Vol.11 ベトナム・タイ・カンボジア レポート ASIA AREA PDFメールマガジン 日本アジア証券・後藤淳一の ベトナム・カンボジア・タイ 投資視察ツアー突撃日記 注目ポイント 1 近年高い経済成長を遂げているベトナム。その後を追いかけるカン ボジア、そしてアセアンの先進国タイ。 今後爆発的な経済発展が予想される3カ国の成長ぶり、そして投資 対象としての魅力を確かめたい! そんな思いにかられ、投資家の方々 とともに3カ国を巡り、今後の投資の可能性を、取材してきました。 注目ポイント 2 ベトナム ただ今、経済成長中! 今後のインフラ整備がカギ カンボジア 今年中には証券取引所が設立予定 ベトナムのタンソン カンボジアでは、市内観 ニャット空港に到着し、 光のほか、市内不動産開発 ホ テル へ 。 夕 方 の 帰 の現状を見て回りました。 宅ラッシュで、バイク カンボジアは、07 年ま と 車 が 入り乱 れ て 交 での数年間、経済成長率は 通渋滞で車がまったく 10%を越え、中国や韓国 で動画スタート の企業が続々と不動産開発 進みません。 ホーチミンの証券取 引所前で記念写真。 「ホーチミンではこ へ参入しました。 プノンペン市内の開発がストップしたままの 物件。 こ数 年 で 車 の 数 が 数 しかし、昨年からの経済危機で、韓国企業などが撤退。資金 倍に増えました。それにともない車道を拡幅中ですが、一方で 不足で開発が停止しているものもありました。 人口増加による下水道工事のための車線規制もあり、これら渋 一方で、海外からの投資熱は高く、外国直接投資は 08 年だ 滞解消のためのインフラ整備が早急の課題です。ちょうど日本 けで 7.8 億ドル以上と、街中 の 60 年代ですね」。そう語るのは、新興国投資の調査会社、 を歩いていても不景気を感じ アジアンバリュー代表の山野さん。ベトナム経済や株式を追い させません。 続け、今回の旅行をコーディネイトしてくれました。 そして、お待ちかねのカン 翌日はホーチミン証券取引所のスタッフの方々とのミーティン ボジア証券準備委員会へ。今 グ。個人投資家の方々から、「同日売買を行ってほしい」「証券 年中の取引所設立に向け忙し 取引所の WEB データを更新してほしい」「外国人保有率の見直 い日々を送る同取引所トップの しを」 など活 発 な 意 見 が 出 され 、 タンタオ工業投資でミーティング。 プット・フン 氏 が 朗 ら か に 出 同取引所海外協力部長から「ぜひ、 証券取引所準備委員会へ訪問した際の写 真。真ん中がプット・フン氏。 参考にしたい」と感謝の言葉をい 「ようこそ、よくいらっしゃいました」 ただきました。 博士号を持つ氏は、流ちょうな英語で、証券取引所の設立準 迎えてくれました。 次は、ホーチミン証券取引所上 備状況や、法整備の進捗、さらには設立時に上場が予定されて 場企業のタンタオ工業投資を視察。 いる企業、売買通貨や単位など、かなり詳細に状況を語ってい 同社 CFO(最高財務担当責任者) ただきました。 のナン・ブイさんから、同社の財務状況や詳しい売上、さらに、 3 年以内に予定されている事業展開を詳細に伺い、投資家の方々 も熱心にメモをとっていました。 注目ポイント 3 タイ さらに、不動産価格をチェックするために、市内および新興 ASEANの中心国としての存在感 開発区を視察。日系企業の開発予定地を訪問しました。また昨 証券準備委員会を後にし、その日の夜に急いでタイへと移動。 年、完成したロッテマートでは、物品価格のリサーチを行いま ホーチミンからプノンペン、バンコクとすべてが1時間程度の した。 フライトなので、あっという間に到着します。 次ページへつづく Japan Asia Securities Co.,Ltd. 01 ベトナム・タイ・カンボジア レポート 商号等: 日本アジア証券株式会社 金融商品取引業者/関東財務局長(金商)第 134 号 加入協会: 日本証券業協会 ・ 当メールマガジンの著作権は日本アジア証券に属し、許可なく複製再配信等はできません。 ・ 当メールマガジンは、投資の参考となる情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。また、将来の成果を保証するもの ではありません。投資の最終的な判断はお客様ご自身の責任においてお願いいたします。 ・ 当メールマガジンの各種情報は、各種メディアなど様々な信頼できると考えられる取材源からの情報に基づき作成しておりますが、情報の正確性や 完全性について保証するものではありません。 ・ 当メールマガジンにてご紹介した商品等にご投資いただく際には、販売手数料、信託報酬、組入有価証券の売買および保管ならびに信託事務に係 る諸費用、監査費用、信託財産留保額、解約手数料等を直接または間接的にご負担いただく場合があります。これらの手数料や諸経費等は各ファン ド毎に異なります。詳細は各ファンドの契約締結前交付書面(投資信託説明書(交付目論見書)及び目論見書補完書面)をご確認ください。 ・ また個別の投資信託毎にリスクの内容や性質が異なりますので、ご投資にあたっては目論見書等をよくお読みいただき、ご自身でご判断くださるよ うお願い致します。 PDFメールマガジン Vol.11 アジア投資情報 この3都市が現在陸路で結ばれ ファンドのプロが解説 ようとしており、完成すれば、巨 増 田 の 投資ノート 大な経済圏が成立します。日本政 府もこのエリアに巨額の ODA(政 府開発援助)を行い、このエリア 大手環境ファンドも注目する「太陽光発電」 へ日本資本を誘致しようとしてい 近代的なスワンナプーム国際空港。 ます。 旅行も7日目なのでさすがに疲れてきたと思いきや、皆元気で、 タイの証券取引所の入口。 先日、ドイツで太陽光発電所を視察しました。どんなものかと思 っていたら、広大な敷地一面に、日本でも民家の屋根の上に置か 投資家視点から様々な質問や意見 れ始めた太陽光パネルが設置されています。太陽の動きに合わせ がでてきました。 てパネルが動き、これにより発電効率が高まるようになっています。 そして最後はタイ証券取引所。日 発電所といってもパネルと送電システムだけのあっけないくらいに 本と同じようにすべての取引を電子 シンプルなものです。ドイツ、スペインなど欧州各国企業は、CO2 化しており、さらにテレビ局やネッ 削減とロシアからのエネルギー依存脱却を目的に、太陽光発電所 トカフェ、図書館などを併設。市民 の建設を進めつつあります。電力の買い取り価格は高く、その一部 の憩いの場となっています。 は消費者の負担となりますが、それでも文句は出ません。地球温暖化 今回は副会長のビチャテ氏に話を伺いました。 対策としての市民の義務であることが一般に浸透しているようです。 「タイ市場は現在低迷してい 太陽光発電の最大の特徴は、水力、火力発電に比べて建築コス ますが、タイそのものは疲弊 トが圧倒的に低く、維持管理コストも低く抑えられることです。 していません。天然ガスや石 今後、アメリカの「グリーンニューディール」政策でも中心とな 油などのエネルギー資源をは る太陽光発電は、すでに複数の大手環境ファンドが積極的な投資を じめ、世界一輸出量の多い米や、 始めており、21 世紀の大きなビジネスになると予想されます。 ゴム、フルーツなどの農産物 私もグループ企業である国際航業と同社が買収したドイツの太陽 にも恵まれ、今後予想される 光パネルメーカーとともに、この役割をファイナンスから果たせた 資源価格の上昇に強い体質を らと強く願っています。 持っています。インドと中国の ユナイテッド投信投資顧問代表取締役 増田雄輔(ますだ・ゆうすけ) 2大成長国に挟まれ、これか ら物流の基地として、発展し 取引所内にはテレビスタジオやカフェが併設。 ていきます」そう笑顔で語っていました。 投資家の方々とともに3か国を 日本アジア証券投資情報部 高田昭 の 成長するアジアの現場から 第9回 リスクはクスリ (薬) 巡ったツアー。大変有意義なもの お話をうかがった、 タイ証券取引所副会 長のビチャテ氏。 になったと思いますし、今後のア 他の先進国と日本の投資環境を比べると、日本には「資源と金 ジアの成長を肌で実感できる内容 利がない」という特徴があります。したがって資産運用は、長期的 となりました。皆さま本当にお疲 には必然的に“外向き”となり、海外で行なわざるを得ません。年 れさまでした。 金基金の運用をヘッジファンドで行っているのも、こうした流れが 詳 細 は 近 日 中 にアジアナビ 背景にあります。海外で資産運用をする際に付きまとうのが「為替 http://www.asianavi-jas.com/ リスク」。島国である日本は、一般の人々が外貨を扱う機会が少な にアップする予定です。 いため、 為替リスクになじみがありません。だから新興国ファンドや ベトナムの株式や不動産の現状、カンボジア株式がいつから始ま 海外株で大きなチャンスがきても、後手に回ることが多くなります。 るのか、そしてタイ証券取引所での体験など公開します。どうぞお 私がそういう資産家の皆さんにお伝えしたいのは、「リスクはク 楽しみに。 スリ(薬)」であるということ。多数の人がリスクだと思っている 日本アジア証券・後藤淳一の ベトナム・カンボジア・タイ 投資視察ツアー突撃日記 Japan Asia Securities Co.,Ltd. 02 ときに、ほんの少し勇気を出してそのリスクと取ることで、後々の クスリ=利益になります。海外への投資が定着しつつある今、こう したリスクに慣れていくことが大事なのではないでしょうか。 日本アジア証券投資情報部シニアアドバイザー 高田昭(たかだ・あきら) アジア投資情報 商号等: 日本アジア証券株式会社 金融商品取引業者/関東財務局長(金商)第 134 号 加入協会: 日本証券業協会 ・ 当メールマガジンの著作権は日本アジア証券に属し、許可なく複製再配信等はできません。 ・ 当メールマガジンは、投資の参考となる情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。また、将来の成果を保証するもの ではありません。投資の最終的な判断はお客様ご自身の責任においてお願いいたします。 ・ 当メールマガジンの各種情報は、各種メディアなど様々な信頼できると考えられる取材源からの情報に基づき作成しておりますが、情報の正確性や 完全性について保証するものではありません。 ・ 当メールマガジンにてご紹介した商品等にご投資いただく際には、販売手数料、信託報酬、組入有価証券の売買および保管ならびに信託事務に係 る諸費用、監査費用、信託財産留保額、解約手数料等を直接または間接的にご負担いただく場合があります。これらの手数料や諸経費等は各ファン ド毎に異なります。詳細は各ファンドの契約締結前交付書面(投資信託説明書(交付目論見書)及び目論見書補完書面)をご確認ください。 ・ また個別の投資信託毎にリスクの内容や性質が異なりますので、ご投資にあたっては目論見書等をよくお読みいただき、ご自身でご判断くださるよ うお願い致します。 PDFメールマガジン Vol.11 日本アジア証券からのおしらせ 日 本 ア ジ ア 証 券 か ら の お し ら せ そうかいそうでん 「ベトナム株プレゼント」キャンペーン実施中 見渡す限りの大海原があっという間に桑畑に生まれ変わってい ることを表す中国の言葉。 日本アジア証券ではベトナム株の取扱 第 3 回 株式会社グローバンネット 玉置義議氏 アジアの国々とビジネスでつながりを持っ い開始を記念して、新規証券総合口座 ている方々にお話をうかがっている「滄海桑田」 。 (MRF)開設先着 300 名様にベトナム 今回は、埼玉県所沢市で中古車販売店「TAX 株をプレゼントするキャンペーンを実施 所沢」を経営する株式会社グローバンネット。 代表取締役の玉置義議さんにお話をうかがい ました。 しています。 「ベトナム、 カンボジアはと にかくエネルギーが凄い」 と玉置さん。 プレゼントするのは優良銘柄の「ベト コム バン ク( 国 営ベトナム 外 商 銀 行 : 「弊社は中古車、新古車の販売を中心にカーメンテナンス、さら VCB)」の株式です。ホーチミン証券取 に新車の販売も手がけています。モットーは“ディスクローズ”(情 引所での取引単位となる単元株(10 株)をプレゼントいたします 報開示)。中古車にはときに素性のわかりにくいものが少なくない ので、すぐにベトナム株取引を始めることができます。 ですが、弊社は徹底的に情報開示して、す キャンペーン期間は、7 月 21 日から 8 月 31 日。この期間に日 べてをオープンにした上でお客様にご購入 本アジア証券の証券総合口座(MRF)をコールセンターで新規開 の判断をしていただくことで、同業他社と 設し 10 万円以上を入金された方、先着 300 名様限定です。 は一味違ったサービスを目指しています」 所沢の軽自動車専門店。近くに はバンの専門店、 整備施設もある。 「ベトナム株プレゼントキャンペーン」の詳細はこちら 玉置さんは、かつては野村證券に在籍し た証券マンでしたが、一念発起して脱サラし、 「ベトナム投資最新ガイド」発売 1998 年に同社を設立。事業は順調に拡大し、現在は埼玉県所沢市 と茨城県つくば市に広範な売り場面積の店舗を展開しています。 日本アジア証券が編集協力した「ベトナム投 ここ数年は、長期的には頭打ちになるであろう日本の国内市場を 資最新ガイド」が角川 SS コミュニケーションズ 見越して、ベトナム、カンボジアへの進出を模索中。取材当日も、 より発売されました。世界経済が減速するなか、 ベトナムとカンボジアを視察して帰国したばかりでした。 安定した成長を遂げるベトナムの未来を読み解 「日本の中古車は、すでにオーストラリアやニュージーランド、ド くとともにベトナム株式・不動産の魅力を紹介 バイ、アフリカなどさまざまな国に輸出されていますが、アジアで しています。世界的な投資家、ジム・ロジャーズのインタビューも 最後に残されているマーケットといえば、ベトナム、ラオス、カン 収録されています。定価 1260 円(税込) ボジア、ミャンマーではないでしょうか。とくにベトナムとカンボジ アは、成長余地が大きく、“アジアのラストパラダイス”ではないか と見ています」 編集長からひとこと ベトナムとカンボジアを比べると、玉置さんはカンボジアの方に いよいよ夏本番。みなさん、夏休みの より大きな将来性を感じるといいます。 計画はもう立てられていますか? 原油 「ベトナムは、国全体の成長エネルギーは凄いものがありますが、 価格の下落で、この7月からほとんどの ことクルマに関しては、右ハンドルが解禁になる見込みが薄いため、 航空会社で燃油サーチャージが無料にな 右ハンドル主体の日本の中古車での参入は厳しい面があります。一 方カンボジアは、とくにこうした規制がなく、発展度合いもベトナ ムと比べてこれからですから、こちらのほうが市場としては有望だ と感じています」 りました。昨年の年末や春休みなどに海 外旅行を見送っていて、「この夏は久しぶりに海外」という方 も多いのではないでしょうか。 旅行会社の HIS の発表によると、この夏の人気渡航先は 1 玉置さんは、中古車本体のみならず部品単位での輸出や、さら にクルマ以外のビジネスの展開も視野に入れ、これからベトナム、 カンボジアへの視察を重ねるとのこと。「どちらの国も、日本にな い活力がみなぎっているところが大きな魅力です」というひと言が 番がホノルル。以下、ソウル、バンコク、台北、上海、香港と、 10 位以内にアジアの都市が5つ入っています。アジアの国の 「熱」に触れるのは、やはり夏が一番。みなさん、ぜひ目一 杯楽しんでいらしてください! 印象的でした。 Japan Asia Securities Co.,Ltd. 03 日本アジア証券からのおしらせ 商号等: 日本アジア証券株式会社 金融商品取引業者/関東財務局長(金商)第 134 号 加入協会: 日本証券業協会 ・ 当メールマガジンの著作権は日本アジア証券に属し、許可なく複製再配信等はできません。 ・ 当メールマガジンは、投資の参考となる情報提供を目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。また、将来の成果を保証するもの ではありません。投資の最終的な判断はお客様ご自身の責任においてお願いいたします。 ・ 当メールマガジンの各種情報は、各種メディアなど様々な信頼できると考えられる取材源からの情報に基づき作成しておりますが、情報の正確性や 完全性について保証するものではありません。 ・ 当メールマガジンにてご紹介した商品等にご投資いただく際には、販売手数料、信託報酬、組入有価証券の売買および保管ならびに信託事務に係 る諸費用、監査費用、信託財産留保額、解約手数料等を直接または間接的にご負担いただく場合があります。これらの手数料や諸経費等は各ファン ド毎に異なります。詳細は各ファンドの契約締結前交付書面(投資信託説明書(交付目論見書)及び目論見書補完書面)をご確認ください。 ・ また個別の投資信託毎にリスクの内容や性質が異なりますので、ご投資にあたっては目論見書等をよくお読みいただき、ご自身でご判断くださるよ うお願い致します。
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