率は、近年は、やや上向いてはいるものの、依然として外材が75％程度を占めていますし（図−１）、スギ丸太価格も最高期の１／３（図−２）、逆に賃金は２倍強に達しているほか（図−３）、住宅着工戸数は、最盛期の190万戸／年から、今や80万戸／年まで減少しています（図−４）。また、為替相場も昭和50年代の１／３まで円高が進み（図−５）、木材関係の関税も日本では、早くからほとんどが０となっています（図−６）。この結果、昭和50年代には、スギ人工林１haを皆伐した場合、１千万円もの林業所得があったものが、驚くことに、現在は、１／10まで減少しています。ほんろうこのように、外材と為替相場に翻弄されてきた日本林業ですが、その結果、幸か不幸か、世界でも有数の森林資源（人工林は世界第６位）が蓄積されることになりました。これは、現在の木材需要量をすべて国産材でまかなったとしても、200年以上利用可能な資源量と推定されます。今後の日本林業は、国産材が動き出す可能性が大きくなっています。供給余力を持つ木材資源国は数少なく、この優位性（強み）をフルに活かし、川上と川下が共存共栄する、国産材主導の日本版システムの確立に向けた取り組みを進める必要があります。本荘由利森林組合を取り巻く環境も、まさに同じ状況にあるといえます。次回は、こうした状況の中で、どのような方向性をもつべきか、考えてみたいと思います。木材自給率と国産材価格の推移 ※①∼③は図１∼２の数表 ①自給率単位：％年度 S35 S40 S45 S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 自給率 87 71 45 36 32 36 26 21 18 20 26 ②価格単位：円年度 S35 S40 S45 S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 価格 11,300 14,300 18,800 31,700 39,600 25,500 26,600 21,700 17,200 12,400 11,800 ③需要量と輸入量年度 S35 単位：万㎡ S40 S45 S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 輸入量 771 2,018 5,682 6,219 7,525 6,007 8,195 8,940 8,195 6,952 5,296 需要量 7,147 7,680 10,660 9,930 11,221 9,545 11,324 11,370 10,101 8,742 7,188 本荘由利森林組合だより 4 図―１自給率図―２丸太価格（スギ） 40,000 100 35,000 80 30,000 60 25,000 40 20,000 20 15,000 10,000 0 S 35 S 40 S 45 S 50 S 55 S 60 H 2 H 7 H 12 H 17 S 35 H 22 ※S51を100とした指数 S 45 S 50 S 55 S 60 H 2 H 7 H 12 H 17 H 22 図―４新設住宅着工戸数の推移図―３労賃、育林費、伐出費等の推移 250 S 40 単位：千戸 1,905 2,000 1,663 1,486 1,500 204 200 1,209 200 1,356 204 200 1,060 1,236 175 170 1,198 1,160 1,000 175 151 843 788 150 育林費 500 146 労賃 138 257 100 0 100 S 51 S 56 S 61 H 3 H 8 S S S S S 30 40 48 50 60 H 9 図―５為替相場の推移（米ドル）単位：円 350 305 H 1 H 5 H H 10 15 H H H 18 19 21 図―６関税丸太は昭和26年、製材品は昭和39年にほぼ関税0。製材品の一部は、各合意（下段参照）を経て段階的に引き下げ、現在は、合板、集成材等が6％前後（3.9∼10％）。 ● ● 300 252 280 250 for. ・製材でも、米マツ、モミ等はMOSS合意、UR合意で0に。・集成材は東京ラウンド時は20％、MOSS合意で 15％、UR合意で6％。・合板も集成材とほぼ同現在も6％。 201 200 204 160 143 150 115 113 100 107 100 91 50 S S S S S S 48 50 55 59 60 61 5 H 1 H 6 H 10 H H H 15 19 21 ※東京ラウンド：昭和54年 MOSS合意：昭和61年 UR（ウルグアイラウンド）：平成7年本荘由利森林組合だより単位：円、上段（石当り価格）（平成25年）樹種スギ材長径級 C B 下段 C3 当り価格 9 月 3 日 10 月 2 日本荘由利木材流通センター本荘由利木材流通センター高値安値平均価格（3, 121）（2, 499）（2, 684） 11, 236 8, 999 9, 664 （3, 671）（3, 224） 13, 218 11, 608 高値安値平均価格（2, 702）（2, 460）（2, 631） 9, 728 8, 857 9, 475 （3, 538）（3, 790）（2, 933）（3, 552） 12, 737 13, 644 10, 561 12, 790 16∼22 3.65 24∼34 出材量・販売量・販売率 3 3 3 3 489C（1,760石）・489C（1,760石）・100％ 821C（2,956石）・617C（2,221石）・75％９月：常連の工場をはじめ、県内外の業者が参加、旺盛な取引で完売。単価はやや強含み。 10月：虫害材は残ったがそれ以外は完売。単価もやや強含みで常連の量産工場・県外勢が応札。全国市町村交流レガッタ阿賀大会森林組合だより平成二十五年十一月二十九日発行印刷・ 3 由利印刷９月29日、新潟県阿賀町で「第22回全国市長村交流レガッタ阿賀大会」が行われました。組合では壮年の部で優勝・成年の部が３位とすばらしい成績を収め、全体でも由利本荘市は総合優勝に輝きました。少ない練習時間で健闘した選手の皆様、お疲れ様でした。多数の応援ありがとうございました。 ● ● ２各２造 12 月地月林月コ６区ン日座ク︵談ー金会ル︶表彰式 ● 職員・技能班山神祭今後の行事予定東証上場の森植樹祭 10月４日（金）、矢島町花立にある「東証上場の森」で第10回東証上場の森植樹祭が行われました。当日は天気にも恵まれ、株式会社東京証券取引所常務取締役土本清幸氏、由利本荘市副市長藤原由美子氏のあいさつの後、参加者全員で上場企業数の苗木を植樹しました。平成25年度林業相談日本荘由利森林組合だより相談員：三浦光喜 12月 20日（金）１月 17日（金）２月 21日（金） 6