茨城水試冊報 40,‘17、51(2006) 茨城産シライトマキバイの資源管二哩万策の検討 47 茨城産シライトマキバイの資源管理方策の検討 根本 孝・三・・高橋 正和・岡本 成司 NumericalCalculation ofthe ManagcmentofTrawIFishing and BasketTrap Fishing forthe commercial WhelkBL/CCimJmisaofakiiattheFishingGroundsoffIBARAKTPrerJAPANintheNorthPacificOcean TakashiNEMOT0㌔MasakazuTAKAHASHI,Sei]iOKAMOTO ※Fisheries Adminjstratjve Division・Deparlment of Agriculture,Forestry and Fisheries,1barakiprefl go、′ernrnent Ofllce、 978−6,Kasahara,Mito,Ibaraki,310−8555 Abstract Thenumcrica】caleulationstudywascamcdonthecommereialwhelkBuLrimLm jL一〟√)′沃iiuslng SarnPlescaughtbybaskeL trapandtra、Vlnetofthereserchvesse)attheLishinggroundsofrIBARAKIprefldurjngtheperiodfromJulytoAugustin 2003.Theresultsobtainedaresummarisedas follows二 (1)BycomparingthesuvhJalrateealculatedfrorntheagecompositionsorB.i.〟OIEJkiicollectcdofTIBARAKいtwasfound thatthcinstantaneousllaturalmortaHtycoefTicientcanbeestimatedatO.293,andtheflShingrnortalitycoerficientatO.948. (2)UtHizingtheparameters,B.isu(血kiilspopulationoflateyearsattheflshinggroundsoLrlBARAKIwasestimatedas326 (3)Utilizingtheparameters,theyieldAPer−reCruitmcntforthestockofB.isaoTakiiwascalculatedwiththepossibleage range offirst capture and fishirlg mOrtallty rateL Andisopleth djagram shows the optlmum COndition of%SPR occurs Whenthcva】ueortheageentryis5andthevalueofthe膏shingcoefncientis()・20rthevalueoftheageentryis7and thevalueoftheflshingeoefflCientisO.6. (4)Asapraetica】estimation,Whenthcva】ueorthefishingcoefflcientdecreasetoO.5fromO.948(thepreserltOne)under theeonditionthatthevalueoftheageentryis5(†heprescntone),theadvantageinyieldisexpectedtobcaninerease Of39%inpresentyield 7yearsafler. Key words二Whelk、YPR,%SPR,シライトマキバイ,資源管理 日 的 シライトマキバイβJ化て・川JJ椚 bdが〟かf は上にオホーツ ご」と称する。)である∴ 底びき網漁業は7月,8月を 操業禁止期間とする,牛聞10ケ月の操業を行っており, ク1句,北軸道,口本海,東北海域,常磐海域の砂泥底に 沖合カゴ漁業は底びき網漁業の禁l卜期間である7月から ′巨息するエゾバイ科に尿する肉食性巻き貝であり,茨城 HJ]のうち40 ロ閲を操業期閲としている。なお,沖合 県沖では水深50111から450mの範囲の海域に′′l二息し, カゴ漁業が本臼,七において本格的に行われ始めた〃汀土 特に水深350m付近を分布のl=心としている.:シライト 1992年以降である.二、 マキバイは,茨城県では3つの漁業椎額による漁獲利用 茨城県におけるシライトマキバイの漁獲量は,氷床試 がなされており,それらは沖合底びき網漁業(総トン数 験場の推計によれば,1994年の400トンをヒークにそ 20トン以恒)漁船による底びき網,以卜 ̄  ̄7・lり責_ と称 の後減少傾向にあり,2002年には最低の130トンとな する),小彗■雄酎船底びき網漁業(総トン数5トン以上20 りJ2003年は前年よりも増加したものの,2004年は再 トン未満の漁師に上る底びき網,地方名称板びき網漁業, び,過ム最低となる110トンの十二漁となっている.二 この 以卜  ̄板びき_ と称する‥)及び沖合カゴ漁業(総トン ため,漁業閑儒者からは急速な漁獲量の減少に対し,資 数5トン未満の浴岸小型漁船によるかご漁業,以「「か ※現在 茨城県農林水産部漁政課 購 択本 草・高橋 正和・岡本 成イ」 源状況の悪化が危惧されるようになり,資源管理措置の 必要性を求める声が高まっている。そこで即応的にシラ イトマキパイ資源の現状を診断し,可能な資源管理措置 について検討することとしたこ. 方 法 用いた試料は2003 年7月,調査船による那fpJl秦沖で のかご調査の採集物及び同年8月,調査船に上る茨城県 沖でのトロール調査の採集物である‥ 殻長組成の頻度分 図2 板びきと沖底のCPUEの推移 布から隼級分解して求めた成長式(根本(2004))をもと に,殻長別年齢別度数分布表を別途作成し,以後の解析 に用いた_.かご調査での採集物の年級別度数分イlrから, 完全漁獲加入年齢以降の生残ネS,全減少係数Zを求め た。廿撚死亡係数Mは,処女資源における推定寿命まで の資源重量の減少率から帰納的に推定した.=.以下順次, 漁獲係数卜,漁獲率Lを求めたほか,こう漁法の漁獲努力 量を標準化し,標準化漁具能やqを算出した一 漁獲対象 の推定資源量は,2〔刷)午から2(〕旧年までの直近過去4 叶聞の平均漁贈呈をもとに,これら資源特惟値から東湖) 図3 カゴ漁業のCPUEの推移 たこ 美た処女資源水準に対する現状の資源量水準の減少 割合を検討し,適止漁獲J工ノ」に/ついて検討を加えた._ なお,別途行/」た在地卸売ホ場でのシライトマキバイの 水揚げ漁獲物の調査結果から,いずれの漁法によっても 結 果 漁獲物の殻長組成はほぼ7nmm以上のも)ので構成され (1)資源特性値の推定 水産試験場推計による茨城県の漁法別シライトてキバ ており,漁獲時期にかかわらずこの傾向は一定であるこ イ漁獲をまとめた(表日._ 仲店,板びき,かごの各漁 とが確認されている′ 二のことは,複数の漁業者からの 法によるシライトマキバイ漁獲量の ePUE をみるとい 聞き取り調査から,従来から殻長 70mm 以下のシライ トマキバイについては,自主的に,船上にて漁獲物中か ずれ‡_)減少傾l占1にあった(図1.2.3)_ らある程度の選別をてf ̄い,再放流していることによる≠) 350000 げ ̄)と確認されている√ : □板びき□沖底囚かご 300000 以下の資源量計葺針二川いる漁獲統計値は,漁獲量の変 ︵プ面感虔 250000 化の傾向から判断して,近隼大きな減少傾向がみられは 200000 150000 じめた,直近過よの4年間,/〕去り2000年(平成12勺二) 100000 から20(〕3年(平成15年)の数値を用いた 50000 ■ I ■ ;■ l l 【 」 0 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 図1 シライトマキバイの漁法別漁獲量 表1 茨城県におけるシライトマキバイの漁法別推定漁獲量及び漁獲努力量 年 板C 根X 板C P U E 底C 底C孔 忙 底X かごC かご X か ごC R . 」 全漁獲 量 1996 1と 氾1 1 0 1085 138. 4 2428 41 59. 2 14 2 2 4 9 25 5 6 餅). 0 294, 787 1997 11141 1 854 130. 5 1 1 16 24 46. 5 16 1 3 0 9 25 64 5 2 . 4 273, 836 1998 95986 769 124. 8 15 6 13 75 208. 2 14 9 8 9 8 25 5995. 9 2 6 1, 496 1999 86509 914 94. 6 2 0 18 2 15 6 12 9 . 4 13 1 1 1 0 25 5 2 44 . 4 237, 80 1 2㈱ 62777 835 75. 2 18 75 9 16 6 1 13 . 0 15 2 6 2 2 25 6 10 4 . 9 2 3 4 .15 8 1 56018 1017 55. 1 18 69 1 203 9 2 .1 10 3 9 0 4 25 4 156. 2 17 8 , 6 13 2 (氾2 3! X 旧4 959 40. 8 16 2 4 4 17 4 93. 4 75363 25 30 1 4 . 5 13 0 . 690 2( X) 3 5418 1 990 54. 7 12 8 0 9 18 8 6 8 .1 93 477 25 3739. 1 16 0 . 467 20 板:板びき、底:底びき、C:漁獲量(kd、X:漁獲努力量(隻日) 茨城水.出析糾 40,17、5−1(2()(椙 茨城荘シライトマキバイげ〕資源管理方策びり奏討 49 次に,こi種輔C7バ兵法を標準化した漁獲努力量を求める 次に,全減少係数Zを推定するため,20()3年7月の ため,板ひきの漁獲努ノ」塁を基準として,沖底およびか カゴ調査に基づく,採集標本の隼齢別度数分布表を作成 二甘J漁獲努ノ」量を補甫係数により変換した._ 標準化した した(表:う).、 漁獲努ノノ竜(X=i,以いけ式に上り求めた 標準化した漁獲努力量X=(板びき努力量〕+ kl(沖底努力量)+k2(かご努力量) 表3 かご調査におけるシライトマキバイの年級構成数 年齢 年級構成数 補正係数は,各漁法のCPLFt三の′ト底CPⅢ三に対する割 1 符であるへ 2 3 4 5 1. 2 10 0 . 2 220. 9 5 6 5 19 . 0 14 6 9 . 4 7 8 373. 8 44. 0 kl=(仲店漁獲量/沖底努力竜)/(阪びき漁獲量/ 板びき努力量) k2=(かご漁獲量/かご努力量)/(板びき漁獲量/ 板びき努力量) 計算対象年毎にkl,k2求め,それらの平均値を算出 ( 20) した結果,標準化した漁獲努ノ」量は以卜のとおりとなっ これは用いた標本のうら,同一地点でのカゴ調香及び た Ⅹ=(仮びき努力量)+1.678(沖底努力量)+ 74.736 トlプ・一一ル調査の結果,採集個数が,カゴ調査では 2、If13 佃とたったのに対し,トヤプール調査では124個と,大き (かご努力量) 二れより標準化した漁獲努力量の配分比は な差があったこと及び,単 一採集手法(カゴ調査)に是 板びき:沖底:かご=0.304:(川98:n.598≒3:1:6 /jく牛級別度数分布を用いることにより,完全漁獲加入 となった このことは,かご漁業の漁獲圧力が相対的に 年齢以降の年齢)川資源量割含をより良く反映させるよう r糾、ことをホしていて) 考慮したたた−)である丁.二の結果,完全漁期加入隼齢は6 次に,シライトマキバイの殻艮別隼齢別度数分布表, 才,最大年齢は8才となり,現状の資源構成平均年齢は 午級別殻長度数分布表を別途作成し(根本ら(2()nd)), 6.332 才となった 完全漁期加入年齢以降の減少は,1 シライトマキパイの成長式を,根本(2004)による, 隼l吊の減少率を表しているも即とみなした.ノ ここから全 】ノ=Lt(nlm)=粗目44(1−じへト0.20Sj5(ト0.544)). 滅少係数/,生残率Sを,上井(l975)の平均年齢法に上 W=WL(ど)=n.nr汀)jI.Uへ2.64jh り求めた。その結果,生残率Sは,S=0.2Rりとなり, とし,そこから年齢別体重を求めた.(表2〕 S=e∧(−Z)→ Z=−Ln S,の関係式から,全滅少係 数/ほ\/=1.241,となった なお午級別度数分布の 表2 シライトキバイの年齢別殻長・体重 年 齢 殻 長 (m m ) 体 重 (g ) 変化率(傾き)から求める,対数回帰法に上れば,全滅 少係数/は,/=1.5359,となったが,二二では誤差が 1 11. 8 0 .2 2 34 . 1 3. 4 3 52. 1 10 . 4 臼然死亡係数Nlの推定にあたり,漁獲のない処女資源 4 66 , 8 20 . 0 を想定する場合,年齢別の資源重量は自然死亡の関数と 5 78 . 7 30 . 9 なることから,成熟開始年齢以降は自然死亡係数Mは一 6 88 . 4 4 1. 9 7 96. 2 52 . 5 定であるとみなし,成熟聞始年齢の資源量を,N=lnn, 8 10 2 . 6 6 2. 2 とし,成長式の体重からその資源重量を求めたうえで, 9 10 7 . 8 70 . 9 10 112. 0 78 . 4 11 115. 4 84 . 9 量の変化を求めた(表4,回4)r なお,高島ら(2006) 12 1 18 . 2 90 . 4 は,シライトマキバイC7り茂熱開始殻長サイズを雌で殻長 13 1 20 , 4 9 5. 0 14 122. 3 98 . 9 15 1 23 . 7 10 2 . 1 歳とした′_ シライトマキバイヴ ̄J寿命爪推定については, 16 1 24 . 9 10 4 . 7 成長式に上れば展人成長は130mm,年齢で2日才以上と 17 125. 9 10 6 . 9 18 126. 7 10 8 . 7 なるが,実際には,これまでに茨城県沖で採集されたシ 19 127. 4 1 10 . 2 ライトマキバイの設長測定の記録からは,ほ5mm を越 20 127, 9 111. 4 える例がきわめて少なか/_〕たことから,現実的な推定寿 少ないとされる平均年齢法の値を採用したノ 生残率SOを0.1から0.9 主で変化させて年齢別資源重 70mm としていることから,二二では成熟開始年齢を5 50 根本 孝・高橋 1仁和・岡本 成司 表4 生残率の変化に伴うシライトマキバイの年齢別資源重量の推移 年 齢 0 0 .1 0 . 2 0. 3 0 . 4 0. 5 0 . 6 0 . 7 0 . 8 0 . g 1 2 3 4 5 3 0 90 . 0 30 90 . 0 30 90 . 0 3 0 90 . 0 30 90 . 0 3 0 90 . 0 30 9 0 . 0 3 0 90 . 0 3 09 0 . 0 30 9 0 . 0 6 0 . 0 30 9 . 0 61 8. 0 9 27 . 0 12 3 6. 0 154 5 . 0 1 85 4 . 0 2 163 . 0 2 47 2 . 0 27 8 1 . 0 7 0 . 0 30 . 9 1 2 3 16 2 78 . 1 4 94 . 4 7 72 . 5 1 1 12 . 4 15 14 . 1 1 97 7 . 6 25 0 2 . 9 8 0 . 0 3 . 1 2 4. 7 8 3 . 4 19 7. 8 38 6 . 3 66 7 . 4 10 59 . 9 1 58 2 . 1 2 2 52 . 6 9 0 . 0 0 . 3 4 19 25 . 0 7 9 .1 193 . 1 4 0 0 . 5 7 4 1. 9 1 26 5 . 7 20 2 7 . 3 10 0 . 0 0 . 0 1. 0 7 . 5 3 1. 6 96 . 6 24 0 . 3 5 19 . 3 10 12 . 5 18 24 . 6 1 1 0 . 0 0 . 0 0. 2 2 . 3 12 . 7 4 8 . 3 14 4 . 2 3 63 . 5 8 10 . 0 16 42 . 2 12 0 . 0 0 . 0 0 . 0 0 . 7 5 .1 2 4 . 1 8 6 . 5 2 54 . 5 64 8 . 0 14 7 7 . 9 13 0 . 0 0 . 0 0 . 0 0 . 2 2 . 0 12 . 1 5 1 . 9 178 . 1 5 18 . 4 13 30 . 1 14 0 . 0 0 . 0 0 . 0 0 . 1 0 . 8 6 . 0 3 1 . 1 124 . 7 4 14 . 7 1 19 7 . 1 15 0 . 0 0 . 0 0 . 0 0 . 0 0 . 3 3 . 0 18 . 7 87 . 3 33 1 . 8 10 7 7 . 4 16 0 . 0 0 . 0 0 . 0 0 . 0 0 .1 1. 5 11 . 2 6 1. 1 26 5 . 4 9 6 9 . 7 17 0 . 0 0 . 0 0 . 0 0 . 0 0 .1 0 . 8 6 . 7 42 . 8 2 12 . 3 8 72 . 7 18 0 . 0 0 . 0 0 . 0 0 . 0 0 . 0 0 . 4 4 . 0 29 . 9 1 6 9 .9 7 8 5 . 4 19 0 . 0 0 . 0 0 . 0 0 . 0 0 . 0 0 . 2 2 . 4 2 1. 0 13 5 . 9 7 0 6 . 9 20 0 . 0 0 . 0 0 . 0 0 . 0 0 . 0 0 . 1 1 . 5 14 . 7 10 8 . 7 6 3 6 . 2 0 0 0. 0. 0 0 0 5 2 1 咽刷無駄 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0 5 3 3 2 − ヽ ヽ ヽ ヽ_ 熊  ̄T t ̄ 一 三 三 云_ 、 【、 【、 、 − −ニ ー ェヒ ・ 一一 0 月 0 0 0 0 0 5 一 一 一一 一 一 一三 . 喜一 一 一 一 一 三 皿 = 1▼ 一 一1 5 6 7 8 9 10111213141516171819 20 年齢 図4 生残率の変化に伴うシライトマキバイの年齢別資源重量の変化 命を,成k式から殻艮125mmに和ごjする16才 ̄としたrJ 兄に求めた標準化した漁獲努ノ」量X〔ハ平成12 から平成 表4から,Jf命到達咋期に資源重量が,1机の資源量の 15年の一平均値は,X=3124であるから,漁獲能率ル 51ヲ′‡一にまで減少する場合を,資源がほぼ消滅するとみな 標準化漁獲努力量Xとするとき,F=qXの関係式から せるもり ̄)とみなした場合,その生残率を推定すると,生 漁法能率q=F/X=0.94R/3124=().()003朋 残率soは0.7と0.8ゾ〕問にあることから,内挿法により, となるこ SO=0.746 となった,よって,自然死L係数Mは,M 以_1二から諸係数は次のとおりとなった。 =0.29〕となる._ /=−LTl(SOJ 什無死L係数M=0.293 現状の全滅少係数/かしこ」漁獲係数1丁を求めると,Z=1丁 漁獲係数F=0.948 −Mの関係式から, 漁獲年上=0.543 漁獲係数F=Z− Nl=1.241−∩.293=0.948 漁獲能率q一二0.000303 漁獲率宣=(F/Z)×(1−S)=(0.948/1.241) ′左仝漁獲l翔始叶齢:6才 ×(ト0.289)=().543 推定寿命:16才 ̄ となった, 茨城水試研執 40,ノ17∼5ノ日2006) 茨城産シライトマキバイの資源管理方策の検討 51 (2)漁獲対象資源量の推定 =15.518×10〈6 となる− 表1から,ンライトマキバイの過去4カ年の平均漁獲 量は156トンである仁 よって,漁獲対象資源量Pは,漁 ト5は漁獲対象資源と非漁獲対象資源に分けると, 獲量Yと漁獲率Eから,P=Y/E=156/0,543=287. 漁獲対象資源:\5×Q=14,587×10〈6 二日、ンとなり,市場調査から得られている漁獲対象資源 非対象資源:N5(1−Q)=0.931〉く10〈6 の平均体重41.6gと用いると,漁獲個数Cは,C=156ト となり,5才貝以卜の資源個数Nrま ン/41.6g=3.75*10人6佃となる。よって,漁獲対象資 N=(6.9n6+0,931)×10〈6=7.837×10′6 源個数Ncは,N c=C/E=3.75*10(6/0.5437=6.9 となる。ここに漁獲対象資源の平均体を11,6gを乗じる 06*10 ̄6個となる。 ことに上り」漁獲対象資源重量は326トンとなる。 漁獲物の殻長組成から見て,6歳以上は完全加入(利 (3)シライトマキバイの資源診断 用率Q=1)であるが,5歳はその一部が漁獲されている と判断できることから,5歳貝の利用率Qの推定結果は, 資源診断を行うにあたり,現状の巾生産量の減少率を求 漁獲物の殻長組成によれば最小殻長サイズは70mmtrであ めた。これは加入量を 一定とする仮定の元で,処女資源 ることと,表4の年齢別殻長度数分イlほ、ら,Q=0.91と の変動と現状の変動の場合の比較を,資源量,成熟個体 量,荏卵量(%SPR)で行ったもので,まず5才の資源量 ∵ ▲ を与えて,現状の牛残率の中で年齢別資源量を求め,そ ここで5歳貝の資源量をN5とするとき,t才貝(6≦t≦ 16)の漁獲対象資淑個数Ntはそれぞれ, こから産卵量を推定したものである。処女資源で蕃)同様 \tこ、N5(QS+(1−Q)SO)S〈(t−6) となるから,各年齢毎の とした(表5)rJ 資源個数はそれぞれ, 年齢別の成熟率として,高島(2006)による,成熟開始の N6=N5(QS+(1−Q)SO)sA(0) 殻良を70mm としていることと,その成熟個体率を引 N7=N5(QS+(1−Q)so)S∧(1) 用して,5歳貝の成熟率を0.3とした。また6才以降は 以卜順に, 成熟率は1.0とした, となる。 また性比は高島(2006),AmthonyS.llanoら(2003)から, 1:1とした。 よって合計は 年齢別殻長別の1個体当たりの産卵量は不明であるが, Nl=∑\t,(t=6∼16)=N5(QS+(1−Q)so)(∑S ̄t),(t 大洗水族館(2002)の飼育結果によれば,1個体当たり =0∼10) 10∧3のオーダー数の産卵量と推定されていることから, N16 ̄ ̄二 ̄N5(QS+(1−Q)SO)S【(10) ここで5歳貝の1個体当たり産卵量を1,000佃,6歳以 となる。ここで, Q=0.94 上については,加齢にともなう推定体重の増重率分を5 S=0.289 歳貝の産卵量に乗じて,l個体あたり確卵量としたrJ そ SO=0.7′16 の結果,処女資源に対し現状の資源量は36.8%,成熟 NL、=6.906×10∧6 であるから 個体資源量は22.6%,産卵量は14.9%となったrJ N5=6.906:く10人6/(0,31642×1.406468) 表5 シライトマキバイ処女資源に対する現在の資源量,産卵量比 現 在 未 利 用 資 源 S =0 . 2 8 9 M =0 . 2 9 3 F =0 . 948 1 0  ̄6 1 0 <6 年 齢 資 源 量 利 用 度 漁 獲 対 象 S O =0 . 7 4 6 M =0 . 293 成 熟 割 合 1 0 ▲6 10  ̄3 1 0 ∧9 1 0 ▲6 1 0 人6 1 0 〈3 1 0 人9 成 熟 資 源 個 体 産 卵 致 産 卵 i 資 源 i 成 熟 資 源 個 体 産 卵 産 卵 量 5 15. 518 0. 94 14_ 587 0, 3 4. 655 1. 00 0 2. 32 8 15 . 5 18 4 . 655 1. 00 0 2_ 32 8 6 4. 485 1 4. 485 1 4. 485 1, 359 3, 046 11 . 576 11. 576 1. 359 7. 863 7 1_ 296 1 1. 296 1 1. 296 1. 70 1 1_ 10 3 8_ 636 8, 636 1. 70 1 7. 347 8 0_ 375 1 0. 375 1 0. 3 75 2. 0 16 0_ 37 8 6. 442 6, 442 2. 0 16 6. 494 9 0. 108 1 0. 10 8 1 0, 10 8 2. 2 96 0. 12 4 4 . 806 4. 806 2, 29 6 5_ 5 17 10 0. 031 1 0. 031 1 0, 03 1 2. 54 0 0. 040 3. 585 3. 585 2. 54 0 4. 55 4 11 0. 009 1 0. 009 1 0. 009 2_ 7 50 0_ 0 12 2. 675 2. 675 2. 75 0 3. 6 78 12 0. 003 1 0. 003 1 0. 003 2. 9 28 0_ 004 1. 995 1. 995 2. 92 8 2. 92 1 13 0. 001 1 0. 001 1 0. 00 1 3. 0 78 0. 00 1 1. 488 ト4 8 8 3, 078 2, 29 1 14 0. 000 1 0. 000 1 0, 000 3. 20 3 0. 000 1 .1 10 1. 1 10 3. 20 3 1. 7 78 15 D_ 000 1 0. 000 1 0. 000 3. 30 7 0_ 000 0, 828 0. 8 28 3. 30 7 1. 3 70 16 D_ 000 1 0. 000 1 0. 000 3_ 3 92 0_ 000 0_ 6 18 0. 6 18 3. 39 2 10 . 963 7. 036 59 . 2 80 48. 4 17 0_ 226 0. 14 9 t o ta l 現 在 /未 申 2 1. 826 0, 368 20 _ 895 1. 048 4 7 18 8 根本 孝・高橋 正和・岡本 成司 (3−2)現状での適正漁獲の検討 現状の操業形態とは,殻長70mm以上 つまり5才 貝から漁獲を行っている状況を指すとしている。ここで, 8 0% 遥 加入量一定の元,漁獲係数Fを変化させることにともな \ L 60 % 柴 駄 40 % う漁獲量(YPR),資源量及び産卵量(%SPR)の変化を求 20% めた(図5,6,7)。これは表5と同様の計算をFの 0% 0. 0 0. 1 値を変化させて行ったものである。 0, 2 0J O . 4 0 . 5 0. 6 0. 7 0, 8 0. 9 7 漁倭係数 F O 9 8 7 6 5 4 3 2 1 ︰ 月 1 、 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 00 0一U 〓=#喋︶当叫聞索 図7 漁獲係数と資源量比の関係 現状の漁獲係数Fは0.948である。その結果から,産 卵量(%SPR)を50%に回復させるには漁獲係数Fは0,2 にまで低下させる必要があること,また残存資源量を 0−0 0・10−2 0.3 0_4 0.5 0.6 0,7 0.8 0_91.0 漁獲係数 50%に回復させるには漁獲係数0.4となること,一方で, 図5 漁獲係数と漁獲量比の関係 漁獲係数Fを0.5程度まで下げても,漁獲量の減少は 10%以下となることが判読できる。 次に漁獲開始年齢と漁獲係数の変化に伴う,漁獲量等 量域および産卵数(%SPR)の等量域を求めた(図8,9)。 なお表2から,漁獲開始年齢5才とは概ね殻長70mm 以上 6才とは概ね殻長80mm以上 7才とは概ね殻 長90mm以上とみなすことができる。 図6 漁獲係数と産卵量比の関係 0 . 30 1 0 .3 7 0. 3 7 0. 34 0 . 3 0 0 .3 9 0. 3 9 0 . 36 漁 0 . 3 1 0. 40 0. 4 1 1 0 . 3 8 獲 0. 32 0. 42 0 . 43 0 . 4 0 開 0. 33 0 . 43 0 . 4 5 0 . 4 2 始 0 . 34 0 . 45 0 . 4 6 0. 44 年 0 . 34 8 . 46 0▲ 4 8 0. 4 7 「 下 前 1 齢 0 . 35 0 .4 7 0. 50 0. 4 2 0 . 36 ■ 0 4 9 0 . 68 ■てf ヲ丁 0 . 37 0 .5 0 0. 54 0 . 53 0 ,3 8 0 .5 2 0. 56 0. 3 9 61 す 0. 54 0. 4= 1 0 . 5 7 ■ 0 . 64 6 . 0. 55 0 _ 42 5 0. 2 5 0. 2 1 1 0 . 18 0 .1 5 0 .1 2 0. 28 0. 24 0 20 ■ 0 1 7 0 .1 5 0 .5 1 0. 361 0 . 26 0 . 23 0. 5 4 0 32  ̄ 0 2 9 0 . 2 5 0 22 0 , 35 0 3 1 ■ 0 2 8 0. 24 0 . 3 7  ̄ d二 互0 0. 33 昔 : 拓 1 0 . 27 0 . 24 − 0 . 36 0 . 32 . 0 . 29 1 0 . 26 1 0 . 38 0 . 35 ■下 . 5 7 0. 4 4 日 石罰 − 0 . 37 0 .3 4 0 . 2 8 一石罰 ■ 0 . 74 0. 4 7 0 . 43 0 ,3 9 0 .3 6 0. 33 0 . 55 0 .7 8 0. 49 0 . 4 6 0. 市 0. 3 8 0. 35 0. 58 0 .5 8 ← 0 .7 9 0. 42 0. 6 1 0 .6 2 1 0. 44 ■下 . 5 7 l 0 . 59 ■す ( 汀 0 . 44 0. 6 3 0. 6 9 −6 . 万 0. 4 5 0. 65 0. 4 6 : 0. 67 0. 69 ■す ■ 汀 0 ・ 1 0 ・2 0 . 66 ! 0. 5 8 tt花 丁 0 . 49 ■ 0 5 2 .■笥 罰 0 . 43 0. 4 7 0. 48 0 . 44 − 0 4 7 1 ; ㌍′ ′. 5可 0. 8 1 0. 6 5 ■ 0 . 83 ∨ コツ. 59 i : ー下 . 亘る 0 5 1 ・I O 4 8 0 .1 7 ■ 0 1 9 一己訝 0 . 5 6 0. 5 3 O . 63 0 . 6 1 : 0. 5 9 _ _ 0 5 7 0 . 55 0. 48 0. 69 −「 て 0 , 84 0. 6 8 0. 66 0. 65 0 . 63 0 . 61 0 . 86 0. 7 3 0. 72 0 . 70 0 69 0 . 68 0 . 76 0 . 8 7 0. 7 7 0 . 77 0 . 76 0 .7 5 0 . 75 0 . 79 .‡望 受 l 0 . 82 0 . 82 0 .8 2 0. 8 1 0 .7 4 ■こ丁 ■ ・三十完 j 0 ,8 3 0・ 9 0 ‡ 0 . 87 0 . 87 0 .8 8 0. 87 0 − 87_ 0 .8 6 0. 9 2 0 .8 3 ■ ■ .9 0 0 ・3 I 0 . 4 一 」 ・ ′ ■ 一 一・ u 一 ■・・ 、・ O. 94 0 . 5 0 .6 0 .7 0 . 8 漁獲係数 F 図8 漁獲係数と漁獲開始年齢の関係における漁獲量の等量域図 0 .9 1 茨城水試研報 40,47∼54(2006) 茨城産シライトマキバイの資源管理方策の検討 53 7 漁獲開始年齢 6 8 2 . 1 70 . 7 ! 6 3 . 57 . 8 54 . 0 8 1 . 5 : 69 . 8 1 6 2 . 0 56 . 6 ′ 、 朋 ・ 52 . 7 宣、 8 0 ・ 9 : 68 ・ 9 l 6 0 . 9 55 . 4 5 1. 4 ‡ 8 0. 4 68 . O l 1 7 両 5 1. 1 ! ′ 48 . も 4 7. 1 45 二 7 . 8 ㌧4 7 . 4 4 5. 7 44 . 3 4 8 . 4 46 . 1 44 . 3 42 . 鋸 4 2. 9、 ■:二二 ヰ 1・ ・ 虜 、 ・ こ ■4 0 . r2 54 . 2 50 . 2 ■ 4 7 . 1 44 . 7 7 9. 8 67 . 5 8. 8 53 . 0 ・ ■ 4 8 . 9 4 5 . 8 Y4 . 3. 3 7 9. 2 6 6 . 3 5 7 .7 51 . 9 l 47 . 6 4 4 . 5 7 8. 6 ・.有言Tr 5 6 .6 50 . 7 : 4 6 . 3 4 3 . 1 4 9 , 5 ′ 4 5 . 0 .5 ∃ 4 8 . 3 4 1. 5 . 40 . 0 38 . 7 40 . 1 38 . 6 3 7, 3 ⊂ ■ 4 0 . 6 38 . 6 37 . 1 35 . 8 4 1 . 8 39 . 2 3 7, 2 35 . 7 34 . 4 4 3 . 8 ■ ′ 4 0 . 5 37 . 8 3 5. 8 34 . 3 32 , 9 4 7 . 1 ■ ∴ 4 2 . 5 3 9 . 1 36 . 5 34 . 4 32 . 8 3 1. 5 4 5 . 9 ■. 4 1. 2 3 7 . 8 35 . 1 33 . 0 3 1. 4 30 . 0 4 4 . 6 39 . 8 3 6. 3 33 . 6 3 1. 5 . 29 , 8 28 . 4 28 . 3 26 . 8 42 . 0 ノ 64 . 5 7 7. 5 6 3. 6 ≒ 7 6. 9 6 2. 7 l 7 6. 3 6 1. 7 5. 6 60 . 8 74 . 9 【罷 丁7 9 . 9 4 3 . 2 3 8 , 3 3 4. 8 32 . 1 74 . 3 58 . 7 8 動 三・ 4 1 二 9 3 6 . 9 3 3. 4 30 . 5 28 , 4 26 . 7 25 . 3 5 7. 7 7. 4 4 0. 5 3 5 . 5 3 1. 9 ■■琵 甘 26 . 8 25 . 1 23 . 7 3 0. 4 27 . 5 25 . 3 23 . 6 22 . 1 9 26 . 0 23 . 8 22 . 0 2 7 4 24 . 5 22 . 2 2 0 . 4 2 2 . 9 20 . 7 1 : ト 購 漁 ∨・ ■ 射 . . ■ 首 7 8. 0 7 3. 6 5 5. 5 牒 橘 . ′ 7 2. 9 5 6. 7 3 9 . 2 3 4 . 1 72 . 2 5 5. 6 3 7 . 8 3 2 . 6 7 1. 5 54 . 6 3 6. 5 3 1 2 70 . 9 5 3. 6 3 5. 1 . 2 9 . 8 2 6. 0 70 . 2 52 . 5 3 3, 8 2 8 . 3 2 4. 5 6 9. 5 5 1. 5 3 2, 4 2 6. 9 2 3. 0  ̄ 蕗 一 . 2 1 . 4 日 謁 . も■ 詭 耳 1 も7 17 . 6  ̄7 g . 岳 20 . 5 ■7 謁 ■ 17 . 4 17 . 3 15 . 8 15 . 7 14 . 2 0.1 0.2 0.3 0.4 0_5 0.6 0.7 0.8 0.9 1 漁獲係数 F 図9 漁獲係数と漁獲開始年齢の関係における処女資源に対する産卵量血 図8から判断すると,現状は表中右下隅に位置してお り,漁獲係数を引き下げ,かつ漁獲開始年齢を引き上げ 1 5 8㌔ ても,YPRは上昇しないが,漁獲係数0.5付近でもYPR い川 ヽ 13 0% の減少幅は小さく,かつ残存資源に対する効果も見込め 詔 − 12 0% ることから,効率的であるといえる。 図9から判断すると,現状は右下隅に位置しており, 産卵量(%SPR)を50%まで回復させるには,漁獲開始 年齢5歳の場合,漁獲係数0.2とする必要があるが,6 歳の場合は漁獲計数0.3,7歳では漁獲計数0.6.でも達 掛 と 1 1 0% ■ 1 0 0 ,i Y 9 0 1 8 0 % 7 0 Ii 年 成できる。しかし,年齢別の殻長はおよそ1センチの違 いであるので,実際の操業状況を考慮すると1センチ単 位で漁獲開始サイズを引き上げることは非現実的といえ 図10 漁獲係数の変化に対する漁獲量比の経年変化 る。 そこで,漁獲開始年齢を5才のままとし,漁獲係数を 考 察 現状から0.5まで低下させた操業を継続した場合の,将 茨城県沖合域におけるシライトマキバイについて,そ 来の漁獲量の変化率を求めた(図10)。その結果,漁獲 の処女資源に対する現状の資源量動向をみるとき,再生 係数を低下させた直後はいずれも漁獲量は減少するが, 産率が最大となるところが最大持続生産水準であり,そ 5才貝の取り残しが徐々に増加することから,3年後以 れは産卵量(%SPR)が処女資源の50%程度とみなすこ 降から漁獲量は増加に転じ,7,8年日頃にはほぼ安定 とが通例であることを考えると,現状の産卵量(%SPR) した。また,仮に漁獲係数を0.5に低下させた場合では は14.9%まで減少していることから,過剰な漁獲の状 現状より漁獲量は39%増加して,漁獲量は安定化する 態にあるといえる。 と推定された。 しかし資源管理の実施に当たり,漁獲努力量の削減幅 の決定は,生物学的条件のみならず社会経済的な条件も 考慮されるべきであり,関係者の合意形成がもとめられ るところである。 ここで試算として,漁獲係数を0.5に削減する場合を 検討してみると,現状の漁獲係数は0.948であり,0.5 54 根本 孝・高橋 正和・岡本 成司 に低下させることは,漁獲圧力を47.3%削減することで イ(蝕cc血〟椚ね。0打点f KIRA)の生殖生態について,茨 あり,現状の操業形態ならば,漁獲努力量を47.3%削減 城水試研報,40,29−34. することと同義である。また,漁法別の漁獲圧力の配分 比は,′ト底:沖底:かご=0.304:0.098:0.59g である から,底ひき:かご=4:6とみなせる。よって,底び 上井長之(1975)水産資源力学入門(4),(祉)日本水産 資源保護協会月報,5−17,127. 根本孝(2004)多峰形設定頻度分布の分解法による茨城 き側は相.9%,かご側は28.4%漁獲努力量を削減するこ 産シライトマキバイの成長推定,東北底魚研究, とになろう.= 二のときの実際の漁獲努力量の削減措置と 24,11−14. しての手法は,操業面積の縮小,操業期間の短縮,着業 隻数の削減などがあげられる。 根本孝・高橋正和(200(,)茨城県産シライトマキバイの 資源管理方策の検討,平成16年度茨城水産試験場事業 報告,9ト96. 文 献 Anthony S.Itano,KatsuakiFl函laga,Shigeru Nakao(2003) 大洗水族館(2003)平成14年度深海性有用巻き貝類の生 Reproductivecycleand size atsexualmaturltyOfthe 態に関する調査委託研究事業実績報告(茨城県水産試 COmmerCialwelkBuccinumisaotakiiin F:unka Bay. 験場委託). Hokkaido,Japan,J・Mar・BioL Ass・uK.83,1287−1294・ 高島薬二・安藤降二・高橋正和(200())シライトマキバ
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