「誰もが住みたいまち」の実現に向けて 10 上国の低迷やシェールオイル の開発等で原油の下落やEU 経済の不安定化の影響が考え られますが、若干不安材料が あるとしても、総じては大き な影響にならなければと思っ ているところです。 ﹁まち・ひと・しごと﹂ の創生 こうしたなか、平成 年度 当 町 の 予 算 編 成 傾 向 と し て、 歳入面ではアベノミクス効果 による法人町民税等増収や地 方財政対策の目玉となる普通 交付税に創設された「まち・ ひと・しごと創生事業費」の 活用等、十分分析しながら事 業財源の確保をすることとし ています。歳出面では、平成 年度補正事業との、切れ目 のない一体的な取り組みにお いて、当町の「まち・ひと・ しごと創生総合戦略」を策定 するとともに、既存の事業に 加え、新たな事業予算を確保 し、より多くの課題解消をす ることとしています。 下水道整備・学校耐震化・ 区画整理 27 とくに、平成 年度は、平成 年度からの第4次総合計画 の策定をまとめ上げなければ なりません。この計画は、当 町のまちづくりの総仕上げ的 な期間になると思われますの で、これからの大きな課題で ある人口減少対策、安心安全 対策等の基盤整備を最大限に 盛り込んでまいります。同計 画期間内に実施が難しいと思 われる長期的な施策について も、考え方だけでも盛り込ん でおきたいと思っています。 ての人口減少対策を随所に盛 「第6期介護保険事業計画」を 円滑に推進するとともに、教 り込みながら、継続事業であ 育については、教育委員会制 る公共下水道整備事業、学校 度が変わることから、新たに 施設耐震化事業、向洋駅周辺 土 地 区 画 整 理 事 業 を 中 心 に、 「総合教育会議」を設置して、 仮称 本町住宅・北部総合福 学力の向上やいじめ・不登校 ( ) 祉施設等整備、南小学校青崎 対策等にも最善を尽くしてま 東線整備、補助街路整備、道 いります。また、女性の社会 路 改 良、 橋 り ょ う 長 寿 命 化、 進出支援や少子化対策につい ふれあい福祉センターへの太 ても旧倍の努力をしてまいり 陽光発電システム設置等の施 ます。さらに、福祉の充実や 策を進めていくこととしてい 環境、安心安全、平和、人権 ます。なかでも、学校施設耐 等の既存の施策も維持発展す 震化は、予算上は国庫補助率 べく努力し、誰「もが住みたい まちづくり を が割り増しされる期限の平成 」引き続き追及 していく所存です。 年度で耐震化率が100% になる予定としています。ま た、広島市東部地区連続立体 ﹁第4次総合計画﹂の策定 交差事業の町域外区域も昨年 末の情報のとおり、前に進む 様相にあり、当町の向洋駅周 辺土地区画整理事業への支障 も和らげばと思っています。 新制度に順応した 行政サービス 27 ソフト面では、行政サービ スの形が大きく変化する「子 ども・子育て支援新制度」 社「 会保障・税番号制度 に」適切に 対応するとともに、5年に一 度 の 国 勢 調 査 を 実 施 し ま す。 また、平成 年度から始まる 2 27. 4. 1 広報ふちゅう 年度 財政課 ☎286 3-132 最近の国内経済 29 最近の国内経済は、緩やかな 回復基調が続いているものの、 昨年実施された消費税増率等 に伴い、個人消費等に足踏み状 況がみられ、アベノミクスによ る経済効果が十分に進展して い な い 状 況 に あ り ま す。 こ う した現状認識を踏まえ、昨年 末に、国は打開策として、消 費税率の %への引上げ時期 を平成 年 月から平成 年 4月に延期するとともに、地 方への好循環拡大に向けた緊 急経済対策に加え、人口減少 社会対策や東京一極集中解消 等 の 施 策 を 打 ち 出 し て お り、 一歩一歩安定化への道が開け るのではないかと期待してい るところです。 26 平成 年度の主な事業とし ては、今日の大きな情勢とし 27 27 一方で、ここにきて、発展途 27 10 平成 和多利町長が語る 施政方針 27 28 27 当初予算 会計別歳入歳出予算 一般会計 186億7945万円 (対前年度比21.4%増) 特別会計 123億746万4千円 (対前年度比5.4%増) ※特別会計は、土地取得・国民健康保険・下水道事業・介護 保険・後期高齢者医療の5会計の合計額です。 ◆一般会計予算◆ 県支出金 9億9908万4千円 分担金および負担金等 5億5805万7千円 3.0 5.4% % 町税 11.9% 地方交付税等 22億4145万1千円 39.3% 歳入 73億4126万7千円 186億7945万円 18.7% 町債 国庫支出金 公共・福祉事業など特定の目 的を行うために国から交付さ れるお金です。 消防費 5億9187万2千円 行政運営・税徴収などに使わ れるお金です。 議会費等 3億3477万5千円 3.2 % 民生費 7.9% 衛生費 総務費 40億5376万6千円 1.8% 消防活動・災害対策などに使 われるお金です。 14億8120万8千円 小・中学 校の耐震化、道 路 整 備な ど多額の費用がかかる場合に、国 や銀行などから借りるお金です。 21.7% 34億8582万5千円 健康・環境・ごみ処理などに 使われるお金です。 8.3% 34.2% 歳出 10.6% 186億7945万円 15億4059万5千円 公債費 過去の町債(借りたお金)の返済 に使われるお金です。 19億7963万円 3 27. 4. 1 広報ふちゅう 町民税・固定資産税・都市計画税等、 みなさんが納めるお金です。 福祉の向上や子育て支援など に使われるお金です。 63億9032万1千円 教育費 小・中学校の耐震化、学校教育 やスポーツ振興などに使われ るお金です。 35億1468万円 15.2% 18.8% 土木費 道路・橋・町営住宅などの整備、 維持に使われるお金です。 28億4636万9千円 「ヒューマンフェスタ2015 in府中町」の開催や啓発冊 子の発行、啓発紙芝居の実 施等、人権啓発を推進しま す。 健康づくり事業 「第2次健康増進計画・食育 推進計画」に基づき、健康 マイレージ制度や水中運動 を活用した健康づくりを実 施します。 155万4千円 555万9千円 町営住宅改築等 事業 小・中学校施設 耐震化事業 「町営住宅長寿命化計画」に 基づき、青崎東住宅1号棟 および2号棟の外壁改修を 行います。 避難施設整備事業 避難所となっている公共施 設に、マンホールトイレ(マ ンホールの上に設置する簡 易トイレ)を設置するため の実施設計を行います。 主要事業 人権推進事業 第3次総合計画の5つの柱ごとにまとめました。 安心 な暮らし心地 のために 健康づくり事業「わくわく♪ベビースイミング」 1007万7千円 引き続き中央小の校舎改築 工事を行い、年度末の完成 を目指します。また、府中 中の校舎耐震化工事に着手 するとともに、緑中の校舎 耐震補強工事を行います。 男女共同参画 推進事業 公民館活動事業 中央小新校舎完成イメージ 図書館活動事業 男女共同参画講演会(研修 会)の開催等により、意識の 啓発を行います。また、男 女共同参画推進懇話会を開 催し、男女共同参画プラン に関する各種施策の点検お よび評価を行います。 個人や地域の課題に応じた 学習機会の提供や、地域と の連携・協力の推進、また ボランティア活動の支援等 を行います。また、府中公 民館では、開館60周年記念 事業を実施します。 住民の学習・読書意欲に応 えられるよう利用度の高い 資料の充実を図るととも に、子育てを応援する図書 館として、特に子どもの読 書活動を推進します。 19万5千円 228万9千円 1327万1千円 充実 23億9937万4千円 した暮らし心地 のために 3844万8千円 広報ふちゅう 27. 4. 1 4 向洋駅周辺 土地区画整理事業 町内の南北を結ぶバス路線 「つばきバス」を引き続き運 行し、公共施設との接続を 図り、住民生活の利便性を 確保します。 南小学校青崎東線(延長300 m、幅13m)の道路拡幅に伴 う用地取得および物件移転 補償を行います。 桃山第10踏切付近の暫定交 差点改良やパチンコトー ヨー跡地の基礎杭撤去を行 います。また、向洋駅南側 の本格的な整備に向けた物 件移転補償と、減価補償用 地の再取得を行います。 4億4811万1千円 8億1626万4千円 3569万6千円 便利 南小学校青崎東線 整備事業 な暮らし心地 のために コミュニティバス 運行事業 広域ごみ処理施設管 理運営費負担金事業 ふれあい福祉センター 改修等事業 福祉避難所である「ふれあ い福祉センター」に、停電 時でも電気供給が可能とな る再生可能エネルギー設備 (太陽光発電システム)を整 備するため、実施設計を行 います。 253万円 災害に強い山林を形成する ため、間伐事業を重点的に 強化します。 公共下水道の整備を促進す るため、清水ヶ丘・桜ヶ丘 などで、延長2398.7m、面 積7.2ヘクタールの面的整 備を進めます。 250万1千円 4億6503万1千円 企画調査事務事業 (仮称)本町住宅・北部総 合福祉施設等整備事業 消費者の安心と安全を確保 するため、相談、あっせん、 啓発活動等を継続的に取り 組み、消費者行政を推進し ます。 平成28年度からの中長期的 な指針となる「第4次総合 計画」について、関係機関 等との協議を重ねつつ、策 定を行います。 町営住宅、児童センター、集 会所を兼ね備えた複合施設 の新築工事に着手します。 (本町5丁目府中大川沿い) 261万3千円 3411万4千円 1億3150万7千円 27. 4. 1 広報ふちゅう ある暮らし心地 のために 5 公共下水道 整備事業 愛着 消費者啓発事業 府中の森づくり 事業 快適 5億1918万3千円 な暮らし心地 のために 安芸地区衛生施設管理組合 で共同処理する、ごみ焼却施 設の設置、管理および運営に 係る経費を負担します。ま た、プラントの長寿命化工 事を平成27年度から3年間 で行います。
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