れんけい第45号_レイアウト 1 - 仙台オープン病院

地域医療連携室機関紙 平成 24 年 9 月発行
れ ん けい
公益財団法人仙台市医療センター仙台オープン病院 地域医療連携室
〒983-0824 仙台市宮城野区鶴ヶ谷5丁目22-1
TEL:022-252-1111(代表)FAX:022-252-1126(連携室直通)
URL:http://www.openhp.or.jp e-mail:[email protected]
vol.
45
【仙台オープン病院 理念】
思いやりのある心で信頼される優れた医療を提供します。
平成 24 年度 登録医会総会・特別講演会
2012 年 6 月 30 日 勝山館(仙台市)
東日本大震災と津波対策
東北大学 名誉教授 首藤伸夫
勝沖地震津波が襲来したが、構造物が
ほぼ完全に働いた。これを見て、構造物
で対処出来るとの考え方が一般的にな
る。
1993 年北海道南西沖地震津波の
時、奥尻町青苗 5 区では、防潮壁は無
傷に近かったが家屋は全部流失した。
これを受けて、津波対策は「防災構造
物、津波に強いまちづくり、防災体制」
を組み合わせる事となった。救援に駆
け付けた医師が PTSD の治療が必要
と確認し、1995 年の阪神淡路大震災
では、当初から取り組まれる事になる。
2004 年以降は、ハザードマップが
各所で作成され、津波危険地帯の認識
が進む。
このように、構造物である程度の津
波は防ぐが、いざとなれば危険地帯の
日本人の自然災害への対処方法は、1960 年を境とし
て変化する。所得倍増計画により、経済的な余裕が出来、
防災構造物の建造が可能となったからである。それまで
の自然に逆らわない住み方から、自然に立ち向かう方法
に変わった。そして、それには限界のあることを忘れて行
った。
1896 年明治三陸大津波では、地方名望家の主導によ
る高地移転が主であったが、10 年もすると浜との往復
に耐えかねて、僅かな例外を除き、元の低地に戻って行っ
た。このとき、津波被害者の特殊な病状として、
「砂や泥
を含む海水を急激に肺内に吸引し、機械的な損傷を起こ
した」細気管支炎が初めて記録された。
1933 年昭和三陸大津波後は、国・県の主導による高
地移転が行われ、釜石・田老など 5 か所では、防潮堤が
作られた。
1960 年チリ津波後は、構造物建造が津波対策であっ
外へ逃げる、大きな地震は津波の前触
れ、と防災教育がなされて来た東北地
方で、白昼の大地震であったのに 2 万
人近い犠牲者が出たのはなぜなのか。
避難しなかった人の半分は、これま
での地震では津波がなかったからと云
う。釜石市鵜住居では、予想浸水域のすぐ外の住民の死傷
率が極めて高かった。与えられた情報によりかかり、目の
前の現実を見て行動することを忘れたからである。唐丹
本郷では、昭和津波の経験者である祖母、その話を聞いて
育った母、は共に高地に住みながらすぐ避難したが、低地
に住む孫は高い防潮堤があるからと油断して津波につか
まった。
高地に住む、与えられた情報を盲信しない、自分で見て
行動する、これが何時の世も変わらない、津波の難を免れ
る方法である。
た。チリ津波対策緊急事業が終了した直後、1968 年十
1
第34回登録医ゴルフ大会
のゴルフを見かね
同伴者に感謝の優勝
てか、「上から叩い
てグリップがアゴ
この度、恥ずかしながら第 34 回仙台オ−プン病院登
の下を通る様な打
録医会ゴルフ大会にて優勝させていただきました。
ち方をするといい
文句の付けようのないさわやかな五月晴れの下のスタ
よ。」とのアドバイ
ートでしたが、この日前半の私の出来はまったくダメ。ド
スを受けました。ア
ライバ−はひっかけ、スライス、アイアンもトップ、ダフ
リと定まらず、パットも打ち損じが多く、ダブルスコアを
叩いたりする結果でした。同伴の小田泰子先生には「菊地
先生が一緒でよかったわ」と言われ、喜んでいいのか悲し
んでいいのか何とも言いようの無い心境でした。そこで
半分はもう諦めの境地で「小田先生、今日は我々のみで、
先を行く二人の先生とは別個に楽しんで回りましょう
よ」などと話したりしていました。事実、他の同伴者であ
る五十嵐先生と藤田先生は二人ともパ−プレイをするの
ではないかという勢いで私どもとは別世界のラウンド状
況でした。藤田先生の若々しい大きなスイングから繰り
出すショットは素晴しく、その“飛び”には目を見張らせ
られました。
華奢な見かけですが服の下は筋肉隆々なんだろうと思
い、問いかけたところ「何も特別体を鍛えるようなことは
していません。ただテキストで勉強して練習したんで
す。」理想的なスイングであれば力がなくとも飛ぶとの答
えでした。先生のスイングを一所懸命見てその極意は?
と思っても、先生はレフティ−のためマネしようにも頭
の中がこんがらかってダメでした。一方五十嵐先生の方
は小さいバックスイングからフォロ−を大きくとる華麗
なスイングでボ−ルの弾道も一定した美しいものでし
た。まさに理想的なスイングの様に思えました。あのよう
なスイングができたらなあと感心ばかりしていたら、私
2
ドバイスどおりに
なるよう素振りしたりし、また両雄のゴルフをながめて
いるうちにいい影響を受け私のゴルフも少しづつ感じが
良くなった様でした。お蔭で午前の最後の 2 ホ−ルは
パ−とバ−ディ−という午後のプレイにつながるいい結
果でした。
昼食時、いつも興味深い話題をとりあげ提供してくだ
さる小田眼科ニュ−ス『以心伝心』(医師会メイリング
ル−ムへの投稿記事)を話題にし打ち解け楽しんだ事も
あって、午後のラウンドは余り緊張しないで気持良くゴ
ルフが出来ました。スコアも私にしてはまあまあでした。
それでもまさか私が優勝するとは頭のすみにも全くあり
ませんでしたのでびっくりしました。正に晴天の霹靂で
した。後でよく見ると大叩きをしたホ−ルが隠しホ−ル
にはまり、バ−ディ−を得たところはうまいことはずれ
ていました。そのお蔭でハンディキャップを多くもらい
優勝につながったという事でした。ダブルペリア(新ペリ
ア?)方式の妙というべきものでした。うまくはまればど
なたにも優勝のチャンスがあるという事ですね。
皆さん、是非ゴルフ大会に参加してプレイを楽しみ、同
伴プレイヤ−と交流を楽しみ、賞品のおいしい牛肉を獲
得して下さい。
(文責 菊地内科クリニック 菊地 亮)
れ ん けい
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登録医の声
医療法人白毫会 やもと内科クリニック
院長 佐藤 和生
〒981‑0503 宮城県東松島市矢本字大溜 325 番
TEL 0225−98−3260
当医療法人は、藤野整形外科院長、藤野裕先生が理事長
した。その後、水や食料だけでなく、燃料などの備蓄、発
をされており、当クリニックは、その内科部門となりま
電装置、検査キットや小型の検査装置なども備えて、次に
す。平成 22 年 10 月、藤野先生にお誘いいただき、東松
何かの災害に見舞われても診療を続けられるように準備
島市で開業いたしました。福島県立医大を卒業後、東北大
しています。
学第三内科に入局、消化器内科を専門としております。地
昨年 4 月から木村博先生が副院長として勤務してく
域医療に携わるに当たり、内科全般、小児科、糖尿病の診
ださり医師二人体制になりました。事務職員、看護師も増
療も行うクリニックとして、日々、診療にあたっていま
え、来院される方の数も増えました。木村先生も消化器内
す。
科を専門とされているので、医師二人で同時に内視鏡検
開業してまだ 2 年もたちませんが、やはり大きかった
査が施行できるよう設備を整えました。さらに土曜日で
のは去年の震災です。開業して半年、徐々に来院される方
も上部・下部内視鏡検査を施行しています。おかげさま
が増えてきたところでした。3 月 11 日に大震災が起き
で内視鏡検査の件数も徐々に増え、多い月では、上部・下
ました。宮城県沖地震の危険は言われていたので各種の
部内視鏡を合わせて 80 件ほどまで増えました。また、診
備蓄は進めていましたが、まだ不十分な状態でした。亡く
療レベルの向上を諮るため、生化学検査、HbA1c、尿中
なった職員はいなかったのですが、自宅が流されたりと、
アルブミンなども院内で検査ができるようにし、肺機能
それぞれに被害がありました。近くまで津波は来たもの
検査や睡眠時無呼吸の検査などもできる態勢を整えてい
の、さいわい、クリニックは被害にあうことはありません
ます。現在はシングルヘリカル CT での単純撮影を行っ
でした。停電や断水のため最低限のことしかできない状
ていますが、今後、MD‑CT へと切り替え、造影検査に対
態でしたが、震災 2 日後の 13 日から診療を再開しまし
応する予定です。
た。震災から 3 週間ほどは、私を含め、数人の職員がク
開業後、オープン病院の登録医に加えていただき、これ
リニックで寝起きし診療にあたりました。電子カルテも
まで何人かの方をご紹介させていただきました。丁寧な
使えず検査もできない状態でも診療ができたのは、スタ
お返事を頂き、毎回、非常に勉強になっております。今後
ッフの努力のおかげと今でも感謝しています。さいわい、
もオープン病院の先生方、登録医の先生方のご指導を仰
問屋さん、調剤薬局さんが頑張ってくれたおかげで、薬の
ぎつつ、さらに質の高い医療を提供できるよう努力して
不足に悩まされることもなく診療を続けることができま
まいりますので、よろしくお願いいたします。
3
腹部大動脈ステント治療
ステントグラフト内挿術は腹部大動脈瘤の治療としては比較的新しい術式です。
この方法は、両側の大腿動脈から動脈にカテーテルを介して、動脈瘤の内側に人工
血管と金属のステントを合わせたステントグラフトを挿入して動脈瘤を血流から
遮断するものです。開腹手術と異なり、腹部を大きく切開することなく治療するこ
とができるので、患者さんへの負担が少なく、ご高齢の方や他に病気のある方でも
安全に行うことができます。
1990 年代に自作ではじめられたステントグラフト治療ですが、欧米 では
2000 年頃から、日本でも 2007 年から企業製腹部大動脈ステントグラフトが認
可され、国内でも使用可能になりました。数々の企業製品が出現し、成績も飛躍的
に向上しています。
当院でも 2010 年から開始しておりましたが、本年4月からは手術室に新たに
C アームの透視装置を導入し、さらに整った環境で治療を行う事ができるようになりました。一般的な腹部大動脈瘤ステントグラフト
治療の適応基準としては、過去に開手術の既往があり、癒着により手術が困難と予測される場合。心疾患、呼吸器疾患、脳血管疾患等
のため開腹手術が危険と判断される場合があります。また各社デバイスごとに解剖学的な適応基準が定められており、動脈瘤の前後に
正常な部分が充分あり、屈曲、蛇行が強くないことが条件となります。
ステントグラフトは,金属バネの力と血圧によって広がり血管内壁に押しつけられて固定されます。この方法では,大動脈瘤は切除
されず残ってしまいますが,瘤内の血流が無くなる事によって,瘤は次第に小さくなる傾向がみられます,たとえ瘤が縮小しなくても,
拡大を防止できれば破裂の危険性がなくなるわけです。
しかし、ステントグラフトの固定が悪いと、血液がもれ動脈瘤が拡大、破裂する危険が出てきます。現時点でのステントグラフト治
療の歴史は 10 数年程度であり、長期の成績は不明ですので術後の定期的フォローアップが必要となります。適応外の症例には従来ど
おり開腹による人工血管置換術が必要です。この方法は確立した手技であり成績ももちろん良好ですが、入院期間はステントに比べる
とどうしても長く、時に術後イレウス、ヘルニアなどの合併症を併発する事もあります。おなかを痛いとも言わず、大腿部の小切開創
の違和感を訴える程度で早期退院していく患者さんたちを見ていると、時代の流れを感じざるを得ません。 最近は破裂性大動脈瘤や B 型大動脈解離にも適応を拡大しようという試みもありますが、現在ステントグラフトの使用は実施基準管
理委員会によって使用資格、適応が厳しく制限されており、どこでも誰でも行うわけには行きません。今後もますます技術が進歩し成
績が向上することによって、破裂性動脈瘤や急性大動脈解離などの緊急対応も一般的に可能になる事が期待されます。
(文責:心臓血管外科・呼吸器外科 吉田聖二郎)
部
門
紹
介
呼吸器内科
仙台オープン病院呼吸器内科には主任部長の飯島先生を中
心に 6 名の医師が在籍し診療にあたっております。呼吸器疾
患の罹患者は年々増加しており、喫煙が原因となる慢性閉塞
性肺疾患(COPD)は潜在患者が 530 万人と言われ、将来は死
亡原因の上位になると考えられておりますし、肺癌は癌のな
かで一番死亡率が高い癌です。また 2003 年に起きた山陽新
幹線の運転手居眠り運転事故後は睡眠時無呼吸症候群(SAS)
が注目されるようになりました。生活様式の変化に伴った気
管支喘息などのアレルギー疾患の増加、また高齢化に伴った
嚥下障害、誤嚥性肺炎の増加なども呼吸器疾患増加の原因で
す。
当院では多彩な呼吸器疾患を扱っておりますが、最近特に
力を入れているのは大きさが 1cm 以下、胸部レントゲン写真
では見えにくい小さな肺がんを気管支鏡下生検で診断するこ
とです。須田先生を中心に施行錯誤してきた仮想内視鏡を用
いた独自の技術により診断の確率があがっており、低侵襲で
根治手術をう
けられる症例
が増えており
ます。また、ア
レルギー専門
医がおります
ので気管支喘
息の診断、治
療には専門性
の高い診療を
4
提供していると自負しております。近年、COPD 患者の増加
に伴い COPD との鑑別が難しい症例もあり、また COPD 合
併気管支喘息では病態が複雑となり難治症例も増えておりま
す。SAS が疑われた方に対しては、簡易モニターはもとより、
ポリソムノグラフィーによる精密検査を提供しております。
SAS の患者の頻度は中高年男性の 5%と言われております
が、自覚症状がほとんどないにもかかわらず、重症の SAS で
あることが分かり、驚くこともしばしばです。
誤嚥性肺炎はなかなか治療のゴールが見えず診療に苦慮す
ることも多い疾患です。肺炎は死亡原因の第3位ですが(平成
23 年に第 4 位から第 3 位になりました。
)
、脳の血流障害や
加齢が原因で肺炎がおこっていることを家族はなかなか理解
してくれません。現代の医療の発展は小康状態をもたらしま
すが、老化の時間をもどしてはくれません。どこまで医療をす
るのか、介護ではだめなのか難しい問題です。当院においては
NST、口腔ケア、退院支援などの他職種からなる医療チームが
活躍し、他病院に比較すると短期の退院を実現しております。
呼吸器内科医の数は全国的に少なく、当院においても十分
に足りている状態ではありませんが、呼吸器内科を志すレジ
デントが 3 人も加わり、若い頭脳と体力で、診療に、学会発表
にと活躍してくれております。週に一回づつ総回診と新患者
カンファランスを行い、全員で症例を検討しているほか、人間
ドックの胸部レントゲン写真の読影、開業の先生からご依頼
の胸部 CT 写真の読影など彼らの勉強の場は多いと思ってお
ります。 (文責:呼吸器内科 進藤百合子)
れ ん けい
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中国大連中心病院との友好・締結式
と病院管理フォーラムに参加して
仙台オープン病院 看護部長 遠藤貞子
ていました。また外来では、インターネットで自宅から受診予
約できるシステムが構築され、365 日外来は休みなく受診が
でき外来の予約券を求める患者や家族で混雑し、大きな声が
交差していました。病院の診療科は 28 診療科、年間外来受診
者数は 85 万人、Op件数 19,000 件、入院数5万人、ベッ
ド数 2,000 床、
(透析ベッド 96 床・ICU20 床・緩和ケ
ア病棟 20 床・救急病棟)
スタッフ数は 3,500 人、
医師 680
名で行われていました。そして、診断は患者の希望により、ア
メリカの大学と提携し情報を送ると迅速に診断が送られ、確
大連中心病院から昨年2月より看護研修に2班に分け17
定診断にITシステムを有効に利用していました。2,000 床
名の看護師が、当院で研修を終了しました。そこで、是非訪問
の施設は数棟にも及び、満床状態でした。看護師の存在は少な
してほしいとの要望があり、当院からは遠藤常務、院長、看護
く家族が患者を囲んで談笑している姿が目立ちました。また、
副部長と私の4名で6月 15 日~19 日に実現しました。それ
当院で研修した師長より研修内容のプレゼンがあり、学んだ
を記に正式な友好病院として締結を行い、病院管理フォーラ
成果を詳しく話していました。短い時間内で医療サービスの
ムを開催して、日本及び当院の医療・看護についての紹介と、
あり方、看護師の役割について学んだ事は豊富で、私達と再確
関係者との友好を深める目的で訪中しました。仙台空港から
認しました。
大連空港まで4時間半(時差1時間)
、大連港から着陸体制に
18 日の管理フォーラムは、院長は当院の紹介、私は看護管
なりヨーロッパ調の建築物が連立した高層ビルが眼下に広ま
理について、元気村からは栄養士による栄養管理、大連中心病
りました。空港に着くと、病院管理部職員と研修生、看護部長
院からは孫院長自ら日本語で中国の医療についての講演があ
にお迎え頂きホテルに案内を受けました。夕方に案内された
りました。共産党書記長や大連保健局からの方々等もお招き
大連港に新しく作られたアジアで一番大きい広場の星海広場
し、大連市内の看護部長、師長も参加しました。また、両病院
は、総面積 110 万平㎡もあり、多くの若者が集まっていまし
の友好を深める締結を行い、講師証の受理と記念品の交換も
た。
行いました。その後、歓迎パーテイも開催され、芸能歌劇団の
大連市は中華人民共和国東北部遼寧省の南部に位置する地
方々の踊りや歌を披露され、乾杯の連呼で、当院に研修に来た
級市(地区クラスの市)で経済的重要性から省クラスの自主権
看護師たちは全員参加し感謝の言葉が交わされました。人と
をもつ副省級市にも指定されており、市区人口は 211 万人、
のつながりを感じ、国対国ではなく人対人の繋がりを大切に
遼寧省の都市は 325 万人の人口を有しています。
その近隣の高級マンション・レストランが連立している一
角で一日目の夕食会が始まりました。そこに出された料理の
することが、共に共存し平和への一歩とも感じられる友好的
な交流会でした。
翌日は朝7時にホテルを出発でしたが、早朝にも関わらず
一品が滋養と強壮に効く、大連の代名詞である大連なまこ料
看護部長はじめ病院関係者の方々も見送りに来て頂き、人と
理でした。乾燥なまこを戻し大皿のスープに大きいなまこが
人の交流の大切さを痛感致しました。
そのままの姿で出てきました。これは大変高級な料理で、大き
全般を通じ、大連中心的病院が、積極的に海外の考えを取り
いものはめったに口にする事が出来ないそうで、同行した中
いれ、進化していくエネルギーと、スタッフは結婚しても共働
国人と私達はそれをいただき、大変歓迎されていることが、な
きが通常で親に一人っ子を預け、生活の向上に努力している
まこの大きさから伝わってきました。
姿は、不安感と閉塞感が高まっている日本人にはないエネル
翌日は大連中心病院の施設見学を行い、病院の玄関には私
ギーがあり、脅威にも感じられました。
達の歓迎プレートが流され、院長はじめ副院長、看護部長が勢
今回は駆け足で、大連市内と近郊の観光を含めた訪問でし
揃いし出迎えて頂きました。中に入ると、玄関には優秀な看護
たが、再び訪れ日々都市化する大国中国の変化を確認してみ
師、医師の顔写真が飾られており、病院の功績と一緒にたたえ
たいと思っています。
5
紹介患者様の実績
● 平成23年4月~平成24年3月の紹介の実績は下記の通りです。ご紹介ありがとうございました。
❷ 検査予約の受付件数
❶ 紹介患者件数
700
250
600
200
500
150
400
100
300
50
200
0
100
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月 1月 2月 3月 合計
22年度 180 157 222 153 163 174 154 192 176 165 183 123 2,042
0
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月 1月 2月 3月 合計
23年度 108 129 171 151 161 172 155 198 162 131 170 181 1,889
22年度 496 440 608 593 576 568 579 657 538 508 536 442 6,541
(件数)
23年度 358 433 525 535 536 569 627 629 613 521 556 572 6,474
(枚)
❸ 紹介患者数紹介区別
病院(県外)
その他(県内)
健診センター
(県内)
登録医
42 0.65%
39 0.60%
病院(県内)
診療所
(県外)
21 0.32%
487 7.5%
登録医外(診療所)
健診センター
(県外)
登録医外
(診療所)
健診センター(県内)
12 0.18%
689 10.6%
その他(県内)
登録医
4,015 62.0%
病院
(県内)
病院(県外)
1,169 18.0%
診療所(県外)
6,474(全体)
健診センター(県外)
診 療 実 績
● 平成23年4月~平成24年3月(前年度対比)
❷ 内視鏡検査件数
❶ 手術件数
消化器外科
心臓血管外科
計
22年度
1,033
113
1,146
胃
大腸・全大腸
ERCP
超音波内視鏡
計
23年度
1,193
100
1,293
H22
消化器外科
12000
心臓血管外科
10000
H23
22年度
10,147
7,406
569
1,142
19,264
23年度
10,747
7,130
662
1,139
19,678
8000
22年度
6000
23年度
4000
0
200
400
600
800
1000
1200
2000
0
❸ 心臓カテーテル検査件数
PTCA
診断カテーテル
計
22年度
246
508
754
胃
大腸・全大腸
ERCP
超音波内視鏡
❹ 肺機能検査件数
23年度
236
539
775
肺機能検査
気 管 支 鏡
計
22年度
297
74
371
23年度
198
62
260
PTCA
H22
診断カテーテル
H23
気管支鏡
H23
0
6
肺機能検査
H22
200
400
600
800
1000
0
100
200
300
400
500
れ ん けい
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NEWS
● 登録医会員数の現況(平成24年8月31日現在 659名)
平成24年1月以降、登録医会にご入会いただきました先生方です。
(敬称略)
入会月
氏 名
1月
佐 藤 明 弘
東仙台さとう整形外科
整形外科・リハビリテーショ
ン科・リウマチ科
宮城野区
2月
木 島 穣 二
一番町きじまクリニック
乳腺外科・大腸肛門外科
青葉区
3月
伊 藤 克 礼
仙台駅前アエルクリニック
腫瘍内科・免疫療法
青葉区
新 井 宣 博
木町小児科医院
小児科
青葉区
貴田岡 マチ子
北四番丁さくら眼科
眼科
青葉区
上 野 智 美
ともみ皮フ科
皮膚科
青葉区
佐々木 巌
みやぎ健診プラザ
6月
鈴 木 敬
富谷中央病院
消化器内科
黒川郡
8月
木 村 博
やもと内科クリニック
内科・消化器科・小児科・
糖尿病科
東松島市
4月
医 療 機 関 名
診 療 科
地 区
若林区
職 員人事
平成24年1月以降、医局の人事異動がありましたのでお知らせ致します。
発 令
採 用
昇 任
退 職
職 名
所 属
氏 名
発 令 日
備 考
内科医長
医 局
橋 元 慎 一
H24.1.1
消化器内科・常勤嘱託
内科医長
医 局
佐 治 賢 哉
H24.4.1
循環器内科
研修医1年
医 局
菊 地 紘 彰
H24.4.1
ER
研修医1年
医 局
関 由美加
H24.4.1
ER
研修医1年
医 局
高 橋 誠
H24.4.1
ER
研修医1年
医 局
村 木 大 志
H24.4.1
ER
外科医長
医 局
佐 藤 龍一郎
H24.4.1
内科副医長
医 局
越 田 真 介
H24.4.1
消化器内科
内科副医長
医 局
瀧 井 暢
H24.4.1
循環器内科
内科副医長
医 局
前 田 有 紀
H24.4.1
消化器内科
循環器内科副部長
医 局
髙 橋 務 子
H24.3.31
循環器内科
内科医員
医 局
山 本 康 央
H24.3.31
消化器内科
外科医員後期研修医
医 局
大 石 弥 生
H24.3.31
消化器外科・一般外科
外科医員後期研修医
医 局
川 﨑 修 平
H24.3.31
消化器外科・一般外科
外科医員後期研修医
医 局
土 屋 堯 裕
H24.3.31
消化器外科・一般外科
外科医員後期研修医
医 局
深 瀬 正 彦
H24.3.31
消化器外科・一般外科
研修医2年
医 局
佐 藤 博 文
H24.3.31
消化器内科
救急科部長
医 局
片 田 正 一
H24.6.30
救急科
外科副医長
医 局
矢 澤 貴
H24.6.30
消化器外科・一般外科
外科医長
医 局
佐 藤 龍一郎
H24.8.31
消化器外科・一般外科
消化器外科・一般外科
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れ ん けい
vol.
45
仙台オープン病院外来診療スケジュール
先生方からご紹介いただく患者さんは毎日受付しております。救急センターは24時間受け入れしております。
平成 24 年 8 月 1 日より
月
消 化 器 内 科
循 環 器 内 科
(一部予約制)
呼 吸 器 内 科
消 化 器 外 科
一 般 外 科
火
伊 藤 啓
藤 田 直 孝
小 林 剛
平 澤 大
原 田 善 博
菅 原 俊 樹
加 藤 敦
瀧 井 暢
(新患担当)
佐 治 賢 哉
杉 江 正
木
大 平 哲 也
(第1、3、5)
平 澤 大
(第2、4)
越 田 真 介
金
尾 花 貴 志
洞 口 淳
加 藤 敦
浪 打 成 人
浪 打 成 人
加 藤 敦
(新患担当)
(新患担当)
杉 江 正
(午後1時30分~)
佐 治 賢 哉
(新患担当)
瀧 井 暢
(新患担当)
(午後2時~)
飯 島 秀 弥
進 藤 百合子
飯 島 秀 弥
新患担当医
進 藤 百合子
(新患・再来)
(新患・再来)
(新患・再来)
(予約制)
(新患・再来)
本 多 博
土 屋 誉
小 山 淳
茂 泉 善 政
心臓血管外科
呼 吸 器 外 科
水
新患担当医
新患担当医
(全予約制)
担当医
(呼吸器外科)
宮 川 菊 雄
柿 田 徹 也
及 川 昌 也
山 谷 一 広
(午前10時~)
吉 田 聖二郎
(午後1時~3時)
新患担当医
新 田 能 郎
(午後2時30分~)
担当医
総 合 診 療 科
担当医
担当医
担当医
担当医
担当医
(午後2時~)
乳 腺 外 来
化 学 療 法 科
ストーマ外来
(予約制)
本 多 博
本 多 博
(午後1時30分~)
(第1、3)
東北大学病院
加藤俊介/高橋信
東北大学病院
高橋信/坂本康寛
(第1、3、5)/(第2、4)
(午 前)
(第1、3、5)/(第2、4)
(午 前)
担当チーム
(第1、3、5)(午後2時~)
受付時間:午前 8 時 30 分~午前 11 時
● 検査・入院などのご予約について……………地域医療連携室(内線 4500・4501・4502)
☎ 022‑252‑1111㈹ FAX 022‑252‑1126(連携室直通)
● 緊急な患者さんをご依頼の場合……………救急センター(内線 4000・4001)
☎ 022‑252‑0100 FAX 022‑252‑0264(救急受付直通)
URL http://www.openhp.or.jp
E‑mail [email protected]
●編集委員 土屋 誉、進藤 百合子、近藤 明弘、鈴木 由季子、古澤 美津枝
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